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アナフィラキシーショック

春は出会いと別れの季節です。一人暮らしをさせるのでエピペンを持たせたいとか今まで食べたことがないので不安だからもたせたいとの電話が何本かあった。エピペンは有効期間が短く高価です、シダトレンの初回30分間の院内で経過観察が始まるとボスミンかエピペンどちらか必需品となります、いんないなら絶対ボスミンです、歯科の医療機関ではエピペンのようです。歯科医はエピペンの初歩を患者さんにすることはできませんが院内に在庫を置くことは講習を受ければ可能です。歯科医院でも麻酔薬、ラテックスなど危険はいっぱいです。歯科用の麻酔薬の使用量は500万本以上で50人前後がアナフィラキシーを発症しているそうです。折角エピペンをお持ちの方は抜歯などで歯科へ行くときには携帯しましょう。つまりアナフィラキシーショックの対策として保険適応になったエピペンを所有する人が増えている、アナフィラキシーショックになると心停止までの時間はどれくらい余裕があるか?薬物では投与経路にもよるが5分、蜂に刺されたときには15分、食物の場合30分とのデータが出ていました。春といえば修学旅行です。一生の思い出です。学校医をしているところで教職員の方を対象とした説明会をさせていただく事となりました。管理する温度は15度から30度です。以前おひとり説明不足で冷蔵庫に入れた方がおられました。有効期限大変短いのでご注意ください。

国民皆保険

国民皆保険は当たり前になっています、国民皆保険さらに手厚く姫路以外の近隣では中学校卒業まで医療費0円の街があります。白内障手術で遠近両用レンズを選択すると完全自由診療となり100万円かかるそうです。保険診療ではありえない高額となります。眼科のレーザーは大幅原点になります。更にアレルギー領域ではエピペンの在宅自己注射も大幅原点となります。そして抗アレルギー薬のスイッチOTCの進行はとどまるところ知らず、国民皆保険を守るための施策のように進行しています。昨年来られたアレルギーの方が昨年の薬をどうであったか覚えていることもあればすっかり忘れていることもあるようです。EPA製剤のようにスイッチOTC化しても医療機関の受診を求める薬もある。今日来られて方も興味深い話をいっぱいなさっていました。インフルエンザウイルス感染症と言われましたが信用できなかったのでもう一軒キットを受けに行った。もう一軒でもやはり陽性だったのでこんなインフルエンザもあるのかと思った。社保や国保が縦覧突合検査をしていることなど患者さんはしる由ない。インフルエンザのキットは医療機関が変わらないと一医療機関で2回キットすると査定されてしまう。会社によりキットの性能が違う。2分待てばよいものもあれば8分待たなければいけない。しかも以前よくあったキットを施行した患者さんが帰った後インフルエンザのキットにうっすらとAやBに線が入ることは今では陰性と判定することになっています。私たちの医療は自由診療ではないのです保険診療です。今、私は療養病棟です。当直です。この寒さいやです。弱者の患者さんは寒さで弱ってしまうからです。包括化医療の中でできることは限られるが患者さんの要求は高い。花粉がいっぱい飛散していること人あっているが花粉症の患者さん軽い人が多いです。