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石膏桔梗湯はどこ行った

コタロー漢方製薬には不思議な名前の漢方薬があると講演会で演者さんがおっしゃる。漢方エキス製剤で桔梗といえば桔梗石膏と桔梗湯がある。桔梗と甘草で桔梗湯、桔梗と石膏で桔梗石膏。桔梗石膏はなぜ生薬の量が少ない桔梗が前に来るのか。量的に多い石膏が後ろなのか。麻黄湯は麻黄が主役だから麻黄湯のなったらしい。桔梗石膏ではなく石膏桔梗湯では何がいけないのか。こんなこと考えるのは賢い人だけです。また葛根湯辛夷川芎の川芎が先か辛夷が先か。コタロー漢方製薬以外は葛根湯川芎辛夷コタロー漢方製薬のみ葛根湯辛夷川芎。コタロー漢方製薬のみ葛根湯辛夷川芎なのは最初に販売したのがコタロー漢方製薬そのあと偉い先生が葛根湯辛夷川芎と名付けたので他社のものはそれにならって葛根湯川芎辛夷のなったそうです。という話を講演会で効きました。エキス製剤の一部の番号が異なるのはなぜか。私にはわからないことがいっぱいある。

漢方薬はもうかりません。

小児漢方懇話会で公立陶生病院でせんじ薬で診療されていた山口先生のお話は興味深い。現在兵庫県姫路市では保険診療でせんじ薬は保険で処方できる薬局は一か所だと理解している。しかしよくもまあせんじ薬なんか新たに処方できるなあと思う。私は当帰まつ、内田のコウイMだけで逆ザヤはドキドキする、太っ腹な調剤薬局ができたものです。よそで聞いたところでは聞いたところでは逆ザヤ生薬を自費診療にして別の日に処方しているところもあるときいている。人参や柴胡そしてオウゴンは逆ザヤ、出せば出すほど赤字経営になる。剤盛堂や本草が倒産したことを見ればわかる。刻み生薬でせんじ薬を出すうえで逆ザヤは一番の問題点です。ところで松浦薬業から封書が来た。中を開けてみると製造工程が厚労省に届け出ている通りではないので出荷をすべて止めたというお話が記載してあった。念の為電話したところ電話でも核にできたら出荷可能とのことでした、松浦薬業のMRさんみんなよく勉強している。昔薬剤師免許を持ったMRさんと一緒に東京で勉強したのが懐かしい

辛開苦降

呉茱萸には辛苦熱の性がある。辛苦は辛開苦降につながる。わかった何で呉茱萸があたためるのに気を下すか。以前から不思議でずっと考えていたが生薬学の中国の教科書に記載がある。辛開苦降の働きで熱の性質がある呉茱萸に気を下す働きがあるんですね。呉茱萸には散寒止痛、散寒燥湿、下気、疏肝散寒、助陽止瀉の働きがあるようだ。下気と記載がある。逆気をおろし肝寒で胃を犯す嘔吐に良い。しゃっくりや嘔吐のベクトルを下向きに誘導できる。辛開苦降といえば半夏瀉心湯の言葉と私は理解していた。ミカン科の呉茱萸には不思議な働きがある。おなかを温めて寒を散じて肝の滞りを解くとの記載がある。麻黄の代わりとなる生薬はない、同じく呉茱萸の代わりもないと考える。先週から生物製剤ゾレアの講演会が姫路商工会議所で続く、しかし私は漢方薬が好き。ゾレアも日本で発売後10年、シリンジ型製剤が発売された。IL-5に負けることなく頑張ってほしい。誰か気管支喘息でなくじんましんでゾレアをという人はいないだろうか。シリンジの登場で攪拌機をお借りしていたが返す日も近い。学術講演会に先週は昭和大学の教授が姫路来られ、今週は名古屋市立大学の教授が姫路に来られる。すごい。

呉茱萸

呉茱萸はごしゅゆと読みます。小さなミカンのようなものです。呉茱萸は不思議な存在です。呉茱萸は温めるのに気の巡りは下向きです。温める薬は気を上向きベクトルに誘導することがあたりまえです。生薬のお話はかなり空想的です。下の方が冷えて上の方に虚熱がある状態です。頭痛や肩こりで足が冷えて顔はカッカする人にかなり当たります。まずい呉茱萸湯。しかもジュンコウのエキス製剤を使っているからおいしくない。呉茱萸湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯、11味入っているが九味檳榔湯には呉茱萸が入っている。片頭痛に呉茱萸湯というキャッチコピーがないのは冷えに配慮することが必要な処方だからです。呉茱萸湯に比べて九味檳榔湯の呉茱萸は飲めない人が少ないと仙頭先生がおっしゃっていました。ジュンコウの呉茱萸湯はトウモロコシでんぷん入りです。賦形剤が乳糖ではありません。片頭痛とかしもやけなど足は冷えるが上の方つまり顔面で大騒ぎの状態に良いようです。陽虚で熱が上浮した状態で脾胃や肝の冷えた状態に使います。もともとの実熱に使うとのめない生薬です。

リウマチは漢方適応外

リウマチは3カ月たってだめなら、抗リウマチ薬となるが時々舞い込んでこられる。ステロイドの内服も無力な関節の変形。漢方薬の麻黄や石膏での消炎はステロイド内服に比べてもっと弱い。リウマチは普通の関節炎とはちょっと違う。認知症では漢方薬の出番が。定の割合である。風邪をひいても大変なことになる免疫抑制剤と漢方薬を天秤にかけるのがちょっと無理です。ステロイドの内服でも関節の変形を止めることができない。だから免疫抑制剤を進めることになっているが漢方薬で何とかと思われるみたいです。麻黄と石膏で消炎そして附子で温めることで痛みをとる。リマチルやレミケードとは次元が異なる。曲がった指は戻らない、関節変形を食い止めるには漢方薬ではない。ステロイドの内服も痛みを止めるだけ昔は漢方薬でもよかったがリウマチ専門医へ行くようお話しています。一方痛みが強い病気特に一部の線維筋痛症は漢方薬でもかなり効く、頭痛なら大抵は漢方薬単独で行ける。だから消化性潰瘍を起こすロキソニンには最近縁がない。

何が何でも漢方薬とは思いません

昔はアトピー性皮膚炎を漢方薬単独で治療してと言われ困った。現在の処方の内容は柴胡加竜骨牡蠣湯の刻みです。目には角膜潰瘍があるではないか、視力も0.5ぐらいで矯正できないなんて重症のアトピー性皮膚炎患者さんが多く見えた。私のクリニックは漢方薬だけ処方してくださいという方が多い。ところがご近所でたまたまお越しになると漢方薬以外でお願いねといわれる。アップルパイにはシナモンとリンゴが入っている。桂枝を使ったエキスはリンゴジュースで飲むとよい大阪の坂崎先生は常におっしゃっているがすごい発想だ。私なら京都のおたべは小豆が配いているから姫路名物御座候のあんこにまぶそうかと思う。甘いかからいかいずれかの濃い味でごまかす作戦です。自分自身が何でも漢方薬は飲めるので難しい。ニキビや月経困難症の女性も錠剤が希望とよく言われる。大人でも混ぜてゴマかす漢方薬は使えそう。そこまでしてといわれる。サプリメントにお金をかけるなら漢方薬は保険適応です。日本臨床眼科学会でも東洋医学のセッションはサプリメントにとってかわられた。いまや学会上の外で日を変えて行っている。ダブルブラインドテストをしていない漢方薬、いろいろ試しているといわれると漢方薬が効いているかどうかわからない。

朝鮮人参と紅蔘

時代劇で登場する元気の薬朝鮮人参、お種人参、薬用ニンジン。正官庄の紅蔘まつは韓国の人参公社が作る秘薬。西洋ニンジンはカナダ産が良いみたいですがはくじんです。スーパーで売ってるのはせり科の人参で種類が違う。ツムラさんの紅蔘まつも使っているが主に正官庄の紅蔘末を使っている。八百屋でうっている野菜はせり科、漢方の人参はウコギ科。白い人参は白參、赤い人参は紅参はという。韓国の空港で販売して居るのは白參、紅蔘から皮をはがしたら白參らしい。紅参の皮とその内側にエッセンスがあるそうです。一般の紅参は中国産と4年物の信州の長野産を混ぜたものが流通しているらしい。紅参を一度作ると10年ぐらいは土を肥やすために次の苗を植えたらいけない。コーヒー豆といえば以前はブルーマウンテン。ブルーマウンテンはジャマイカのブルーマウンテン山脈でとれたものだけをブルーマウンテンと呼ぶように法律で定めている。今は節約志向で輸入が減りアジアの富裕層に愛されるようになっているようです。

ボルタレンやボルタレンによる上部消化管潰瘍

中医学の生薬では延胡索や芍薬そして附子が痛みをとる生薬です。OTCの漢方胃腸薬は良くできている。ロキソニンやボルタレンで潰瘍ができた出血で止血が大変困難とされている。私のところにお越しの患者さんは最近漢方薬が服用できる患者さんばかりになった。呉茱萸が入っていても黄連が入っていてもみんな服用できる。漢方薬を使い始めたころはこれまずくて飲めないといわれたが最近は全く服用できなくなった。最近はお薬の使い方が2000年からは系統中医学・いまは関西系統中医学で学んだ内容が中心になっています。さらには国際中医師試験向けの内容も役立っています。ロキソニンやボルタレンを1週間使うだけでつまり1カ月や3カ月も使わなくても胃潰瘍や十二潰瘍指腸潰瘍は起こるそうですよ。さらにはボルタレンの腸溶錠であるボルタレンSRも同等だそうです。粘膜保護剤を一緒に服用したら潰瘍が減るとのEBMはないそうです。PCABでないとPPIでは弱い。PCABは今は日本にはタケキャブの一社しかないかが韓国では日本メーカーが韓国発で製造承認を受けているらしい。タケキャブは海外で2か国販売しており、壱か国製造承認が下りている。

四物湯

桂枝加芍薬湯と四物湯で神田橋処方です。神田橋処方には謎が多いようです。なぜ子の処方が神田橋処方に基本になったかはわからないそうです。処方になったか普通四物湯は単剤で使う処方でない。その四物湯を関西系統中医学講座の生薬処方解説編で仙頭先生が解説されました。これがたいへん私には理解しやすいからご紹介いたします。地黄は一番血を補います、一番重い膩の性質の性質を持ちます。胃もたれしやすい。地黄を四物湯から抜くと補血の意味が小さくなるそうです。血中の気薬といわれる川芎は上向きのベクトルで血と気を上げます。だから血中の気薬といいます。当帰は補血よりも活血してぐるぐる血を回すそうです。芍薬は粛降作用があり補血と補陰の働きをします。以上のような解説がとても分かりやすかった。来年も3月をのけて関西系統中医学講座に参加したい、可能ならエキス漢方ZtoAにも参加したい。

当帰と川芎

有名な蔭山充先生が講演会で座長の先生から突っつかれて先生の診療で特徴的な薬はと聞かれたら当帰と川芎の生薬末を女性には多用しているとおっしゃっていました。そこで私は高砂の当帰と川芎を使おうと意気込んだが逆ザヤです。今の時代多くの生薬は逆ザヤ。調剤薬局は売れば売るほど赤字、患者さんはまさか赤字の出血大奉仕を調剤薬局さんがしてくださっているとは思ってないやろね。そう思うとなかなか使えない。関西系統中医学講座テキストで当帰と川芎の入った方剤を集めてくださっていたのでパワーアップのために当帰芍薬散、抑肝散陳皮半夏、抑肝散、女神散、温経湯、防風通聖散、五積散に当帰と川芎が配合されている。芎基調血飲は地黄が入ってます。今後は赤字を出すがこのようにもともと当帰と川芎が配合されている方剤には生薬末を配合してみたい。ちなみに当帰は血をぐるぐる回すイメージ、川芎は血を上へ上げるイメージだそうです。川芎茶調散の川芎や十味敗毒湯、清上防風湯,冶頭そう一方冶打撲一方酸棗仁湯があげられる。何となく川芎の使い方が見えてきました。私は2000年4月から東京に通い系統中医学講座で学んできました、それでも毎回毎回新鮮に話が聞こえます。系統中医学講座が進化し続けているのか私が講演を聞き分かったと思た感動だけで実についていないのか誰もわからない。系統中医学講座の講演を聞き明日からの診療に生かすことははライフワークです。

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