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水痘ワクチン

水痘ワクチンが定期予防接種に組み入れられたのはちょうど一年前です。水痘ワクチンはもうすぐ定期予防接種化されて一年です。早くも水痘が減っているそうです。予防を続けるには十年に一回ぐらい水痘ワクチンを接種するとよいそうです。破傷風トキソイドワクチンと同じです。1974年に阪大微研で高橋先生により作られたワクチンです。WHOが認める唯一のワクチンです。眼部帯状疱疹においては抗ウイルス剤を72時間以内に投与することが大切であるとされています。HUTCHINSONの法則をご存知の方は多いと思います。鼻の頭鼻尖部に水泡性病変があれば眼病変が増える。角膜病変が7割虹彩炎が5割と怖い病態です。発疹が先行するのが普通ですが無疹性疱疹も多く存在します。ただひたすら目が痛いと患者さんはおっしゃいますがCTをとっても何も異常が出ません。眼部帯状疱疹は三叉神経一枝領域の病変です。全帯状疱疹の1から2割に眼部帯状疱疹がみられる。半数以上に眼病変がみられる。体幹部の偽腹壁ヘルニアという合併症もある。便秘と皮疹が出現したところに一致して盛り上がりができおなかの中の病気と勘違いすることはありうるでしょう。急病センターの出務が終わりました。疲れが残っています

マイナンバー制度が始まります

税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度は2016年(平成27年)1月に制度が開始されるそうです。。2015年10月から個人への通知が行われる。医療へもそのうち波及してくる予定です。医局のナンバー制度も話題になっていますが今は威力は衰退しています。臓器別に代わっています。行政の手続きが早く簡単に正確に行えるようになります。事業主は行政手続きのため従業員のマイナンバーを扱うようになります。社会保険制度や税金では源泉徴収において従業員からマイナンバーの提出を受けることが必要になります。事業主は大変です。メリットとしては給付金の不正受給を防止できるようになるそうです。事業主としては個人情報を扱うわけですから従業員にマイナンバーの利用目的をお伝えする必要があります。源泉徴収、雇用保険、源泉徴収票の作成従業員から毎ナンバーを取得するにはマイナンバーの間違いがないかそして身元確認を運転免許で行う必要があります。顔写真がついている個人番号カードと10になって届くであろう通知カードか運転免許証などで確認を行うことになります。マイナンバーの管理には鍵がかかる引き出しや棚が望ましいそうです。パソコンはインターネットにつないでないものがよさそうです。従業員の退職や契約満了などでマイナンバーが不要になれば事業主は破棄することを求められています。いよいよお盆も最終日です。そろそろ急病センターへ出務です。頑張ろう。

MRSA結膜炎にコリナコール点眼液

バンコマイシン!vを生食100mlに溶かして点眼してもMRSA結膜炎が治らないときどうすればよいのでしょう。角膜障害を起こしてしまいバンコマイシンの自家製剤の点眼はを使うことができない。眼科ではクロランフェニコールの配合された点がある。コリナコール点眼液です。クロランフェニコールとはいわゆる一つのクロマイです。クロマイは再生不良性貧血という重症の副作用のため全身投与は行われていません。だからMRSA結膜炎に効くのです。しかし聞くところによるとバンコマイシンはオーファンドラッグとして発売されているのは眼軟膏の剤型です。全例登録制です。最後の手段と思います。当然ですがベストロン点眼液やレボフロキサシン1.5点眼液は使っています。まったく乳白色の眼脂は収まるところを知りません。乳白色の眼脂はまだまだ大量ですがコリナコール点眼液を用いて1週間経過してお盆に診療したところ球結膜の充血が改善してました。古くても希少な薬があります。安くてよい薬を日本国民は欲している。ジェネリック専門メーカーはもうからなかったらすぐに供給しないということはやめてほしい。

ためしてガッテン

健康に関する番組で一番反響が大きいのがためしてガッテンです。このたび白内障についての特集があったのでやはり反響があった、一番困るのがマルチビタミンが有効との話です。もうとっくに総合ビタミン剤は保険診療では処方できないのに欲しいと患者さんがおっしゃいます。ドラッグストアで購入していただくようにお話をしています。もともとお越しの方には夏バテで総合ビタミン剤を欲しいといわれたらドラッグストアでの購入を勧めています。栄養補給目的のビタミン剤投与はもうとっくに行われていないはずです。テロップでマルチビタミンは保険給付されない旨のテロップが流れるとよかった。もしビタミン剤が保険で給付されたらいつかは縦覧突合検査で引っかかる。眼科では本当に保険で認められる薬が少ない。抗VEGF抗体は適応があるがアヴァスチンには保険適応がない。ビタミン剤を希望される方のためには保険はずしをしてしまうとよいかもしれません。うがい薬も単独では処方できなくなっています。うがい薬の保険外しも時間の問題です。白内障の原因は酸化ストレスですさらにステロイドの薬、目の手術つまり緑内障や硝子体手術が挙げられます。ところで日本は医療水準が高いがアフリカやインドへ行くとCOUCHINGという白内障手術が行われています、恐ろしい手術です、消毒もほどほどに針で白内障になった水晶体を針の先で着くそうです。今日は急病センターで眼科の診察です。お盆休み最後の日です、忙しいでしょうね。明日受診するほうがよい病気もいっぱいあると思います、弁当はおにぎり3つです。