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比叡山千日回峰行

行く道は精進にして忍びて終わり悔いなし。比叡山千日回峰行で有名な故酒井雄哉師のお言葉です。取ったそして取られた、人間は生かされている。誰のものでもない、栄えるものの必ず滅ぶ。失敗の人生から千日回峰行に挑み時の人になった。私利私欲がなく体力も気力も充実した大阿闍梨酒井雄哉師でも100歳まで生きていない。私はたまたま平成3年の9月の台風の日に勤務先の病院を休み比叡山の会館でで過ごした。すごい音で木々が折れていった。翌日、比叡山を下りるときには台風一過の秋晴れでした。回峰行者さんはこんな日も歩くんだと感動した。平成3年の4月に比叡山で三塔巡拝という行事に参加した。別名一日回峰行として知られている。横川の行院を出発して昼間に回峰行者様と同じ道を歩いた。参加者はみんな晴天の昼間に千日回峰の道を歩き解放行者の偉大さに感銘を受けた。行者道というのは道があるが木が倒れてそのままになっているところもあるもちろんアスファルトなど全く敷いてはない。今では良い思い出です。一緒に行をした方でご存命の方はほとんど天台宗の寺院で住職なんだろうと思います。寺に生まれた私は今医師の仕事で手いっぱいです、行院では便器を素手で掃除する。医療従事者としてはしてはいけないことです、必ず手袋をつける。世の中はばい菌だらけSTANDARD PRECAUTIONです。そもそも医師である私が便所掃除をすることは一般社会では要求されることはない。私もあと幾年生きているかわからない。回峰行はNHKで何度も放映されているからご覧になった方は多いと思います。私の父は今年87歳になります、酒井雄哉氏がなくなられた年齢と同じ年齢になります、同じ天台宗の大僧正です。夏になると元気がなくなる。今年は暑い。署邪と湿邪がきつい。がんばってほしい。酒井雄哉師のつまは自殺された、これが得度への入り口だったといわれる。医師はみんな科学者だから宗教なんて非科学的と宗教をさげすむ。オーム真理教の林死刑囚は慶応の医学部まで出てもったいない。