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再生医療

25年後の日本は4000万人の人口減少が起こるとされています。先日、マスコミにもよく登場される先端医療センター眼科の高橋政世先生の再生医療の講演に感動しました。そして東京歯科大の島崎潤先生のお話に時代の流れを感じました。島崎潤教授の話は角膜移植から再生医療に変わっていくとのことでした、では角膜移植がなくなるかといえばそんなことはないとのことです。時代の流れといえば角膜移植が全層移植からDESAKなどのパーツ移植に代わっています。そしてIPS細胞の出現で高橋政代先生は2005年から研究されているそうです。加齢黄斑変性(ARMD)のRPE移植では日本は他家移植で世界をリードしているそうです。ライト兄弟は1903年飛行機を作り、たった16年で乗客を乗せる定期旅客輸送業務に成功したそうです。再生医療も慎重を期してものすごいスピードで進んでいる。第一号の患者さんはARMDで抗VEGF抗体を硝子体に注射して0.3を維持していたが今は抗VEGF抗体を注射しなくても0.3の視力を維持しているそうです。眼科医になる人が極端に減少しています、これからは主治医にならなければ医師ではない。すぐに開業できる眼科・皮膚科から今の若い医師は内科志望になりプライマリーケア学会が人気となっています。時代はどんどん変わってゆきます。

アイケルビス点眼液

アイケルビス点眼液は人口涙液では無効な重症ドライアイに用いるシクロスポリン製剤です。アイケルビス点眼液は欧州で承認されています。海外では参天製薬が発売しているそうです。海外ではドライアイのコアメカニズムが炎症です。日本とは異なります。日本では参天製薬はシクロスポリン製剤のパピロックミニ点眼液があります。同じシクロスポリン製材でも濃度はどう違うか>MRさんに聞いてもきっと教えていただけないと思い調べてみました。薬剤・基剤・防腐剤の三つから点眼液は構成されます。防腐剤は無添加が良いに決まっている。コソプト点眼液、タプロス点眼液はミニムスという形でBAKフリーになりました。クーラーが入るとドライアイ患者さんが増える。参天製薬も関節リウマチの薬から撤退した。眼科医療費の5パーセントを占める抗VEGF抗体はその有効性は素晴らしいが患者さんの負担の面からも好ましくない。レーザー治療つまり網膜光凝固術との併用で医療が減るとよいと思います。いろいろな臨床治験でレーザー治療が進化することそして医療費を底なしに上乗せする抗VEGF抗体の使用が減るとよいと思います。あゆみ製薬は参天製薬から分社したんですね、参天製薬の株価が上昇していると眼科実践講座2015で話題になっていました。