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系統中医学講座9月は東京で受講します

系統中医学講座の東京での開催があと2年半で終了することが決まっている。関西系統中医学講座はこのまま継続するそうです。9月は久しぶりにお茶の水で受講することになりそうです。お茶の水を60分の昼休みにうろうろすることはとても楽しい。お金を払って受講している系統中医学講座のテキストが最後まで終わらないとおっしゃる人がいるのが関西の文化だと思いました。東京医療福祉専門学校や系統中医学講座で一緒に学んだ仲間が仙頭先生はよくもまあ休みをつぶして別の受講生に教えても何の得にならないことを全国に自らが創作し今なお進化している系統中医学を完成させてゆくため今なお日曜日に講演を続けておられます。関東人はよくもまあこんな目からうろこの話を教えていただき感謝の気持ちを持っていた。系統中医学講座で着実にステップアップしているのは仙頭先生自身だと仙頭先生に直接に無謀を承知でお話ししましたらにっこり笑って無言でした。今まで8月のアレルギー学会専門医講習会が6000円に値上げしてお茶の水の総評会館から東京駅から歩いて行けるJTタワーホール&カンファレンスに場所替えになりました。お茶の水や飯田橋を拠点にしていた系統中医学講座が終わってしまう残念ですが最初はオーバーヘッドプロジェクターでスライドもカラーでなく白黒のスライドも多かった。朝6時に姫路発ののぞみに乗車したら9時に東京につく、異常気象には勝てませんが何とかお茶の水に行けそうです。

小児肺炎球菌ワクチン

プレベナー13が登場して何が起こったか。プレベナー13の登場でSEROTYPE COVERSIONが起こりました。さらには大人の肺炎球菌感染症にもSEROTYPE CONVERSIONが起こりました。つまり定期予防接種として社会を守るワクチンとなっているわけです。SEROTYPE REPLACEMENTは集団保育・人口密度などの要因が絡んでいます。多糖体莢膜を持つ細菌を死滅させるには抗体の存在が大切です。多糖体抗原に対する抗体はIgG2である、IgG2は胎盤移行性が乏しい。新生児のIgG2は検出感度以下だそうです。また多糖体抗原はT細胞非依存性抗原であるため免疫が未熟な2歳未満では免疫応答が惹起しない。だから2か月から肺炎球菌ワクチンを接種しないといけない。ふつう生後6か月以内の発熱は入院になる。今日ロタ、肺炎球菌、ヒブ、四種混合ワクチンを同時接種した。大人でも怖いような同時接種が今は当たり前になっている。同時接種をすれば4回、同時接種をしなければ14回も予防接種に生後数か月のBABYを連れて行かねばならない。きっとお母さん方は所得制限有の医療費無料化よりもマンパワーが欲しいと思いますよ。

アシテアダニ舌下錠

アシテアダニ舌下錠の医師向けe-learningはいよいよ7月最後の週つまり来週始まります。アシテアダニ舌下錠が発売されるのは12月?だそうです。普通の薬は薬価収載即発売がパターンですがなかなか難しいものがあるそうです。鳥居薬品のダニ舌下錠は年始に発売とのうわさもある。鳥居薬品が4学会と一緒に舌下免疫療法の講習会を開催したのでスギ花粉の舌下免疫療法の講習会を受講済みの医師は講習会は免除となることがアナウンスされている。シオノギ製薬も鳥居薬品もダニの舌下免疫療法は海外から導入するかと思いきや未来を見据えた、世界初のダニアレルゲン免疫療法と記載がある。口腔内の副作用つまり咽頭刺激感、口腔浮腫、口腔掻痒症・耳掻痒症などが高頻度で起きるようです。わたくしのクリニックでは現在舌下免疫療法シダトレンによるスギ花粉症治療を6名の方が取り組んでおられます。近日中に新たにシダトレンをおひとり始められます。姫路では多いほうです。シダトレンは推定ですが兵庫県で約300人が治療に取り組んでいます。シダトレンも5歳以上の適応変更と舌下錠への変更が待たれるところです。お越しになった方が何人か12歳未満でおかえりになりました。

美容皮膚科で生きる漢方

「美容皮膚科で生きる漢方」という書籍を紹介されました。睫毛貧毛症の薬も一本2万円するそうですが美容皮膚科では売れているようです。「美容皮膚科で生きる漢方」は三恵社から3600円+消費税で発売中です。漢方の流派としては日本漢方みたいです。私は招かれていませんがK社で大阪で先日も講演されたようです。この書籍にはK社の十味敗毒湯がニキビにとてもよく効くという話が記載されている。性ホルモンのバランスと活性酸素がニキビには大きく影響しているそうです。僕樕ではなく桜皮を用いると女性ホルモンの受容体と結合するそうです。桜皮のエストロゲン様作用はK社の十味敗毒湯を1.5倍投与するとよいそうです。皮膚表面の熱をとるには十味敗毒湯が良いと記載してます。胃腸虚弱に注意と記載してます。酸化ストレスという概念は糖尿病や眼科ではドライアイに対してよく用います。酸化物質の生成と抗酸化反応のバランスの乱れから来るそうです。そんなに桜皮はきくんかいなあ・・・・・。私にはそれほど聞いた印象がない、1.5倍量出して保険で査定されたらいやだ。

飛蚊症と漢方薬

漢方薬で飛蚊症を直してほしいという人は少なくない。大きな硝子体混濁が見えている人が飛蚊症を漢方薬で何とかしてくれとお越しになりました。弁病では肝腎陰虚だと思います。こりゃ硝子体混濁を硝子体出をして取り除く以外無理ではないかと思った、遠路はるばるお越しになったので漢方薬を処方しました。眼科漢方では特殊な処方があるわけではありません。ただ引経薬的な生薬を加えるのが中医学の教科書の処方です。生薬を自費で買って煎じていただくのも一つです。混合診療すれすれの行為です。生薬を保険で処方することがほとんど不可能になっています。保険でせんじ薬を出すと売れたら売れるほど赤字ということでもうかれこれ何年保険で処方箋をお出ししていないのでしょうか。わたくし自身ですが、昨日の午後から飛蚊症が出現しています、本当に一匹の蚊が飛んでいます夜になってから暗いところでは光視症つまり花火が見えます。上から下へと花火は見えます、一匹なら大丈夫と患者さんにはお話しています。散瞳検査をだれかにお願いするか?悩んでいます、おそらく後部硝子体剥離が起こったんでしょう。両眼私の眼にはLASERで格子状変性がガチガチに焼いているはずです。