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インフルエンザの予防接種料金

昨年は全員消費税込みで2205円させていただきました。今年も10月1日から同一料金で施行させていただく予定です。三歳以上の方は0.5cc増量となります。それに伴い、予防接種料金の値上げと自己負担の増加が増加見込まれます。震災の影響と合わせてワクチンの供給不足も叫ばれています。インフルエンザワクチン接種希望者は年々増加しています。三歳以上で増量になる理由はよくわかりませんがワクチンを打った人がかかっていることが関係しているかもしれません。この量は外国では当たり前のことです。但し、市民税非課税の方は安室市民センターで簡単な手続きをしていただければ無料になります。意外と知られておらず昨年は喜ばれました。

はしか

はしかつまり麻疹はインフルエンザよりもかなり伝染力が強く2001年に乳幼児を中心にさらに2006から2007年にかけ中学生、高校生、大学生を中心に流行した。これを受け麻疹排除作戦が開始された。全例報告義務、2回の予防接種率がいずれも95パーセント以上になること、100万人当たり1人以下がWHOによる麻疹排除の定義です。MRワクチン接種率が95パーセントに遠く及ばないことが最近報告された。中学生、高校生はクラブ活動が忙しくなかなか夏休みといえどもなかなか受診できません。そこで提案です。運動会の翌日の代休ワクチン接種推奨びにしてはどうでしょう?後2年正確には1.5年です。目標には遠く及びません。

ワクチン同時接種

Hibワクチンと小児肺炎球菌ワクチンや三種混合ワクチンの予防接種の同時接種で死者がでたが「因果関係を認めない。」とのことで現在もおこなわれている。海外でも当たり前の事実として同時接種がおこなわれています。7月に同時接種を希望する方が来られたので説得してHibワクチン接種2日後に小児肺炎球菌ワクチンを接種した。公費で施行されているため保健所に医師会が代行請求することに姫路ではきまっている。保健所から今日7月分についてれんらくがあった。不活化ワクチンは六日開けないといけないので小児肺炎球菌ワクチンの料金は支払えないとの内容だった。受診者のことを考えて下が大損してしまった。

喘息

台風の接近に伴い、うちの子供は喘息発作を起こしている。学校も休ませた。ここ数日、急にこんこんと咳をしていた。水泳で体力がついたが久しぶり久しぶりに苦しそうだ。昨夜は座って寝ていた。昔今日のような悪天候の日は診察に来たら大物と思っていた。今日の午前も本当に困られている方がこられた。喘息のコントローラーの第一選択薬は何か?誰でも吸入ステロイド薬と答える時代が来た。20年前はテオフィリン製剤と答える人もいたと思う。では追加に何を使うか?白人はLTRA受容体拮抗薬、黒人はLABAの増量と答えが出ている。日本人ではなにかまだ答えはでていない。

ホルモン異常

中高年女性にドライアイが多い。なぜでしょうか?その原因は男性ホルモンです。更年期の女性はもともと男性ホルモンが少ないところにさらにホルモン補充療法でアンバランスが生じてドライアイが増悪します。そこに漢方治療が力を発揮します。

概日リズム

朝ごはんを食べると何が起こるであろうか?排世です。サプリメントなど余分に摂ることばかり考えず排泄の管理を今一度考えてみてはどうだろう。漢方では、補法と寫法がある。補法は補中益気湯などで補うことです。瀉法は汗、尿、大便などを出すことです。朝、大便を出すことは概日リズムを見るうえで大切ですよ。

成長ホルモン

今日は台風の影響で暇でしょう。子供の睡眠について考えてみたいと思います。成長ホルモンは入眠直後の深睡眠に一致して分泌のピークを迎える。成長ホルモンにはアンチエイジングの効果があります。「寝る子は育つ」だけではありません。