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MRワクチン

MRワクチンの接種率95パーセントをめざしている話は先日させていただきました。兵庫県では第一期は九六パーセントでした。第二期は九二パーセントで全国平均を下回りました。患者さんが多く一度に来られ中断しました。後、一年半の3期が87パーセント、4期が81パーセントでした。受診者の方は「3期を受けなくても4期があるさ」と思っている節がある。もっともっと啓蒙活動を姉妹と95パーセントには遠く及ばない。そんな気がします。無料化してもうけない人、救済措置を施行しても受けない人は、ワクチンで怖い目にあったか、怖い目にあった人をみたかどちらかではないでしょうか。

スギ花粉

裸子植物の常緑或いは落葉高木です。人工林として戦後急に発達したものです。「直木」の意味とされています。屋久島に縄文杉があります。長寿の象徴です。ブタクサ発見後の1963年に日光で発見され、3年周期で出現しています。五人に一人と多い為「国民病」ともいわれています。

ヒノキ

ヒノキは日本固有の有用樹です。関東以西に多い。あすなろやネズも仲間です。スギ花粉症の8割はヒノキ花粉に合併します。1985年に最初に報告されました。ヒノキ科単独感作例がない為よくわからないことが多くあります。また、なぜヒノキ単独監査例がないかもはっきりしないそうです。

イネ科の植物とイネ

全世界にイネ科の植物は1500種が知られています。日本の北方系イネ科の花は共通抗原性をもちます。多くは春花が咲きます。早朝から午前にかけ鼻が咲くため学童が通学時感作されます。市街地よりも近郊のの周辺部に多いようです。イネは春咲きのイネ科の植物と異なり8月に開花します。イネは自家受粉のため遠方まで運ばれるこはありません。

ネズミサシ

常緑針葉樹のネズこと「ネズミサシ」はとがった枝や葉をネズミが嫌がるため、通り道をふさぐことからなずけられたそうです。姫路のような瀬戸内海沿岸の乾燥した気候に適応します。ネズミサシは強い日照を必要としますが、やせ地に特に生育します。岡山県で杉、ヒノキに次ぐ花粉として注目を浴びました。ネズミサシはRASTでは現在のところ検査出来ません。

ヨモギ

ブタクサもヨモギも強い抗原性を持つ。ヨモギは多年生で繁殖力が強いのは知ってのとおりです。ヨモギの開花は8月から9月です。風媒花です。ちなみにタンポポは虫媒花です。風媒花ではありません。ヨモギ花粉前線は北から南へ一か月かけて南下します。