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朝めがあかい

朝起きると目が赤い。夕方になると目が赤い。おおい質問です。寝ている間涙は出ません。だから朝起きると目はカラカラです。これにより充血します。これを補うため涙がでます。夕方赤くなるのもドライアイ合併例が圧倒的に多い。他に寝ているとき目が空いている場合、結膜炎合併例もある。

かぜにあたると涙

風に当たると涙が出る。こういった訴えはたくさん聞きます。特に冬の寒い風に当たると多いと思います。これは軽いドライアイが隠れていることが圧倒的に多いと思います。たばこの煙も同じです。めを守ろうとして反射的に涙がたくさん出ます。外出時に結構冬になると多くみられます。

ヘルペスはうつるか

角膜ヘルペスはうつりますか?どうでしょう。ウイルスですからうつる可能性はあります。きれい社会でヘルペスの抗体保有率は下がっています。免疫力の低下した乳幼児ならかかることはありえます。口唇ヘルペスも陰部ヘルペスも皆同じです。角膜ヘルペスの場合ウイルスは涙のなかにいます。ヘルペスウイルスは水泡の中にいるのが普通です。すべてSTANDARD PRECAUTIONNです。

緑内障とくすり

緑内障禁忌薬って案外知られていません。まず、緑内障には開放隅角と閉塞隅角があります。緑内障の人に使うことが禁忌のくすりは一般的には緑内障と診断されていない人の方が危険です。閉塞隅角緑内障と診断されているはレーザー虹彩切開術が施行されています。どんな薬が緑内障を起こすかといえば睡眠剤、抗鬱剤、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬、抗コリン剤、散瞳薬、排尿障害治療薬等があります。急性緑内障は女性に多く、隅角が狭い人で緑内障と診断されてない人に起こります。頻度は低いが起こったら怖い。

コウイM

保険診療であめが処方できるんですよ。コウイMは保険診療で用いることができるあめです。そんなに甘くなく潤す作用があり虚弱体質の便秘、秋燥によるのどのイガイガに有効です。もう10年以上続けている人もいます.ふつう便秘の薬は次第に効かなくなります。コウイMは違います。大建中湯と小建中湯にもコウイMは入っています。漢方薬と併用しパワーアップします。

十全大補湯

にきびでお越しの患者さんに十全大補湯を処方してほしいといわれたことがある。大したにきびには見えないが美人にはとてもきになることだ。十全大補湯と人参養栄湯と帰脾湯と大防風湯は親戚に近い処方である。共通点は四物島湯と四君子湯が骨格になった気血両虚の処方であるという点である。下半身のことなら牛膝と杜仲が入っている大防風湯、不眠に絡んだ場合帰脾湯、お血もあれば加味帰脾湯、肺に関係するなら人参養栄湯というイメージです。なかなか仕事が忙しく一流企業で働いておられる女性には気血両虚は確かに多いはずだ。しかし、にきびには加味帰脾湯の方がよいと思ってしまう。しかし、薬局で漢方薬を買うと高い。診察代を払ってもクリニックへ来た方が安いのは間違えない。次回は患者さんのおっしゃる十全大補湯を出してみるとしよう。

レーザー虹彩切開術

レーザー虹彩切開術をご存知ですか。今日は祝日ですがレーザー虹彩切開術を行いました。白内障は放置すると膨らんで膨化白内障となり緑内障に至ることがあります。そこで白内障手術がご希望でない方にはレーザー虹彩切開術を施工します。YAGレーザーとアルゴンレーザーを併用します。痛くは有りません。麻酔は目薬です。レーザー後は普通の生活が送れます。急性閉塞隅角緑内障は緑内障の人100人に1人と少ない。しかし一度発症したら大変です。失明の恐れもあります。風邪薬や胃カメラの前のブスコパンや抗ヒスタミン剤でも急性閉塞隅角緑内障は発症します。レーザー虹彩切開術は急性緑内障予防のためのレーザーです。

インフルエンザワクチン供給不足

今朝の日経新聞ご覧になられましたか?インフルエンザワクチンの供給不足について取り上げられていました。要するに昨年3000万本作成され500万本余りました。だから今年も大丈夫との予想でした。新聞では1社に①ウイルス混入が判明したためとされている。もっとまえから②震災の影響でこの会社のワクチン供給は減るとされてきた。不足するという噂は前々からわかっていたことです。さらにWHOの基準に従い3歳以上の子供は0.5ccを2回つまりお大人と同じ量を2回うつように変わったのです。ワクチンを打ってもインフルエンザにかかるのは量のしかし日経新聞では子供の接種量の増量分は述べられていません。この地方の新聞を読むと公平ではない記事が載っている。新聞は百科事典ではない。すべて書く必要はない。