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冷えのぼせ

冷えのぼせの漢方薬といえばまさか人参養栄湯じゃないはねえといわれるかもしれない。人参養栄湯は冷えのぼせの漢方薬である。生薬では遠志が心腎相交心は火、腎は水に属する。遠志が上熱下寒に有効とされる。冷えのぼせが日本人女性には多い。本当の冷え性は少ない、熱の偏在である。これは間違いない。冷えるから漢方薬を処方してほしいという方は多い。冷えるからあっためるだけではうまくいかないことが多い。体の中に熱がこもる四肢末端はかえって冷えるこれを真寒仮熱とか熱厥とか呼ぶ。肝の疏泄ふりから気血が逆上し頭がのぼせてカッカする気逆の状態である。腎陰が不足する心火がかっかとなる心腎相交できなくなるこれが心腎不幸です。難しいお話ですがどれも上熱下寒の話です。冷え性にはつまり寒証には気虚・陽虚さらには血虚がある。血虚による寒証を血寒という。当帰四逆加呉茱萸生姜湯箱の血寒の薬である。当帰四逆加呉茱萸生姜湯は桂枝湯の骨格を有する。桂枝で下々まで巡らせる。これまでのがしもやけの薬といわれてもそりゃ治らんのがわかります。しもやけの原因はいろいろありますから。今日は寒い、朝起きたら一面銀世界でした。

朝鮮人参と紅蔘

時代劇で登場する元気の薬朝鮮人参、お種人参、薬用ニンジン。正官庄の紅蔘まつは韓国の人参公社が作る秘薬。西洋ニンジンはカナダ産が良いみたいですがはくじんです。スーパーで売ってるのはせり科の人参で種類が違う。ツムラさんの紅蔘まつも使っているが主に正官庄の紅蔘末を使っている。八百屋でうっている野菜はせり科、漢方の人参はウコギ科。白い人参は白參、赤い人参は紅参はという。韓国の空港で販売して居るのは白參、紅蔘から皮をはがしたら白參らしい。紅参の皮とその内側にエッセンスがあるそうです。一般の紅参は中国産と4年物の信州の長野産を混ぜたものが流通しているらしい。紅参を一度作ると10年ぐらいは土を肥やすために次の苗を植えたらいけない。コーヒー豆といえば以前はブルーマウンテン。ブルーマウンテンはジャマイカのブルーマウンテン山脈でとれたものだけをブルーマウンテンと呼ぶように法律で定めている。今は節約志向で輸入が減りアジアの富裕層に愛されるようになっているようです。

保湿剤の保険診療

漢方薬、ビタミン剤そしてシップはドラッグストアでも購入できる。こういうものをOTC類似薬という。最近健康保険組合の解散が続出、受け入れ先は協会けんぽとなっている。最近話題になったのは保湿剤。どれが一番先に保険診療から外れるか。何か一つ外れたら保険診療の意味が分かるようになる。かんがえられない方がお越しになる。「この漢方薬がほしい。」それは違う、OTCで自分で買うべきものです。ビタミン剤はなかなか保険審査に通らないからほしいというう人が減った。シップは上限があるのも浸透している。保湿剤を塗ると食物アレルギーが防げる。こんな話題が当たり前になると保湿剤ほしいといわれる。保険適応は難しい。処方できないと決めておくのが一番。これください、あれくださいは保険から外れた自費の世界。子供医療で無料になると知ると予防接種すべて無料と誤解を生む。無料の裏には10割査定されることも医療者側は覚悟がいる。私たちの医師国保はほとんど掛け捨てですが高齢医師がお高い医療を要求するので...。

睡眠薬は不眠症治療薬か

睡眠薬は不眠種治療薬かと尋ねられたら眠れるようにするだけのお薬だとお答えしています、退薬兆候が辞めた後みられる症候です、ベンザリンから50年ベンゾジゼピンも非ベンゾジアゼピンも大して変わらない。うつ病も不眠症も夜間のコルチゾールの分泌がが多くなっているそうです、いよいよ昨年4月の診療報酬改定から12カ月が経過して同じ薬を同じ用法で処方していてはいけないという問題が現実になります。世の中オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラや3週間のまないと効かないロゼレムに切り替わっているかどうかの試金石になる。漢方薬で眠れるようになるのが一番良いがベンゾジアゼピンや非ベンゾジアゼピンをすでに服用中の方を漢方薬単独に変更するのは大変だ。。そう簡単にはいかない。夜にはカフェインを一切取らない、次第に部屋を暗くする。ぬるめのふろに20分以上ゆっくり入るいろいろ生活改善をするように提案するがなかなか睡眠導入剤が服用中の方には依存と耐性性からの離脱は難しい。これから3月4月睡眠薬を服用中の方にはいろいろ問題が起きそうです。

関節リウマチに漢方薬は無力

電話で問い合わせがあった、リウマチといわれたので診てほしい。以前は漢方薬を処方したが今はステップダウンで3ヶ月でよくならなければ免疫抑制剤を使うのが標準治療とされている。何でもかんでも漢方薬というのはやめたほうがいい。ぷぷぷ切れた。しかし、こういう電話はやめてほしい。リウマトレックスずいぶん関節リウマチの治療は医学が進んだ。漢方薬が出番を失った分野に関節リウマチがある。ただプラセンタの注射で手の関節の腫れが改善することは多い。ステロイドの内服は単なる痛み止めといわれ3カ月以内にMTXを処方するのが今の治療です。今日来た患者さん糖尿病でめばちこが治らないと思ったらリウマチの薬で免疫抑制しているから治らない。アレルギー学会の専門医講習会でリウマチが必ず一題講演がある。リウマチはステロイドでも関節の変形を防ぐことができない。曲がった関節は元には戻らない。ステロイドの内服もいたみどめです。

しもやけの漢方

しもやけができるから漢方薬を飲んで体質を変えたい。しもやけと冷え性はどう違うんだろう。冷え性と冷え症という言葉を使い分ける。難しい。日本人の冷え性は熱の偏在が多い。つまり上熱下寒の人が多い。本当の冷え性なら温めたら終わり、そうはいかない方が多い。熱を運ぶ仕組みの異常が多い、熱の産生は正常でも運び手は少ない場合冷えが生じる、この場合全くや表層に冷えが生じる。さらには熱を運ぶ流れを阻害する存在が問題です。湿やお血など行く手を遮るものの存在がある。気血の流れを遮るから熱を運べない。腎は熱の源ですが下半身の熱源、肝は表や末端に気を巡らせる、脾は筋肉を食べて後天的に作る。難しい。西洋医学では相手にされないのが冷え症です。したがってしもやけができても冷えるんですと訴えてもユベラで循環改善を図るくらい。しもやけの漢方治療は難しい。附子で先天の陽気を補っても補いきれない。そもそも生まれつきの陽を温めることは不可能とする考えもある。ほしたショウガつまり環境で後天の陽気を補うのも一つ。生のショウガは胃薬です。温めるにはほしたショウガが良いとされている。

まさか芍薬甘草湯ではないでしょうね

まさか芍薬甘草湯じゃないでしょうね、これはこむら返りの漢方診療では時々交わされる会話です。女性の患者さんがおっしゃいます。芍薬甘草湯はどこのメーカーでも背番号68番です。漢方エキス剤の68番のこむら返り以外の応用について。月経困難症、高プロラクチン血症、高テストステロン血症、尋常性ざそう、消化器検査前のブスコパンの変わり、破傷風、抗がん剤の副作用防止などいろいろあります。これは68番の西洋医学からみた応用です。68番には一定の割合でむくむ人がおられる。芍薬と甘草だけ。すごくシャープですがむくむからやめてとおっしゃる方もおられる。私のところにお越しの方はたいてい甘草が入ってませんかとお尋ねになります。甘草にはステロイド様の作用があります。68番だけでもいろいろな働きがあるのが漢方薬の面白いところです。

感冒の漢方治療

咳嗽は五臓の肺の病気。感冒はまだ肺に入らぬ表証です。西洋医学では表証と肺の病は分けて考えないと思います。温病の風邪には上焦風熱は銀翹散、熱多寒少は葛根湯加桔梗石膏、身熱発疹には升麻葛根湯、傷寒論のかぜ(風寒証)太陽系は麻黄湯、表寒裏水には小青竜湯、傷寒内犯胃腸には葛根湯、太陽病中風には桂枝湯、少邪残留、無汗搔痒には桂麻各半湯、表裏両感証には麻黄附子細辛湯さらには少陽病には小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、竹じょ温胆湯、胃腸炎型感冒にはオウゴン湯、黄連湯、桂枝加芍薬湯、桂枝人参湯、気滞感冒には香蘇散、陽虚感冒には麻黄附子細辛湯、経絡中感には五積散そして頭風に川芎茶調散と高山宏世先生はポワーポイントのスライドに記載しておられる。これだけまとめてあるのは覚えるだけでも役に立つ、そのうちゥ使いこなせるようになる。東洋学術出版社の赤本・青本・黄色本をよめばますます充実する。

肺のやまい

2019年2月3日の日本東洋医学会の三県合同講演会で高山宏世先生のスライドが引用された。そのスライドを探したが2004年11月27日(土)三井ガーデンホテル奈良で福岡の高山宏世先生のお話を聞いた時の資料が出てきた。慢性咳嗽を9つに分類するのが高山先生の分類です。肺は気をつかさどるつまり呼吸を行う。肺は百脈を朝す、気血生成の場である。肺は水の上源、水分を全身に配布する。肺は皮毛をつかさどる、皮膚を支配する。咳嗽を肺寒と肺熱に分類する。風寒束肺は麻黄湯、表寒利水には小青竜湯、肺寒支飲には苓甘姜味辛夏仁湯、陽虚肺寒には麻黄附子細辛湯が代表方剤、風熱犯肺には麻杏甘石湯、風熱挟痰には五虎湯、痰熱互結には柴陥湯、陰虚肺熱には清肺湯、滋陰降火湯、麦門冬湯、肝気うっ血には神秘湯と柴朴湯との記載がある。肺の特性宣発作用と粛降作用特徴は五臓の中で意識的コントロールができる。非常に繊細である。奈良まで行くなんて元気な時代です。15年前のお話です。歳を重ねると重ねるほど熟練するのが漢方薬の世界です。アロマやサプリには手を出さず漢方薬が保険で処方できる間は漢方薬で頑張ろう

アレルゲン免疫療法

三連休の初日姫路市医師会館での講演会に参加しました。埼玉医科大学の永田真教授が姫路に初めてお越しになりました。姫路市内科医会主催講演会でアレルゲン免疫療法の講演会がありました。アレルギー治療のど真ん中にあるのがアレルゲン免疫療法です。アメリカ帰りの永田教授によるとアメリカではSCITヨーロッパではSLITが主流だそうです。そう言われると今の日本のダニアレルゲンエキスはヨーロッパの意製品です。ダニのアレルゲン免疫療法は気管支ぜんそくには皮下注射しか認めれない、舌下免疫療法はアレルギー性鼻炎だけ保険が効く。ダニとスギだけが舌下免疫療法の保険適応です。アメリカでは舌下免疫療法には医師にもそれなりのDOCTORFEEがつくが日本ではない。シダキュア4月末日でシダキュアは長期解禁になるみたい、しかし愚策の10連休ならどうなるか。アレルゲン免疫療法の作用機序はTregを介したIgG4、好酸球性炎症を抑制するこの二つです。ダニの舌下療法はマルチアレルゲン監査を抑制する可能性がある。吸入ステロイドに打ち勝つ治療の可能性があるようです。あっという間の一時間です。