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558万分の1

五百五拾八萬分の一とは何のことか?これはインフルエンザワクチンを接種してアナフィラキシーショックに至った数或いは因果関係が疑われた数です。558万回接種したところひとりにアナフィラキシーが起こるんです。ことしはまだよかった。インフルエンザが年内ほとんど流行らなかった。インフルエンザが流行ったら全くインフルエンザにかかっている人と予防接種を打ちに来た方を区別できる施設は少ない。非常に医療安全の立場から考えると難しい。

薬疹

薬疹はいつ、どこで、だれが発症してもおかしくありません。原因の一番手は抗菌薬、以下消炎鎮痛薬、抗痙攣薬の順である。個別の薬としては、アロプリノール、カルママゼピン、セフカペンピボキシル、アセトアミノフェン、NSAIDsが多い。死亡率はTENで19パーセント、SJSだと3パーセントと高い。薬ってこわいなー。

突合

突合されるとこれまでのの1500.の壁はなくなり「1500点」の壁はなくなりすべての調剤に調査の対象が広がり眼科や漢方、アレルギーを中心としたわたくしのクリニックにも影響が広がることになります。なんでも処方すると病名が必ず必要でその根拠をカルテに書くことも当然必要です。保険病名は厚生局でチエックされます。3月からですが過去6か月が対象です。

突合と縦覧

突合と縦覧が今年の3月から確実に行われる。突合で減点を現行の3倍に縦覧を現行の2倍になどのこ数値目標もきまっています。これに対し保険病名をいれると確実に厚生局の検査が入ったとき返還命令が出て大変だ。とれる点数は何でも取ろうという姿勢はあとで厚生局の指導が入ったとき大変です。ビタミン剤は薬局で買ってくださいというと来なくなった患者さんがいるが知り合いの医師はビタミン剤が本当に聞くと思って処方しているのかと審査員から電話があったといっていた。可能なら、ビタミン剤は保険から外してほしい。脂溶性ビタミン剤も現在検討中と記載されていたがビタミン剤を処方した時調剤薬局にもコメントを求めるぐらいならOTCとして各自が購入すればよい。またビタミン剤にはそれほどの効果があると思わせないEBMを示せばよい。ビタミン剤処方しませんといったときから来なくなった人は「妻に怒られる」つまり飲んでいるのがその人の妻だった。OTCで買うより安いから妻のために薬を取りに来ていたのだ。