記事一覧

抗生物質

抗生物質の7つのポイント、上げないもらわない、残薬は使わない、医師の処方箋がいる、医師または薬剤師に相談、ワクチンが有効なこともある、咳エチケット、かぜには効かないなど正しい知識を持つことが7つのポイントに挙げられている。昔からわかっているが風邪はウイルス性疾患なので抗生物質は効かないばかりか耐性菌や中毒疹が出現することもある。抗生物質が風に効かないとわかっている人はインターネット調査では50パーセント。今回ルミナリエ開催中の神戸元町で埼玉医科大学の総合内科の医師から抗生物質のお話を聞きました。眼科ではアジスロマイシンの点眼液がいよいよ日本に上陸した。病名により使用方法がきめ細かく記載してある。しかしアジスロマイシン耐性菌がいっぱい蔓延しているようだ。びまん性汎歳気管支炎にクラリスロマイシン少量が有効であったことから咳にクラリスロマイシンをはじめとするマクロライドが日本では多用され耐性菌が増えている。インフルエンザウイルスにも以前からタミフル耐性ウイルスが報告されていたが今年はバロキサビル耐性インフルエンザウイルスが話題になっている。インフルエンザの講演はどこもいっぱい。塩野義テレビでも満席。答えはない。

兵庫漢方医学談話会から一週間

先週、兵庫漢方医学談話会へ行ってきました。忘れては覚えの繰り返しの人生、患者さんに漢方薬を処方して合わなければ一期一会。仏の顔も3度までというが2度目で何か良いことがないと3度目はない。最初は大騒動だが最初を乗り切れば信頼を築けるのが加味逍遥散といわれているそうです。辛夷末は鼻炎にとても効くというお話を以前から聞いています。話を持ちかえり調剤薬局の薬局長に辛夷末を処方できるように協力してほしいとお願いに上がりました。生薬関係はすべて逆ザヤの世界でできるだけ刻みは使うな、でないと調剤薬局が撤退するというの常識になっている。演者の先生も辛夷末を院外処方から院内処方でだしているとのことでした。調べていただいたら粉砕には辛夷はけば立っているから粉砕機がいるそうです、そんなこと言ってなかった誰でもできる雰囲気のお話でした。心からがっかりしました。大分で医師会の要職につかれている織部和宏先生は生薬の問題についてルミナリエ開催中の神戸町で元町で御講演の最後に語られました。エーザイのの認知症のアデュカヌマブは生物製剤ですがこれが保険適応になったら間違いなく漢方薬は保険はずしになる。米国のバイオジェンと日本のエーザイの株価が上がった。

肺の話

今日の関西系統中医学講座は第9回。今シリーズもあと一回心を残すのみです。肺は2万回呼吸をしている、また静脈血を動脈血に変える。ニンニクにはアホエンが豊富らしい。だからにんにくを摂取すると元気になるらしい。東洋医学で肺とは水の上源とされている。肺に水を持ち上げ巡らせるのが茯苓です。いったん水を持ち上げ裁くのが茯苓です。水の下源は腎です。昨日のツムラステップアップセミナーも呼吸器だった。桂枝湯には将息が大切。将息です。そして肺中冷。肺中冷もきたことなかった。東洋学術出版の漢方診療わざとコツをお読みください。今日は朝から講師の先生もハイテンション。肺とハイの言葉遊びが多かった。楽しかった。来週は東京でエキス漢方ZtoAですが私は土曜日休診にしてパシフィコ横浜でアレルギー総合講習会の実習をたくさん申し込んでいます、30000円也。宿泊新幹線代合わせたら痛い出費。みなとみらい駅そして横浜から東急東横線で渋谷に行って飯田橋でエキス漢方ZtoAに参加することも考えたが無理がある。日曜日の午後は昨年も受講した小児の吸入療法を申し込んでいる。一貫堂医学のお話楽しみですがあきらめた。

私学会館閉鎖

神戸市の元町駅前の私学会館が2020年3月閉館するそうです。むかしよく行った。久しぶりに中に入った。織部和宏先生の講演を拝聴するために行ったら閉館のお知らせの張り紙がしてあった。一番新しい織部和宏先生の著書は今までの雑誌の投稿原稿をまとめたものらしい。織部和宏先生は神戸大学卒なので以前はメーカー主催の講演会に良く参加させていただいた。以前はノートをとる講演スタイルでしたが近年はパワーポイントのスライドを用いたスタイルです。織部先生を追いかけて博多まで行くこともある。講演もよかったが今回は最後に大分で医師会のえらいさんである織部先生の活動について語られた。日本医師会の横倉会長も漢方薬は絶対に残さなあかんとおっしゃっている。もし保険はずしが行われたならわたくしたちが認識している医療用漢方エキス製剤の2/3のOTCの漢方薬ではなく医療用と同じ内容の漢方薬がコンビニで販売されるようになる。年齢や証を考えず処方するとキット副作用がいっぱい起こる。せっかく医学部で勉強してない漢方を多くの医師が勉強して使っているのにもったいない。こんな内容と記憶している。一歩外へ出ると元町はルミナリエ開催で元町駅からいったん西へ行列ができまたU字型に戻ってきていた。そして大丸のところを左へ曲がっていた。

子供以外のスギ花粉症の舌下免疫療法の開始時期

スギ花粉症の舌下免疫療法の開始時期12月いっぱいです。少ないながら一月には花粉飛散が始まります。スギ花粉症の舌下免疫療法にはシダトレンとシダキュアの2製剤があります。今のところ12歳以上の方にはシダトレンで入学してシダキュアで卒業することをお勧めしています。シダトレンは非常に副作用が少ない治療です。効果が一諸なら程度のものが良いとダニの舌下免疫療法が始まった時言われてました。高濃度のものはどうしても副作用が多くなります。安全なシダトレンを行い、私どもではダニとの多重感作がある人にはスギ花粉飛散が割ったらダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎に対する治療を行います。小さなお子さんはお母さん次第です、継続治療ができる子もできない子もお母さんの熱意です。5年は長いが中学生になると継続率が極端に減少します、大学生で下宿でもしようものなら皆辞めてしまう。AIHやIVFなど妊活の一環としても重要です。妊娠中授乳中は抗ヒスタミン薬は飲みたくない、それなら今から妊娠出産授乳に向けてスギ花粉症の体質改善しておこうという人が多い。漢方薬で妊娠に向けた体力づくりと舌下免疫療法による体質改善をする人増えている。今月いっぱい新規の舌下免疫療法を導入できます。かなり安全な治療です。

第6期関西系統中医学講座

2020年4月第6期関西系統中医学講座は新たなるスタートをいたします。2002年東京お茶の水で産声を上げた系統中医学講座は大阪福島での講師の開業に伴い関西系統中医学講座として東京での本家系統中医学講座とともに隔月で東京大阪で開催されるようになりました。現在は東京ではエキス漢方ZtoAが開催されており系統中医学講座は大阪のみ伝開催となっております。さらには2か月ごとにエキス漢方ZtoAインNAGOYAMO開催されています。私は2001年の東京お茶の水での開催以来休日夜間急病センターの当直などで休みながらも東京へはせ参じていました。現在も毎月関西系統中医学講座が開催される日を楽しみにしています。金原出版の標準東洋医学を読んでもわからない方生薬を学びたい方、中医学の4文字熟語が苦手な方ぜひ一緒に勉強しましょう。コタロー漢方製薬の方は休日出勤してサポートしてくださっています。コタロー漢方製薬は漢方界の紳士です。系統中医学講座に参加しもしつこい勧誘などは一切ありません。テキストを見るだけで目からうろこ。日本人向けにアレンジしてあるので理路整然。体系的にな学ぶことができます。講師は人格者です、感情的起こることもなく垣根を超えた伝統フォーラムというみんな流派はなん関係なく勉強しようと惜しげなくどこにも書いてない系統中医学へのお誘をくださいます。私は毎月アロマテラピーのように系統中医学講座に浸っています。ご前後は独立した講座です、単会受講も可能です。一人でも多くの医師薬剤師獣医歯科医その他資格がなくても講師の仙頭正四郎のお話で中医学でもない日本漢方でもない標準東洋医学の世界に2020年4月から入っていきましょう。

チメロサールフリーのインフルエンザワクチンは赤く腫れにくい

普通のインフルエンザワクチンに比べてシリンジタイプのインフルエンザワクチンが人気です。インフルエンザワクチンがいたいともう人には300円+で接種している。300円で痛みが少ないなら値打ちがある。300円では吉野家の牛丼並みが食べられない。MSDはシリンジタイプのB型肝炎ワクチンのヘプタバックス2も投入している。チメロサールフリーワクチンは極細の針をくるくる回してつける。0.5mlですので3歳未満のお子さんは接種禁止です。またみんな摂取してくれといわれるいけないので高齢者インフルエンザの方には接種してません。本来は妊婦さん向けですが将来ある子供さんにバンバン接種しています。なぜかわからないが患者さんはいたくないという。健保組合から補助があるので300円プラスでも保護者に負担がない。さらには女性の方で接種部位が赤くなる人も今年は赤くはれなかったというお声が全員ではないがある。うちの子供たちも小さいとき赤くなっていたが今は大丈夫です。原価を考えるプラス300円は医療機関では持ち出しです。しかし今年は赤くはれなかったんですといわれるとうれしい。もう少しでチメロサールフリーワクチンの在庫はなくなる。普通のワクチンは昨年の接種量からするとまだまだたくさんある。今週も多くの大人の方に接種しよう。

相手の元気を引き出す会話の進め方

神戸松蔭女子学院大学の心理学科の先生のお話を拝聴するため行ってきました、公益財団法人日本薬剤師研修センターの研修受講認定シール1点がいただけのでいつもは満席この前のレバミピドAGのお話は遅れてはいるとした私には椅子もなかった。この認定にどんな値打ちがあるのかわからないが最近超人気。昔から内容は素晴らしい、実は私も講演に読んでいただいた。いっぱい危機にお越しいただいたがあの頃は人気名は今ほどではなかった。できるだけメーカーの支援を受けず講演は行われているのでよそでは聞けない話が聞けるので医師もかなり参加しているように見える、熱気むんむんの講演会である。医療においてもEBMとNBMという言葉が使われる。医療の一般化と個別化、縦の糸と横の糸。私には盾を西洋医学なら横は東洋医学。相手のストリーに対して無批判に耳を傾ける。なぜ巡り合ったのか、と中島みゆきさんが歌っているように直線的因果律と円環的因果律という言葉があるそうだ。人間が問題ではなく問題が問題であるということ。悩み解決にはCOMMUNICATION、CONBINATION、CONSENNSUSの3つのcが大切だそうです。お尾kの薬剤師の先生方ご参加になっていた。薬剤師さんが企画されているの圧倒的に女性が多い会である。薬剤師の先生方も認定シールを集める時代のようです。メーカーが関与しないバイアスがかからないお薬がない分野にも切り込んでいく素敵な買いです。11月は2回あったので次は2月です

兵庫漢方医学談話会

兵庫漢方医学談話会を企画し座長を務めそして演者を詰められる吉田光範先生のご講演でした。今日は快晴だった、姫路城周辺は多くの人が見られた。昨夜でプロジェクションマッピングは終わった。吉田光範先生自身の自己紹介からお話は始まった。個人的にもお話することがあるが学生時代から漢方に取り組んでおられたそうです。講演会の後私は2回も挙手して質問をしてしまった。柴胡は和解して少陽の邪を透表する。つまり和解した後者は表の出ていくそうである。もう一つ銀翹散をエキスで作るときは荊芥連翹湯加桔梗石膏と吉田先生の師匠の松本克彦先生の書籍では記載があるが今日配布されたハンドアウトでは清上防風湯加桔梗石膏と記載があった。特に意味はなく吉田先生自身も荊芥連翹湯加桔梗石膏を使う都のことであった。あっという間にお昼になって散会した。早起きして素晴らしい一日を過ごした。

不定愁訴からドライアイを鑑別する

ドライアイは11月の姫路にはぴったりのテーマです。冬の姫路は寒いしかも雪が降らない、つまり湿気がない。湿気がないとインフルエンザが流行する。来週もドライアイのお話があります。大阪大学の高准教授のお話、ドライアイ診療におけるピットフォールについて聞きました。いつもながら簡潔で明瞭でした、5つのポイントに分けてお話になりました。一番困っている症状は何ですか。ドライアイは慢性疾患で急には治りません。ドライアイでは角膜障害に結膜障害が先行する。shortBUT、軽度ドライアイでもシェーグレン症候群でも結膜障害が先行し角膜のPATTYPATTERNの障害が後からついてくる。角膜OKでも右左上下結膜ぐるり。使用薬剤は患者さんから直接聞く。紹介状のとおりには患者さんは使ってない。疲れ目に騙されるな。ドライアイ診療では患者さんの自覚症状の改善が重要です。私も患者さんにドライアイは患者さんが調子よくなったらよいのですよ、緑内障とはちょっと違いますとお伝えしています。ムコスタUD点眼液とジクアス点眼液はドライアイは3つに分け、ドライアイのどのタイプに属するのかを鑑別して使うが併用することも多いとのことでした。有意義なひと時でした。ドライアイ診療はヒアルロンサンで潤す時代からジクアスムコスタ点眼液でムチン分泌を促進する時代が来た、ないのは油性点眼液、油性点眼液がないからタリビット眼軟膏をAMR時代に眼科は使っている。講演聴いたらノートを整理するのが大事、聞きっぱなしではダメ。記憶力が良い若い医師は良いが私のようなおバカさんは復習あるのみ。ブログを書くことは講演会の復習です。疲れすぎて目が開いてしまった。毎日夜は2つの講演会を掛け持ちです。疲れるなあ。今日も2つの講演会を掛け持ちする予定です。誤字脱字いっぱいのノートの復習が大切です。