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不定愁訴からドライアイを鑑別する

ドライアイは11月の姫路にはぴったりのテーマです。冬の姫路は寒いしかも雪が降らない、つまり湿気がない。湿気がないとインフルエンザが流行する。来週もドライアイのお話があります。大阪大学の高准教授のお話、ドライアイ診療におけるピットフォールについて聞きました。いつもながら簡潔で明瞭でした、5つのポイントに分けてお話になりました。一番困っている症状は何ですか。ドライアイは慢性疾患で急には治りません。ドライアイでは角膜障害に結膜障害が先行する。shortBUT、軽度ドライアイでもシェーグレン症候群でも結膜障害が先行し角膜のPATTYPATTERNの障害が後からついてくる。角膜OKでも右左上下結膜ぐるり。使用薬剤は患者さんから直接聞く。紹介状のとおりには患者さんは使ってない。疲れ目に騙されるな。ドライアイ診療では患者さんの自覚症状の改善が重要です。私も患者さんにドライアイは患者さんが調子よくなったらよいのですよ、緑内障とはちょっと違いますとお伝えしています。ムコスタUD点眼液とジクアス点眼液はドライアイは3つに分け、ドライアイのどのタイプに属するのかを鑑別して使うが併用することも多いとのことでした。有意義なひと時でした。ドライアイ診療はヒアルロンサンで潤す時代からジクアスムコスタ点眼液でムチン分泌を促進する時代が来た、ないのは油性点眼液、油性点眼液がないからタリビット眼軟膏をAMR時代に眼科は使っている。講演聴いたらノートを整理するのが大事、聞きっぱなしではダメ。記憶力が良い若い医師は良いが私のようなおバカさんは復習あるのみ。ブログを書くことは講演会の復習です。疲れすぎて目が開いてしまった。毎日夜は2つの講演会を掛け持ちです。疲れるなあ。今日も2つの講演会を掛け持ちする予定です。誤字脱字いっぱいのノートの復習が大切です。