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CDI

CDIはCLOSTRIDIUM.DIFFICILE INFECTIONの略です。入院中の患者さんが突然亡くなる怖い病気です。日本でも存在するようです。C.DIFFICILEはグラム陽性桿菌です。抗生物質の使用により腸内細菌叢が崩れることが原因です。トキシンAとBが原因で下痢症状が多いようです。重症例ではCRP高値WBC高値、低アルブミン血症だそうですがこれは特異的ではありません。C.DIFFICILEは芽胞を形成します。つまりアルコール消毒は無効です。アルコール消毒は万能ではないし儀式のようなものです。菌の付着はアデノウイルスも同じですが可能なかぎり物理的に流す、手洗いです、不可能な場合はノロウイルスでおなじみ次亜塩素酸ソーダを用いるそうです。接触しなことそして接触すればSTANDARD PRECAUTIONです。C.DEFFICILEは昔から知られていました。治療はバンコマイシンがファーストチョイスです。もともと頑固な便秘の方は下痢にはならず腹部膨満感のこともあります。弁中のTOXINAとBは検査できます。

眼科臨床実践講座2015

8月の眼科臨床実践講座がキャンセル待ちになっている。眼科臨床実践講座が7月10日締切でゆったりしていたらキャンセル待ちです。一カ月前に満席・7月10日になれば眼科臨床実践講座に何人がお金を振り込んだかわかる。参加費は15000円、新幹線・宿泊費を合わせると多額の出費です、返金しないというので7月10日になればわかる。皆さん熱心です。全国で生涯教育講座もある、もともと違う講座を受講しようとしていたらJR東京駅と品川駅で眼科臨床実践講座2015とCATARACT AKADEMIC SEMINARを同日に受講できることがわかりましたので受講しようと思ったらキャンセル待ちでした。さらに同じ日に東京駅近くで午後から眼科専門医の単位取得ができる講演会がある。同じ日にパシフィイコ横浜ではアレルギー学会の専門医講習会がある。400人の定員で定員オバーになる盛況ぶりが意味するのは何か。

アトピー性皮膚炎と汗

そとは熱くなりましたがアトピー性皮膚炎患者さんはかいたほうがよいのでしょうか、汗には3つの働きがあります、感染防御、体温調節、保湿作用です。2014年幼稚園児のアトピー性皮膚炎が2.37パーセントだそうです、これは過去最低を意味します。アトピー性皮膚炎が増悪する季節です。夏のアトピーは汗に注意する必要があります、アトピー性皮膚炎と汗には密接な関係がある。冬は乾燥肌に注意が必要です。汗は主にエクリン汗腺で賛成される。NACLやHCO3が再吸収される。汗のPHは低くなる。大量発汗時は再吸収が困難になり賛成になる。以前は汗はかくなクーラーを入れてくださいとの指導が多かった。アトピー性皮膚炎では健常者に比べ汗が少なく汗をかくまでの時間が長く汗の中の抗菌ペプチドが少ない。血液検査のHRTではヒト汗という項目がある。ヒト汗の一項目だけ検査することはできません、医療機関が赤字になります。休みの前の日には検査はできません。かいた汗は洗い流すのが今の流れです。現時点ではアトピー性皮膚炎患者さんは健常者と比べ発汗量が少ない。さらに汗をかくまでの時間は長く汗の中の抗菌ペプチドが少ないとの知見が一般的です。HRTでひと汗をとるとき一緒にマラセジアを調べたかった。