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新しい漢方薬

新しい漢方薬といっても臨床治験しないと新発売できません。しかしオオスギ製薬のジュンコウの補中益気湯の錠剤とクラシエが発売しているウチダの八味丸Mが注目されています、MRさんも興味津々です。補中益気湯の錠剤ってありそうでなかったんですね、処方した患者さんがパラパラ戻ってこられ感想を述べててくださいます。補中益気湯のエキス顆粒から切り替えた方はおられないので詳細は分かりません。喜んでおられることは事実です、薬局はまたは子が増えるとぼやいておられることでしょう。ウチダの八味丸Mは小さな丸剤です。2グラムが20丸に匹敵するから大変です。丸剤はお菓子のようにぼりぼり食べなさいと新谷教授は患者さんに語っておられました。他の漢方エキス製剤と異なり地黄が熟地黄なのが味噌です。八味丸には老人のカスミ目の保険適応があります。地黄が8グラム山茱萸・山薬が4グラム沢瀉・茯苓・牡丹皮が3グラム、そして桂皮・附子は1グラムと少量のグラムにわざとしてあります。桂皮で重厚に引っ張り出します。八味丸Mは5年もの保存期間があるんですね。

同じ名前の漢方エキス製剤

漢方薬はインチキだという医療関係者がいる、好きか嫌いかはっきりしている。漢方薬はインチキと言われるのは構成生薬の比率や量がメーカーにより微妙に異なる。さらには剤型が異なる。錠剤やカプセルがある。姫路市内も院外処方箋が多くなっている。漢方薬は方剤の名前が同じでもメーカーさんがかわれば構成生薬や量が異なる。漢方薬の処方箋やお薬手帳を見れば私の処方と同じものが処方できる。私のところはいつも暇だが暇でないと漢方薬を処方できませんがメーカーさんにとっては困るようです。最大手メーカーさんの漢方薬のエキス製剤を処方していないものがある。人参が高騰しており各メーカーさんの台所は火の車のようです。中国の物価や円安など漢方薬をめぐる社会は厳しい。医療用漢方製剤は一日薬価百円の世界です。一本15万円の抗VEGF抗体は夢の世界です、RVOには抗VEGF抗体の時代です。原料費高騰なんて厚生労働省には通じない.お薬のジェネリック率の目標が8割になろうかという時代です。漢方薬にはジェネリックは存在しません。困ったことにわたしの処方がながれてメーカーさんから怒られる。よそへ行くときは最大手メーカーのお薬をもらってください、姫路の北の方では私の処方が色々なメーカーの漢方薬を用いる影響で担当MRさんが困っているとのことです他院ではどうかシェアの高い漢方エキス製剤をもらってください。