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眼科生涯教育講座2014名古屋

7月27日猛暑の中,名古屋で眼科生涯教育講座は行われました。OCTがテーマでしたので満席でした。オーガナイザーの後藤教授が途中で2万円の受講料払ってご参加なんですからご着席くださいとお声掛けされた位です。いつも生涯教育講座を受けるとDVDを購入します。4万円です。高いか安いか。名古屋までの交通費と宿泊費と参加費を合算するDVDをなめるように見たら4万円十分元が取れる。神戸でも行われるが悲しい貧乏眼科医はその日は仕事です。参加して感じたのはOCTは眼科開業医にはあって当たり前のもです。数年前のように一番基礎の部分の講義はなかった。いきなり網膜疾患でした。更には次世代OCTの話がいっぱいでした。OCTを撮影すると患者さんから診察費が高いと苦情をいただくことがあるが標準検査であることを実感した。平成20年の生涯教育講座で取り上げられたOCTの話とは全く別の機械の様であった。緑内障のOCTの話の中で医学部の学生にOCTを施行したら3人に1人位異常がでたそうです、強度近視で来院したコンタクトレンズの定期検診の20代30代の方に無料で撮影したら結構異常が見つかるのではないかという話でした。緑内障は怖い病気ですが症状がない。OCTを撮影すると一部負担金が高いと怒られる。

陰陽と系統中医学

陰とは何か凝集、陽とは放散だそうです、関西系統中医学講座で今回は陰陽についての講義を聞きました。東京の系統中医学講座を合わせて10回は効いてないがもう5回以上拝聴しています。かなり初期の講義内容とかわってます。というかコンセプトは同じですが陰陽五行を途中から陰陽だけに内容を仙頭先生が変えた。世の中はすべて陰陽からなりたっている。そして陰陽は相対的なものであるから私が思うには徒然草か方丈記のように変化してゆくもの或いは悟りを開いた僧侶のようなものです。あくまで陰陽は相対的なものです。そして陰陽にもマクロとミクロがあるこれが系統中医学、講座です。陰陽可分、陰陽対立と制約、陰陽語根互用、可分不離、陰陽消長、陰陽転化、という方に永遠不滅のものががないある意味無常観のように理解しました。陰陽は哲学からきた概念ですから当たり前といえば当たり前です。決して面白い分野ではないが物事を考える上で大切な概念だと思います。朝早くまだ涼しいがなんか朝から無常観が漂います。もう一度比叡山の上で横川の行院は無理だが延暦寺会館あたりでシルクロードのテーマを聞きながら座禅をしてみたい。

PK/PD理論

PK/PD理論の普及でレボフロキサシン点眼液は大切に使われていると思います。ところが複数のメーカーから発売されたレボフロキサシン1.5点眼液がなんと150円だそうです、安い。濫用されないだろうか?安すぎる。白内障手術後のレボフロキサシン点眼液1.5パーセントは投与期間が短くなっていると思います。高濃度で一気に叩く。だらだらと頻回点眼はしない。ペニシリンやセフェムは一定の濃度を超えるため頻回点眼してもよいがつまり効果があるがサルぺリンなきあとベストロン点眼液しかありません。レボフロキサシン点眼液1.5は一日3階と記載され適宜増減となっている。訴訟となれば慣習よりも添付文書が大切になる。裁判官は医療には詳しくない。グレースビットは製薬会社自体があまり積極的に販売していません。グレースビットはクラビットと同じ製薬会社から発売されていますがレボフロキサシンのように濫用されてはいけないという企業のモラルがしっかりしています。さすが日本企業です。水に溶けないと点眼液はできません、そこで眼科領域ではキノロンばかり製剤化されます。しかも高薬価です。しかし5ml150円のレボフロキサシン点眼液は現在の最低薬価を基準に作られたそうですが如何でしょうか。