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便秘に漢方薬

便秘の新薬が出るそうです。薬屋さんが売り込みに来ましたが私のところに来られる方はみんな漢方薬を求めてこられますと断りました。漢方薬の妙味は腹圧や腸蠕動が弱い腸蠕動などの機能性便秘です。刺激性下剤はセンノサイドが入るという点では西洋薬に類似する。気を巡らす六君子湯、陽をめぐらす大建中湯、蠕動亢進作用がある芍薬の入った方剤例えば桂枝加芍薬湯、などたくさんのほうざいが存在します。芍薬には過緊張の平滑筋を弛緩し、緩んだ平滑筋を過度に緊張させる作用があります。当帰には潤腸作用があります。最近は赤字になるといわれて使っていませんが薬価収載「ウチダのコウイM」やマルツエキスも貴重な戦力です。適当な甘さを持っています。甘いものを適当に摂取すると補気します。補気しなければ理気できません。コウイMはうるち米からできている貴重品です。子供と老人そして虚弱体質の若い女性、アトピー性皮膚炎患者さんの体質改善には漢方薬で流れをつけて気を巡らせることです。アトピー患者さんは不登校になったり気が大変滞っています。漢方薬はエビ遺伝すレベルが低い。漢方単独で治してくれとかコントロールしてくれというのは極論です。アトピーならスキンケアをプロアクテイブ療法で続け、気管支喘息なら吸入ステロイドを用いることから始め、気道のリモデリングを予防することが大切です。

漢方薬と腎

漢方薬の世界の腎は腎臓ではありません。腎は泌尿生殖器・内分泌系を全体的に表す用語です。耳や髪の毛、下半身や腰、納気といい息を吸うこと、成長や骨代謝のホルモン分泌に影響しカルシウム代謝という点で歯にも関係します。症状は頻尿、髪の毛の異常、耳鳴り、低身長など遺伝子とも関係します。じんはgeneです。geneは遺伝子です。しゃれのつもりです。漢方の世界では五臓六腑と言います。腎は五臓に属します。膀胱は六腑に属します。腎は尿を作ります。膀胱は尿を蓄えます。少し、腎は腎臓とは異なります。腎の薬は保険適応があるのは六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸があります。有名な右帰丸、左帰丸は保険適応ではありません。