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アンケート

アンケートとは個人情報を売ることです。5月14日発表人気のの点眼薬のインターネットアンケートで一番オロパタジン二番ケトチフェン3番エピなジオンでした。意外な結果ですが個々のアンケートは以前も不思議な結果が出てました。講演会を行うとよくアンケートが行われる。匿名にするとより生の声が聴ける。実名にすると問い合わせができる。民間人対象の講演でアンケートを取って医師が評価されているのを見た。良く流行っているところの医師は講演の人気が高い。患者さんの心をつかむのがうまいんでしょう。しかし、多くの医師にその結果がみられるのは不快です。ところで、自分の講演会の評価を見せていただきました。公演中に速いといわれましたがアンケートではおおむね良好でした。インターネットアンケートが多く寄せられますが日本人の平均睡眠時間は7時間42分だそうです。医師の8割が6時間以上睡眠をとっており医師の三分一以上は7時間が確保できているそうです。中途覚醒時には諦めて暗くしてぼんやりするとか薬を飲むなど当たり前の記載でした。医師と一つに縛ってもいろいろな診療科があります。いろいろな規模があります。睡眠も時間だけではなく質の違いもあります。

初めての予防接種

生後6か月半になり生まれて初めての予防接種に来られました。ご兄弟は接種経験があるのになぜかとお訊ねすると忙しかったそうです。こうなると同時接種するしかない、しかし怖い。上の子は同時接種はしていません。しかしプレベナーを子供に接種して世の中の肺炎球菌の菌株が変化したというからびっくりします。PCVは免疫原性が高い。PCVはタンパク結合型ワクチンでありブースター効果が期待できます。そして肺炎球菌の粘膜定着を防ぎます。侵襲性肺炎IPDが80パーセントから0に3年でなるからすごい。ACIPではニューもバックスとPCV13はどう描くとされています。予防接種のワクチンにおけるワクチンドタキャンについての記事が書いてあった。冷蔵保存の製品は原則返品が不可能です、なぜなら廃棄するにもお金がかかる皿には感染性廃棄物になる。感染性廃棄物として処理するには免許がいるし報告義務がいる。やはり全国で起きているのです。対策としてかかりつけしか受けないのが一番だそうです、なぜなら間違えるお母さんが多いからです。生ワクチンが、不活化ワクチンがと言ってもわかる人はわかるがそうでない方が多い。接種してしまってから副反応についてのお話になる、ご質問はと言ってもないとおっしゃりそのあとの話です。坐薬も冷所管理で破棄が多いそうです。

ビオフェルミン

ビオフェルミンとビオフェルミンRをどのように使い分けしていますか、大昔に抗生物質を使うときはビオフェルミンRと信じていた。しかしグレースビットやジェニナックがが発売されたときにビオフェルミンRではなくビオフェルミンをキノロンは併用するということを。抗菌薬と一緒に用いるビオフェルミンですがいつのまにか長田から神戸の中でも西区に移っていました。阪神淡路大震災の時長田の工場がやられたのは周知のとおりです。当時は武田薬品との結びつきが強かったが今は富山大正製薬と結びつきが強くなっているそうです。ところでビオフェルミンRの添付文書をご覧になったことはありますか?何とキノロンとは併用できないのです。ペネム系のファロムも記載がありません。最近ビオスリーも人気が良い。BIOが3つと分かりやすいネーミングが良いのかな。キノロンにはビオフェルミンです。ビオフェルミンRは査定の対象です。

口が渇く

熱くなってきました。漢方薬では口が渇くが飲みたくない、口が渇きいっぱいのみたいは異なる症状です。点滴をすれば口が渇かなくなるかというとそうでもない。所謂偏在です。顔がむくむまで点滴をしても口が潤うとは限らない。口が渇くといえばシェーグレン症候群ですが日シェーグレン症候群に漢方薬を求めて起こしになる。口が渇くのには4つにわけられるそうです。全身がカラカラの状態が一番わかりやすい。ふたつ目は体の中には津液はからだのなかにあるが口には廻らないつまり陽気不足です。3つ目過剰な津液があるのに口には届かない。4つ目は気が滞り熱を帯びる。気の滞りで津液が口には届かないそして化熱するから口が渇く。20歳の方に比べ65歳以上では20パーセントの体液の減少が生じる。それだけ津液が不足する。だから2型糖尿病に用いるSGLT2阻害薬は高齢者には向かないとされる。どうもSGLT2阻害薬はちびりちびりと尿が出るようです。瓜呂・天花粉には清熱生津つまり胃熱と心火をを共に清する、また津液を生じる熱で津液を傷つけ消喝になる。清熱瀉火の石膏CaSO4・H2Oにも除煩止渇作用がある。知母は滋陰潤燥です。

ベルソムラが合う患者さん

覚醒系に作用して睡眠が取りやすい睡眠リズム調整薬のベルソムラ似合う患者さんはどのような人か?今のところ日本発の薬なのでよくわからないところが多々あります。ベルソムラが期待するところは自然な眠りです。ただし、朝や日中の眠気が生じることは無きにしも非ず。覚醒系を抑制し従来の薬とは効果が違うと感じる人もいる。メラトニン作動薬のロゼレムに比べてオレキシン受容体拮抗薬ベルソムラは即効性が期待できます。メラトニンの受容体にはMT1つまり睡眠のタイミングをつかさどる受容体とMT2は睡眠の振幅をつかさどる受容体に分かれます。オレキシンは睡眠と覚醒のバランスを調整します。ベンゾジアゼピンあるいは非ベンゾジアゼピンはα1とα2.α3.α5のいずれに親和性があるかということで、強制的に眠らされるということです。睡眠系はベンゾジアゼピン、覚醒系はオレキシン。メラトニンは体内時計です。ベルソムラと他剤との併用は実績がありません。ベンゾジアゼピンからの切り替えもわかりません、以前の方が良いといわれる可能性が大きい。マイスリーと比較試験しているので効きそうな気がします。

臨床試験と治験

臨床治験と試験はどう違うか?わかりますか?私は知りませんでした。治験とは企業と医師主導で承認申請を目的とします。臨床試験は計画した試験・介入・前向きなものです。その上位に存在するものが臨床研究です。臨床研究とは人を対象とした疫学・後ろ向き研究などの研究すべてを指します。患者さんがモルモットなわけがない、保険適応の薬には4相の試験が行われています。薬事法が昨年2014年11月25日に名称変更をしていました。薬事法は医薬品医療機器等の品質・有効性の確保等に関する法律に名前が変わったそうです。臨床試験の失敗は先日のダニアレルギーの免疫療法でもお話ししましたが物自体のパワー不足とは言い切れずプロトコールに問題があるのではと指摘を受ける時代です。また二重盲検試験DOUBLE BLIND TESTが日本では使われる用語ですが海外ではDOUBLE MASKED TESTという用語がつかわる時代となっています。PMDAつまりPHAMACEUTICS AND MEDICAL DEVICES AGENCY日本語に直すと医薬品医療機器総合機構が用語の変更を求めているそうです。

無料化づくし

人口が減っていくので何でも無料がDEFAULTを招く。すべてに一部負担金があった方が良いと思う。救急車をアメリカのニューヨークで呼ぶと5万円から6万円かかるそうです。日本なら重症度にかかわらず無料。教員免許を医師免許のように変えようとする計画が新聞に記載されていました。ハードルが高くなるようです。少子化で優秀な教員を確保したいとの考えがあるようです。東北の震災復興でも同様に自治体負担を検討中です、当たり前です、神戸は多くの借金を背負っています。東北はまずしいから国がしないとの考えから全額国がお金を支出して復興を支援しているが住民が戻らず人口が減ったところも同じように国税が使われる矛盾が生じています。東北の自治体にも相応の負担が生じてしかるべきです。高齢者のようにインフルエンザ、肺炎球菌ワクチンを接種するのに助成金あるいは一部負担金を出すのが一番です。神戸の震災に比べ東北の震災は国の手厚い援助がある。政治両区政権与党が民主党だったからかは不明です。全額国が負担するのもほどほどにして少子化対策しないといけないと思うが学校検診があまりにも早く終了したのでわかったが思った以上に少子化が進行しています。医療費無料化が65パーセントの自治体で進むが少子化対策にはなっていません。800円の一部負担金は存在した方が良い、私が学校医で訪れた学校の一年生は10人未満です。