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患者が死亡しない診療科

先月の医院経営研究会は医療事故調の話でした。講師は弁護士さん。講師の先生は医療側の弁護士として検討会に参加されたそうです。医療事故調の調査の対象はすべての医療機関、つまり規模は関係ない。医療事故調制度の目的は原因究明と再発防止です。10月から始まるのに何も決まっていないそうです。この制度ができれば医師免許と弁護士免許を両方有する方は大忙しになりそうです。予期せぬ死亡事故だそうです。医療機関の規模は問わないそうです。医療事故調は第三者機関に報告したうえで院内調査を行う。今年10月から新規で始まる制度です。医療事故調の目的は予期せぬ死亡を報告調査する。予期せぬ死亡事故の定義が定かではない。眼科を原因究明・再発防止だそうです。個人の責任は追及しないで院内調査を行う。ヒューマンエラーの背後にあるシステムエラーに着目する。眼科を目指す研修医が減って久しい。大学の眼科医局では入局者獲得合戦が行われている。なぜ眼科を目指す研修医が減ってしまったかといえば眼科に将来がないからです。患者さんが死亡しない診療科として眼科は命にかかわらないとの批判が多い。この手の話は苦手です、漢方薬のお話をしているほうがよほど楽しい。

MALASEZZIAとアトピー性皮膚炎

MALASEZZIAは真菌つまりカビです。MARASEZZIA GLOBOSAが今アトピー性皮膚炎の世界で注目されています。アトピー性皮膚炎患者さんではMARASEZZIAは経皮的に暴露され感作される、もともとアトピー性皮膚炎患者さんと汗は密接に関係しています。汗を自己注射すると80パーセントで反応がみられる。汗はアトピー性皮膚炎の増悪因子です。皮膚に常在するMARASEZZIAが賛成し分泌するものに即時型アレルギーを示すそうです。MALASEZIAは皮膚から侵入する真菌です。MALASEZIAの特異的IgEが陽性例ではASPERGIRUS FUMIGATUSやアルテルナリアにも特異的IgE抗体陽性となりやすい。HRTでヒト汗を調べるのも良いがCAPRASTでMALASEZZIAを調べる方が容易かもしれません。HRTでヒト汗を検査するには赤字になるかもしれないリスクがある。結構赤字になるのがヒト汗です。

家庭学習

5月になり、最近、駅前のホテルや会議室で勉強会がいろいろあるそうです。しかし、家庭で見れるインターネット講演会もいっぱいあります。インターネットなら面白くなければテーマのスイッチ可能です。最近は世の中が変わり夜にMRさんと講演会を二人でみたらそれはMRさんとの単なる会話だそうです。MRさんと安易に約束すると本当に聞きたい講演を聞くことができなくなる。5月はもう予定一杯です。しかし講演会にきませんかとお誘いがひっきりなしに来る。安易な約束はしないことが大切です。ところで今日は中間考査の中日で家庭学習日です。まじめに勉強をする日です。ゲームセンターなどでは先生方が見張っておられる日です。大学なら試験はとびとびに行われます。ところで、なぜ長期休暇に授業をするのが補習になるか?子供によると授業数に上限があり超えるといけないからだそうです。昔世界史未履修事件というのが多く高校であった。高校では日本史はどちらでもよい。世界史は絶対に学ばなければならない。守られていない学校は新聞に名前が出ました。今日は晴天です、新緑がきれいなころで学校検診です。