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研修医

私が研修医だった時代は研修医は医師ではないかの時代でした。私はK市の非常勤の常勤の立場でした。年金は研修医は給与が少ないから入らなくてよい。今考えてみると半分負担しなければならないから経費削減です。更に2年目から入った年金は共済ではなく厚生年金でした。3階建の共済年金ではなく2階建ての厚生年金でした。インターン制度が廃止され研修医制度になった。私は厚生年金を受給するのに12か月足りない。つまり研修医一年目が厚生年金だったら受給資格を有するのです。大阪の耳鼻科研修医の過労死事件で世の中が大きく変わった。研修医は労働者であり最低賃金ぐらいは満たさないといけないということを世の中に知らしめたのです。私は研修医一年目の12月24日は日曜日で日直でした。なんと救急車で来た患者さんがAAAつまり腹部大動脈瘤切迫破裂だったのです。おなかがパクパク拍動していました、すぐ先輩医師にコンサルトしました。確かに疑わしいと先輩にエコーをしてもらいました。やっぱりAAAでした。すぐに心臓血管外科コンサルトさらにオペの準備に入りCT室からオペ室へと患者さんは消えて行った。眼科に転向して一年目の12月24日みんなデートでいないからと今度は小児科の救急当番病院の当直を頼まれた。来たのはクループでした。デガドロンエレキシルを吸入してそのまま入院となりましたが民間病院にしては小児科の人梨状筋の病院だったので点滴先生お願いし良いですか?看護師さん小児の点滴慣れていなそうでした。何とか一発で入りました。12月24日当直すると普段は誰かいる医師がみんなさっさと帰ってしまう。

ツープラトンシステム

ツープラトンシステムとは野球でよく出てくる。例えば捕手と一塁手、セカンドと遊撃手など二つのポジションを守れるように普段から練習しておくことです。私のクリニックでのツープラトンシステムとはオートレフが故障したらつまりトノレフが故障したらレチノマックスやAA-2がレフの働きを果たす。眼圧ならトノレフが故障したらトノペンやハンドアプラネーションが活躍する。ハンフリー視野計が故障したらFDTとAP7000が登場する。眼底カメラが故障したらトプコンの三次元眼底解析装置で眼底写真が撮れる。倒像鏡も同じコードレスの倒像鏡の色違いを設置しています。いちだいなのは角膜内皮細胞、YAGレーザー、アルゴンレーザーです。21日に倒像鏡がバッテリーがやられてしまった。患者さんは散瞳してしまった。12時46分の新幹線に乗らないといけない。開業湯ワイに知人に頂いた新品の倒像鏡があるはずだ。色違いがあった。眼科なんて器械ばかりの診療科です。ひとつ壊れたら変わりの器械が兼用できるようにしておかねば大変です。眼科のツープラトンシステムです。当直と産業医学専門講習会で疲れました。

1.2ジクロロプラン

1.2ジクロロプロパンってお分かりですか?大坂で印刷業で胆管癌を誘発した物質です。胆管癌は決して多いものではない。1.2ジクロロプロパンがいよいよ今年の10月1日から健康障害防止措置が義務付けられています。1.2ジクロロプロパンが特定化学物質2類に分類されました。更に有機溶剤ですので有機溶剤作業主任者技能講習を受講して作業主任者を配置しないといけません。特定化学物質作業主任者はエチレンオキシドが特化物に入ってきたとき姫路の労働会館で受講と受験しましたがかなりの正答率がいる試験でした。したがって通らない人はいつまでも合格しないようです、労働安全衛生法施行令、労働安全衛生規則、特定化学物質障害予防規則が改正になったいます。特定化学物質とは発がん性のある物質です。有機溶剤と用いられることから呼吸保護具や局排やプッシュプルそして1.2ジクロロプロパンを3年以上取り扱うと離職時に更にはかつて取り扱っていた方にアスベスト同様に健康管理手帳が必要です、また人数分の保護具の備え付けが必要です。健康手帳が交付されたら6か月ごとに指定医療機関において健康診断を無料で受けることが可能になります。この工場では地下室で作業していたから換気不足。24時間の交代勤務だったから余計に換気が悪かった、50人以上なのに産業医未選任
など法令義務違反などがみられたそうですが私が労働衛生コンサルト試験でたずねられた未知の化学物質には要注意であるということです。規制されていないものほど危険なものはない。

三連休

三連休が終わりました。私は西新橋で産業医学専門講習会を受講してきました。東京タワーが四色にライトアップされていました。白ピンク青みどりでした。きれいでした。土曜日はVDT検診日曜日は腰痛そして月曜日は過重労働の講演が特に楽しかったです。過重労働と子供の学習について講師の〇○鉄○金の上席産業医の先生のお話が印象に残りました。先生のテーマは過重労働でした。子供でも四当五落の時代は終わっているそうです。むしろ五当四落の時代だそうです。うちの子供たちなんて考えたら八時間半も寝ています。お受験の時も同じでした。日本人の平均睡眠時間は六から八時間だそうです。睡眠が大切ですと先生はおっしゃっていました。かずさマ○○○の先生のはなしはは受験勉強に例えて面白かった。過重労働面接をスポットで最近昼休みや土曜の午後に行っているのは既述のとおりです。私はなぜ週40時間を超えて月80時間や100時間働くといけないか?クライアントの方にはお金がたまり住宅ローンが早く返せてよいですねとお話しさせていただきます。みんなうなづかれます。正しいお答をいただいたことはありませんでした。この問題はあとで正解を述べます。そもそも私の労働時間は若い時から無茶苦茶です。例えば麻酔科をローテートしていたとき部長に30分あげるから食事をとっておいでと言われました。労働基準法では確か6時間労働したら一時間の休憩が必要です。医療には一斉休暇の免除があるから可能です、月23日当直というのもあった小児科の二次救急もやった。時効が来ていますから述べますが急病センターの正月の応援で21時から0時まで内科・小児科に入った。0時なんかには返してもらえない看護師が患者さんが切れるまで返してくれなかった。大体午前一時だった。当然残業の概念もなかった。医療は奉仕という考えがあった。「NO WORK NO PAY」はあっても残業は奉仕でし合った。事業主は〇路市です、15分で今は残業代もつくようになっています。詳しくはテーマを変えて取り上げますが残業0の事業所はなかなかない。私のところでも子供の運動会や音楽会の日では職員には残業代がついている。地元の方よりも遠くの方が多いから小学校の運動会や音楽会だからと言って受診者がお越しにならないということはない。少ないが定時に職員を帰せないひがあります。普段は家内労働?で職員にはお約束した時間に帰っていただいています。更には10人未満の医療業では週44時間労働が認められています。奈良病院で当直は実質時間外労働という判決が出たが急性期病院で当直に対して時間外手当を支給しているところはあるのだろうか?また宅直は勝手に医師がしているというのも納得がいかない。待機時間も労働時間というのが一般的な今の概念です。ちなみに当直は軽作業です。昼と同じ診療をすれば時間外労働です。結論から言うと残業すると睡眠時間が減る。過労自殺や過労鬱がが起こる。ブラック企業のレッテルが張られます。電○事件という言うのが約15年前ににあった。15000万円電〇が負けた。然し広告最大手のこの会社安全配慮義務、過重労働の講演になると必ず話題になります。一見華やかに見えるこの会社のイメージからすると大きなダウンです。今週は長時間労働はなぜ悪か?残業はなぜ悪か?について述べてゆきます。医学の講演かは今週はさすがにありません。勉強締めの産業医学専門講習会でした。