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アレルギーの薬の研究

色々アレルギー領域の薬の研究がおこなわれています。SLITつまり舌下減感作療法は期待が大きいと思います。しかし、桂皮減感作療法SCITは1911年からの長い歴史があります。パンをなめるSLITはそれほどの効果はないようです。また減感作療法を行うとIgG4が増えるそうです。そうするとIgG4が別の反応を起こす可能性があります。さらにはSLITでは30パーセントが途中でやめてしまうそうです。理由が何か関心があるところです。内科ではつまりおとなではインフルエンザになると気管支喘息が増えます。小児ではインフルエンザが増えると気管支喘息が増えるわけでも重症化するわけでもありません。アトピー性皮膚炎ではじゅうたんが増悪因子であり、気管支喘息ではウイルス感染が大きく悪さをするとされています。秋はライノウイルスです。クラリチンとシングレアは同じ会社が発売しています。鼻噴霧用ステロイド薬と抗アレルギー薬の併用について世界にに4つの論文があるそうです。いずれも鼻噴霧用ステロイド薬に抗アレルギー薬を追加してもあまり効果は上がらないようです。ガイド来では鼻噴霧用ステロイド薬と抗アレルギー薬の併用は中等度以上で推奨されています。

病者の就業禁止

労働安全衛生法の病者の就業禁止についてお聞きになったことはあるでしょうか?鳥インフルエンザが中国から入ってきたら問題です。また風疹もしかりです。もし強毒ウイルスをもったひとが給与カットは嫌だから働きたいといえばどうなるか?会社として出てきてもらっては困る。休むに当たり有給休暇を使いたいといえばそれでよい。問題は有給休暇がない人つまり入社後6か月経過していない人です。でてきたいといわれたどうするか?これが病者の就業禁止にあたるかどうかです。労働安全衛生法68条病者の就業禁止に当たるかどうか大変デリケートです。配置転換等の措置をとるなどの努力義務が事業主に課せられています。職場で感染すれば安全配慮義務を尽くしたかという問題になります。ワークライフバランスWLBという考えだけでは世の中生活できません。労働組合の組織率が減少し、若者の3人に1人が3年以内に離職しているとされています。厳しい雇用状態の中WLBも大切ですが色々な業種があります。病気でも働かざるを得ない人は少なくない。HbA1cが10以上で働いている人が多いそうです。やすんだ首になる。金融円滑化法が3月で打ち切りなった。ぼつぼつ返済を迫るようになっているようだ。