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アレルギーの薬の研究

色々アレルギー領域の薬の研究がおこなわれています。SLITつまり舌下減感作療法は期待が大きいと思います。しかし、桂皮減感作療法SCITは1911年からの長い歴史があります。パンをなめるSLITはそれほどの効果はないようです。また減感作療法を行うとIgG4が増えるそうです。そうするとIgG4が別の反応を起こす可能性があります。さらにはSLITでは30パーセントが途中でやめてしまうそうです。理由が何か関心があるところです。内科ではつまりおとなではインフルエンザになると気管支喘息が増えます。小児ではインフルエンザが増えると気管支喘息が増えるわけでも重症化するわけでもありません。アトピー性皮膚炎ではじゅうたんが増悪因子であり、気管支喘息ではウイルス感染が大きく悪さをするとされています。秋はライノウイルスです。クラリチンとシングレアは同じ会社が発売しています。鼻噴霧用ステロイド薬と抗アレルギー薬の併用について世界にに4つの論文があるそうです。いずれも鼻噴霧用ステロイド薬に抗アレルギー薬を追加してもあまり効果は上がらないようです。ガイド来では鼻噴霧用ステロイド薬と抗アレルギー薬の併用は中等度以上で推奨されています。