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これからのアレルギー治療

これからどのようなアレルギー薬が生まれるでしょう。アレジオンやアレグラなどの薬はスイッチOTC化されています。抗アレルギー薬はスイッチOTCの急先鋒です。TNF-αは関節リウマチには有効です。しかし気管支喘息では発がん性や自然免疫のバランスを崩すなど課題もあるようです。抗IgE抗体はノンレスポンダーつまり全く聞かない人はいるという問題がある高価な薬である。然し抗体療法で最も有効なのはIgEでしょう。IL-4、IL-5、IL-13、TNF-αが候補ですがTNF-αは喘息、IL-5はhypereosinophiric syndromeには有用だそうですが他はなかなか厳しいようです。舌下免疫療法つまりSLITはIgG4が増えるのが課題です。他の免疫への影響が懸念されます。更にはSCITを含めALLERGEN VACCINEのLOT番号による差が問題です。なかなか画期的な新薬はなさそうな気がしますが今後どうなるでしょうか?アレルギー疾患は増える一方です。アレルギーの人に薬を使うということは言ってのリスクを背負うのではないでしょうか?漢方薬も捨てがたい。

産業衛生専攻医

講習さえ受ければ産業医になれます。産業医は日本医師会認定です。そこでもうちょっと勉強した医師のための試験ができました、産業衛生専攻医といいます。産業衛生学会という権威ある学会の認定専攻医です。研修施設で3年の経験を積めば産業衛生学会認定専門医を受験することが可能です。5月18日に松山で試験が行われます。落ちれば6月22日東京です。公益社団法人化しました日本産業衛生学会に入会するには確か推薦人が必要なはずでした。学会としては認定し活性化する。産業衛生学会の会員が増える。いままでなら産業衛生学会に入会してもなにかオプションがついてくるわけではありませんでした。確実に会員数が増えると思います。労働衛生コンサルタント会に入会し登録するには、年会費25000円必要です。コンサルト会に入り何かメリットがあったかといえばなかった。しかし、労働衛生コンサルタントは医師免許がなければ取得することは至難です。医師免許があれば筆記免除の特典があります。ケアマネージャーも免除科目が大変多かった。今後意志でケアマネージャーを目指す人は皆無と思います。全くメリットはない。作業環境測定士は産業医や労働衛生コンサルタントの仕事してゆくうえで取得する便利な資格です。