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眼科の往診

姫路でも眼科の往診をしている医療機関があります。今日もご紹介いたしました。先日は白内障手術をどこで受ければよいか?というご質問のお電話をいただきました。知っている限りのことは知っている範囲でお答えいたします。出来ますれば診察していないときにお電話いただければと考えます。お待ちになっている方、お待ちになってやっと診察という方もおられます。眼科の往診については以前もケアマネージャーの方にどの範囲ならいけますかと聞かれた。車に乗らないので校区内位でしょうかとお答えいたしました。できることも限られている。でもご本人が診てほしいというので電話していますといわれることも多いです。内科を中心に外科の医師も往診には熱心です。眼科で往診が盛んでないのはスキルの問題と診療報酬上眼科の往診はあまり想定されていないからではないでしょうか?もう一軒紹介してくれと言われたのにはまいった。なかなか眼科の往診はないように思いますがね。急変したら往診です。定期訪問は往診ではないように思います。

日経ヘルスケア

毎月定期購読している雑誌の一つに日経ヘルスケアがあります。その日経ヘルスケアの最新号に私にそっくりな方がいらっしゃることを知り笑ってしまいました。どのような方かというとコンピューターが大の苦手な開業15年の医師です。ブログを書くように進められても全く書かず、ひたすら紙のカルテに向かっているそうです。オンライン請求もそんな時代が来ると思わなかったそうです。確かに、わたくしが専門医を目指した当時ワードもエクセルもできなくとも論文もうけいれられました。今は電子カルテを導入する医療機関が増えた。しかし、電子カルテを導入するには一千万円という膨大な費用と人一人が余分にいるようです。関西電力の計画停電の話がでて命に関係ない診療科目でも会計も検査もできないことに気が付いた。中高年の医師にはコンピューターに関しては両極端な2つのタイプがあるように思います。きわめてコンピューターが得意な医師、極めて苦手な医師の双極性がある。わたくしの場合車にも嫌悪感があります。公共の交通機関をつかって温室効果ガスの削減に努めたい。

便秘の漢方薬

糖尿病やアトピー性皮膚炎の患者さんでは便通異常が多い。西洋役と漢方薬でどのように違うのでしょうかと聞かれることが多い。まず、大便を柔らかくする働きを持つ成分の生薬がある。代表は芒硝ですがあとは種の仲間があります。仁という漢字を使っている生薬です。麻子仁とかハトムギことヨクイニン等が代表です。種には油が含まれており便を柔らかくする潤腸作用があります。だから、おなかが痛くなることが少ないといわれています。ももの種である桃仁は潤腸作用だけではなく活血作用もあります。活血作用とは血液をサラサラにする働きです。だから、活血作用のある生薬配合剤は流産に注意です。ウチダのコウイMは補気作用とともに潤腸作用をもっています。補気は補肺氣が中心です。のどを潤すと腸を潤します。腸と肺は表裏の関係です。だから呼吸器を潤すと腸も潤すことになります。

入院中の他科受診

「入院中の他科受診」ということばをきかれたことはありますか?一例をあげるとある医療機関に入院中の患者さんがアトピー性皮膚炎などの漢方薬を入院中の医療機関にはないといわれてとりに来られることです。厚生労働省はあるいは厚生局は「薬だけ」というのは存在しないという立場です。にもかかわらず「入院中の他科受診」という言葉が存在することに大きな疑問をもちませんか。投薬が入院前ならよくて入院中はダメというのが疑問です。慢性疾患だけではない急性疾患ならいつ入院するかはだれもわからない。昔はDPCなる概念はなかったため開業医の薬はもってこなくてもよいといわれていたものがいまではすべて薬を持ってきてくださいと言われるようになった。しかし、患者さんはここでもらった薬の方がよいというからという理由で投薬希望で来られる。しかし、オンライン請求が始まり、さらには縦覧突合がはじまり一発査定されかねない事態となっている。入院中に他の医療機関を受診することついてあまり広報活動されていないように思いますが如何でしょうか。