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サモン療法

サモン療法とは入院しないと導入できないサムスカを外来での利尿やにアドオンする治療です。サモン療法は点滴のルート確保が必要なく看護師に人気ジェネリック医薬品が多い今の時代が以来の処方薬を使えるから薬剤師にも人だそうです。7月初めのお話です。姫路市の病院にご勤務されていた循環器の先生が大塚製薬姫路営業所発のWEB講演会をされるというので参加した。サモン療法って何?サムスカアドオン療法実はこの先生に一度診察していただいたことがあります、負荷をかけて心臓の検査をしていただきました。異常なしといわれた。大塚製薬姫路営業所は今は駅前のとても便利。かつては岡田あたりに位置していた。利尿剤しかなかった心不全の治療にサムスカ錠は心不全の世界に新しい風を巻き起こした。一錠が2500円もする。しかも高ナトリウム血症による意識障害を危惧して導入のたびに入院が必要である。実は下腿浮腫引かない患者さんがサムスカ錠でよくなった、凄いと思ったが今はご来院ではありません。心不全のお話を聞く機会が最近増えました。一つはサムスカ錠、もう一つは高脂血症です。循環器内科で脂質異常症のお薬を研究されることが多くなっています。珍しく19時に終わった。

無給医

今日から実質夏休みが始まる。無給医問題というのが急に発生した。私も眼科に転科して当直費以外1年無給だった。家賃も出ないがそれは当たり前と今でも思っている。最低賃金を下回るのが研修医でも当たり前だった。K医科大学で過労死問題が生じてそこからどんどん研修医は労働者であるとの解釈になっている。そして当直医問題は一向に進まない。当直は軽作業であると昔から認識されており当直には労働基準監督署に届けがいる。看護師業務は夜勤で8時間の労働が終われば拘束が説かれる。医師は当直だから翌日も通常業務で48時間後に拘束が説かれる。N病院の産婦人科医の宅直問題で最高裁判決いわゆる3審が出たのに世の中が変わらない。卓直は私は却ってしんどいいつ重症の本当の医療が必要な人が舞い込むかもしれない点で当直と何ら変わらぬ精神的負担がある。参議院選挙が終わった。梅雨で多くの方が体調不良の中での選挙選挙運動で戦われた方の体調管理は大変だ。不確実性の時代といわれたが何が起こるかわからないことが当たり前になっている。

気津液血

普通東洋医学では気血津液と呼ぶ、気血水と日本漢方では呼ぶ。系統中医学では気血液津と呼ぶ、詳しくは成書標準東洋医学に記載がある。あえて軽いもの順に並べたのが気津液血、逆に重たいものから読むと血液津気の順になる。この天才的発想。[変えようとするなわかろうとしなさい]と心理学では言うが昔に変えるつまり古典に帰るのではなく時代にあったものに変えていくことが大切だ。日本東洋医学会では日本で独自に発展した日本漢方の根拠は古典にあるから専門医更新のための症例では古典の条文に準拠することを求めている。中医学の準拠するものは素問ということにある。昨今韓医学の韓国との政治レベルでの対話がうまくいかない。同じようなことが東洋医学でも起こっているのではないか。東洋医学には日本漢方、中医学、韓医学そして台湾にも独自発展した医学が存在するそうです。中国が中医学を標準にしようとした、ISOに登録しようとした。それに対抗するには古典に帰れとなるかもしれない。日本の漢方は江戸時代には高いレベルにあった、しかし西洋医学を明治政府が標準にした。そして日本の漢方のレベルが落ちた、見聞きした話ばかりです。今日も朝からムシムシします。

鬱熱胃熱について

参加してよかった今日のエキス漢方ZtoA,AtoZではないからいろいろ応用が利くお話です。神楽坂は夏のお祭りのようです。次は9月1日です。間もなく横浜、自宅に到着するのは20時30分ごろでしょう。今回は鬱熱胃熱についてなので黄連やオウゴンについてのお話なので間質性肺炎やアレルギー性の肝障害をきたしやすい生薬なので休もうかと思ったが眼科生涯教育名古屋講座で名古屋まで来たから飯田橋まで来てしまった。2001年の春から系統中医学講座は続いている。全く飽きることなく系統中医学を理解しようとするがなかなか崇高な理論についていけない。エキス剤2種類を組み合わせることによりせんじ薬が逆ザヤで処方すればするほど赤字という時代に生薬が薬味ダンスからどんどん減っている時代に患者さんにとってより良い医療を提供することになる。初めから目からうろこの状態だったが今も同じである。いかに成長しないかというよりも系統中医学の奥は深く永遠なるものだと考えています。ZtoAとは応用から基礎へ、系統中医学を学んでから受けるとわかる、あるいは分かった気になる。2年後におないテーマで系統中医学講座を受講すると私にはとても新鮮である、DVDでは味わえない。常に進化している。東洋医学会では古典重視だが時代に会うようにアレンジしてあるのが系統中医学や標準東洋医学である。標準東洋医学は初期の系統中医学講座そのものである。重厚な書籍である。以前AMAZONのレビューで講義を聞いたらわかるが標準東洋医学だけを読むとさっぱりわからないと書いてあった。まさしくその通りだと思う。

また漢方薬が査定された

月初めに漢方薬を二剤満量処方して月の終わりに全く異なる二剤満量処方すると過剰だと社会保険で査定された。困ったことだ調剤薬局の減点はない、こういう場合場合によっては処方箋料まで査定されたことがある。院外処方箋が国策なのに減点される。査定の全国トップ3は大阪・福岡そして兵庫です。もっとも査定が少ないのは秋田県らしい。ノバルテイスの400万円の白血病の治療薬が薬価収載になれば保湿薬のヒルドイドや湿布などの外用薬そして漢方薬のように医薬品2類で薬局で薬剤師ではなく登録販売管理者が販売できるものは保険対象外となることはある。私のところみたいに漢方薬を飲みたい人が集まるとことには困ったも問題である。病名漏れは絶対ダメ、漢方診療で月2回目の受診されたときバサバサ査定される。審査員の先生に聞いて症状詳記したが駄目だった。いつも2次審査でさてされる。そういえば眼内レンズ挿入眼は本部県下で屈折病名になるという判断であったが2次審査で保険者からの申し立てが増えているから近視遠視乱視などを併記するようにお達しがあった。お金を払う保険者強しということを実感する。せめて調剤に関する費用は薬局から減点してほしい。ただいま静岡を通過山の上はかすんでも屋で見えません。

エキス漢方ZtoA

あいにくまだつゆなのでムシムシ湿度が高い、こんな時には漢方薬。日本眼科医会が行っている眼科生涯教育講座を途中退出しのぞみで一路東京飯田橋へ第3日曜日は仙頭正四郎先生のエキス漢方ZtoAを受講しました。ウインク愛知の中会議室は満席でした。名古屋会場はいつも込み合っている。エキス漢方ZtoAがはじまり再び東京に向かう機会が増えた。今日は夏休み最初の日曜日名古屋から乗ったNOZOMIは満席でした。2005年だったと記憶するが第2第3日曜に系統中医学講座が行われた時期があり東京にしばしばいてました。当時はまだ私も若かった、JR飯田橋駅も西口が工事をしておりちょっと不便になっている。東京理科大の校舎もきれいになった。2001年ごろからお茶の水から飯田橋にかけて系統中医学講座は会場を転々とした、一つには仙頭節は多くの医師薬剤師そして獣医師や歯科医師まで多くの職種の方の心を夢中にさせる。お茶の水は昨年の小児漢方懇話会フォーラム以来行ってない。収容できる会場を抑えるのにコタロー漢方製薬の東京支店は奔走されたんだと思います。大阪もホテルサンルートがホテルビナリオに変わって第6期関西系統中医学講座はせっかく東京に行ってもとんぼ返りです。系統中医学講座は円熟期を迎え東京から関西に活動の場を移しています。名古屋と東京でエキス漢方ZtoAが開催されるようになり系統中医学という一つの流派尽くしになりうれしい限りです。来月のエキス漢方ZtoAin名古屋はパシフィコ横浜で毎年休診にして参加する相模原臨床アレルギーセミナーに参加するため参加できない、残念です。

眼科生涯教育講座 名古屋講座

日本眼科医会が行う眼科生涯教育講座もオリンッピクには勝てず。一年後、来年の夏は開催されないみたいです。いろいろなことに影響がありそうです。東京一極化のため影響が大きい。アレルギー学会は来年は京都ですがなんと事前登録して30000円もするという噂です。当日登録はなんと5万円。先週に続き眼科生涯教育講座に来ています。会場は名古屋駅徒歩圏内のウインク愛知、以前は東海テレビの近くで不便でした。一日多くて3単位ですが眼科専門医制度は5年間で100単位,他の専門医に比べて大変です。2週続けて参加すれば14単位ゲットできます、大変勉強になります。先週の東京は中村誠教授のお話を半分以上遅刻してしまいました。そこで今週はウインク愛知で生涯教育名古屋講座に参加して中村誠教授のお話を拝聴いたしました、やっぱり来てよかった。緑内障としてフォローされて何かがおかしくて神戸大学眼科に紹介された症例をいろいろ学びました。その内容の大切なところはほとんどはテキストに書いてあるのがすごい。だが読んでも難しい。オーガナイザーの杏林大学の平形明人教授もおっしゃったがその難しい内容を明快に解説していただきました、第78回の眼科生涯教育講座は中村誠教授がオーガナイザーを務められるそうです。明日も朝9時から明快なお話が聞けるとオーガナイザーもおっしゃっていました。DVDも注文しているが10月下旬にしか届かないそうです。

思春期お悩み相談室

新興医学出版社のDr池野の思春期お悩み相談室を第3回小児漢方懇話会フォーラムのプログラムの表紙の後ろにのっていたのでAMAZONで購入しました。2980円プラス税。小児漢方懇話会がウエステイン名古屋キャスルや東京新宿の京王プラザホテルで宿泊型で行われたときから参加させていただいておりました。私は第一回小児漢方懇話会フォーラムには残念ながら参加できなかった、父親の3回忌のためどうしても参加できなかった。比叡山横川で得度を受け、行院で住職になる修行を受けた。寺に生まれ育ったので世間のように宗教的儀式をすっ飛ばすことはできない。あとがきを排毒すると第一回小児漢方懇話会フォーラムの舞台裏からそして今売り出し中の坂崎弘美先生が間に入られこの書籍が生まれたそうです。池野一秀先生のご講演は聞いたことがあるような気がします、かなり昔に神戸にあるいは大阪にメーカーの講演会でお越しになったような気がします。白黒で文庫本と見た目は変わりませんが中身は凄く重厚なようです、しばらく診察しながら読ませていただきます。結構雨が降ります、暇です。

大阪疣贅治療セミナー

ヨクイニンはハトムギの種皮を除いた種子のこと。味はわずかに甘いが点物にトウモロコシでんぷんと乳糖水和物が入るから甘い。止瀉、鎮痛、鎮痙、利尿作用がある。2000年前の神農本草経に記載がある。江戸時代に有名な貝原益軒がいぼに良いとつかったらしい。そういえば爽健美茶にもハトムギが入っている。HPVはいぼのウイルス、ウイルスというだけで小さいがそのなかでも小さなウイルスだそうです。世界では9価の子宮頸がんワクチンガーダシルが普及しているが日本ではだれも接種しない。浮いたお金はかなり高額。どこに消えるんだろう。日本では子宮頸がんワクチンだ毎年10000人、死亡者3000人。もうすぐFIT039CT膣錠というものが登場するようだ。ヨクイニンで皮膚がつるつるするという話がある。一方子供のいぼにH2ブロッカーがよく効くらしい。あんなに痛い液体窒素は実は足の裏のいぼでは0.9で全く効かないというのがガイドラインでの記載です。0.9とはプラセボのほうがよく効いたことになる。しかい、こんな痛い治療のプラセボって何したんやろと思う。じんましんのガイドラインでも日本では保険適応にない薬が多く登場するが尋常性疣贅も似ている。

感染症に漢方薬を応用する

感染症には抗生物質が良いと思った時代は去った。AMRという言葉は弘また。残念だが眼科ではまだ広まっていない。白内障の手術後にも抗生物質の点眼液をまだ漫然と使う傾向がある。第3回小児漢方懇話会フォーアムでは漢方界のサラブレット三谷和男先生が風邪と思ったらなんでも葛根湯合小柴胡湯加桔梗石膏ではいけないとおっしゃった。新進気鋭の神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授のお話を聞きました。パソコンか立ち上がらずヒヤッとしたスタートでした。さすが講演になれておられるだけあって漢方エキス製剤の番号はどうやって決まったか知っている人手を挙げてとおっしゃったすると勇気がある人が手を挙げて答えた。正解かどうかは別にして岩田先生の最新の著書をみんなが拍手する中贈呈されました。素晴らしいなあと思った。日本東洋医学会ではこの漢方薬がこんなに効いたという症例報告が多い、これは誰でも認めるところだと思う。TAKEHOMEMESSAGESがついたCASEREPORTでなければいけないとおっしゃった。CRITICALな目を持ちなさいともおっしゃた。私は意味はいまだに理解できない。微生物を殺すと人は病気になる。ショックや耐性菌の問題を指すそうです。これは理解ができる。最近を殺さず病気を治すところに漢方薬が存在する、この後講演された奈良県橿原市の前田先生は兵庫医科大学の2学年下だ、確かに見たことあるが・・・みんな年を召されている。グラム染色をして細菌が顕微鏡で見えたら抗生剤見えなければ漢方薬とはすばらしい。今日は昼休みに産業医の仕事もあった。疲れた。