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オリンピックを契機に受動喫煙を考える

オリンピック開催に向けて完全屋内禁煙が叫ばれている、パチンコ屋さんでタバコが吸えなくなるとたばこは自分が吸わなければよいという問題ではない、受動喫煙というものが大変悪いことをする。来年の東京オリンピックに向けたばこには大きな逆風が吹いている。日本はたばこ規制枠組み条約の締結国です。兵庫県の条例で病院の敷地を含めた禁煙が7月から実施されている。来年4月からはパチンコやさんでも吸えなくなる。パチンコ屋さんホールでタバコが吸えないと一気に喫煙者が減るのではないかと期待する。マイルドといった名称がヨーロッパからの逆風で使えなくなっている。まいるといってもやさs区内。全車禁煙になりNOZOMINOパーサーからたばこのにおいがすることがなくなった、しかしJR東海ではいろいろ事件があったからガードマンが配置されているがこのガードマンからたばこのにおいがした。全くタバコを吸わない私には匂う。タクシーでもたばこのにおいがすることがある、これらは受動喫煙です。COPDになりやすいから呼吸器学会心血管エベントになりやすいから動脈硬化学会といった風にたばこへ逆風を送る学会が増えている。肺癌以外にもいっぱいたばこでそして受動喫煙でリスクが高まる病気はある。受動喫煙は風疹対策とともオリンピックに向けて少し世界に遅れて動き始めている。

健忘と不眠

関西系統中医学講座で健忘・不眠について勉強しました。何度も睡眠のお話は聞いている、わかりやすくご説明いただきその時は私自身興奮する。健忘は老齢化に従って記憶力が低下することです。東洋医学でも健忘と不眠は似ているんだ、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用するというは今や常識になっている。いや非ベンゾジアゼピン系睡眠薬も同じように認知症になるという論文が大勢を占めるようである。デパス錠はデパ中という言葉まで生まれている。神はこころ(心)の機能、学習や記憶は神(しん)がつかさどる。記憶は過去の情報を保持することを必要とする機能だそうです。記憶は若い時はみんな良好ですが私ぐらいの年齢になると忘れることが多くなる。どうしようもない、漢方薬で何とかとしばしばいわれる。よく眠るためには小麦牡蛎、ゆり根などがあげられる。興奮状態には標治としては鎮静つまり清熱するものが良いそうです。健忘が進行してADやLBDなどでおこまりな人は非常に多い、しかし有望視された認知症のワクチンの開発はすべてストップした。どんどん有効な治療が見つからない間に患者さんが増えている。

不眠症

関西系統中医学講座で不眠症について午前も午後も勉強した。難しい魂神意はく志と睡眠のお話はとても難しい、何度も聞いているが難しい。東洋医学では五臓の心(しん)と肝(かん)のお話です。睡眠障害は肝ではなく心の問題です。ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使わないだけではなく非ベンゾジアゼピン系睡眠薬も使わない。最初に処方するときにやめるイメージを持つことが重要だとされる。生薬的には酸棗仁、方剤的には酸棗仁湯がカギのようである。柴胡加竜骨牡蠣湯と桂枝加竜骨牡蛎湯はどう使い分けるか。桂枝加竜骨牡蛎湯が使いやすいとみんながいう。黄笒が入っているだけで柴胡加竜骨牡蛎湯は使いにくい。加味帰脾湯と人参養栄湯の違いは桂皮の有無だそうです。それだけ桂枝湯で巡らせる.桂皮で引火起原、腎陽を温める、そして最後に竜骨・牡蛎で引き下ろす。不眠症に使うなら酸棗仁湯だそうです。昔使ったことがある。今度の週末は横浜へ行って休診です。台風が来ないとよいですが。

漢方薬の服薬指導

来週の水曜日には医師会館で姫路市の方の前でコメントを発表するするになっている。それにもかかわらずエキス漢方ZtoAのチラシを見て東京の神田に行こうか迷った。来週はいよいよ相模原臨床アレルギーセミナーでパシフィコ横浜です。43回日本小児東洋医学会の前夜祭が2015年9月19日(土)に行われましたようだ。つちうら東口クリニックの川島先生が会長を務められ時の小児東洋医学会です。土曜日の夜20時を回っているのに話は盛り上がりました。演者の先生以外で座長のご指名でお話くださったのが森蘭子先生でした。漢方薬を飲ませるためには何かと混ぜると有効と方剤と混ぜるものを教えてくださった。これはオリジナルの話だ凄いと感動いたしました。その後坂崎弘美先生の講演を聞いてまた感動しました。というわけで今日は関西系統中医学講座を早退し東京神田へ向かいました。森蘭子先生と龍野先生。龍野先生はかつて創世記の系統中医学講座の参加されていました。来週は休診にして相模原臨床アレルギーセミナーで横浜へ行きます。一日漢方付け一日allergy付けというのはとてもHAPPYな気分になります。

梅雨でしんどい、夏到来いよいよ夏です。

梅雨でしんどいという方が多い、梅雨明け宣言が出た。いよいよ夏到来です、身体は消耗し当然ヘルペスや麦粒腫が増える。昨年の夏も帯状疱疹が多かった、私のところで多いのは眼部帯状疱疹です、なんかわからないときはステロイドを使わないことが重要です、ステロイドは免疫力を落とします。免疫力を高めるために漢方薬を併用しませんかというと半数の人がんで見ようかといわれる。今年は前半全く雨が降らなかった。後半は一部の地域でレベル5が出た。話は変わるが世界とのワクチンギャップは解消されているがここ3年、2歳未満のお子さんが、水稲ワクチンを定期接種で2回接種されるようになり見事に水痘は激減した。一方、水痘の減少と反比例して大人の帯状疱疹が増えた。先日も左の背中にぶつぶつをつぶした跡が見える。やっぱり帯状疱疹でした。免疫力を高めるには睡眠が重要だとお話しています。今の水痘ワクチンは日本発のワクチンです。日本人には実績があります。あの痛みもう二度とごめん、帯状疱疹になりたくないなら5から7年ごとにワクチン接種が推奨されます。身近な人から痛みを聞いてワクチン接種する人が多い。

湿邪

日本の周りは海。つまり湿気が多い。刺身を日本人は好む、これも湿。その湿気が悪さをするのが湿邪なのです。風邪をくっつくことが多いのも特徴です。湿邪にはどのような特徴があるか。重濁、気機を阻害する、粘滞、下部を犯す、寒化・熱化しやすい、長引きやすい、陰邪である。以上哲学的にのべる湿邪です。水にも良い水悪い水がある。悪い水の一部が湿邪。その他に飲邪、痰邪がある。今の時期の日本は梅雨前線の停滞に伴い湿邪がいっぱい。要約夏めいてまいりました。夏の気候特に7月から8月の気候が来年のスギ花粉の飛散に大きな影響を及ぼすとされている。今日もスギ花粉症の舌下免疫療法のお薬シダトレンをお二人に導入した。花粉症は風湿の邪が体に侵入すると考えている。花粉症の体質改善は舌下免疫療法である。5年間で数百人に舌下免疫療法を行ってきたが今も続くのは100人いるかいないと思う。特にダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎は夏にひどくなるが私はこんなもんやと困った様子がない方が多い。今年は蒸し暑い、湿邪が多い、風邪はいろいろな邪と結びつき病気の原因となる、湿は熱や寒と結びつく。風邪は百病の長といわれます。風が吹いて飛ぶのが花粉です。夏の間に来年の春に飛散するスギ花粉に備えるのは素晴らしいことです。最近は舌下免疫療法のお薬の処方箋もあちこち飛んでいく、調剤薬局からの疑義紹介があちこちからくる。夏休みだからスターバックスもサンマルクカフェもよく混んでいる

薬剤乱用頭痛

薬剤乱用頭痛にはロキソニンことロキソプロフェンナトリウムなどのNSAIDsや風邪薬、エナジードリンクのようなカフェインが高濃度含まれた飲み物の乱用が大きく関与しているそうです。私も何か痛み止めといわれたら漢方薬、100歩譲ってアセトアミノフェンを処方している、ひと月に10日を3月続けると薬剤乱用頭痛に至ると漢方薬の講演会でお話が出た。漢方の頭痛の講演会で久しぶりに頭痛の話を聞きました、という趣旨の発言をされる医師がおられました、4月から医薬品業界は急速に変化している。POWERPOINTのスライドの資料が配布禁止だそうです、理由は適応外の内容が含まれる。だから出版物の雑誌にも一部適応外の内容が含まれる可能性があるとのことで資料配布禁止だそうです。古典に帰れということだろうか、これでは漢方医学の進歩はストップするかもしれない。他の医療機関で効かないといて受診する方も減少するだろう。これからは西洋医学の病名により漢方薬を選んで処方する時代が来るのか来ないのか。漢方薬で気津液血を巡らせる治療で痛みを散じる治療をしたいだからロキソニン下さいといわれたら出さない。ついでに持って起きたからロキソニン下さいは自由診療の世界です。適応外使用に対して厳しくなっている再発性単純疱疹の再発予防のファムビル以外は予防投与はできない。ロキソプロフェンナトリウムは優しい薬ではないようだ。頭痛はもちろん片頭痛も漢方薬で高価なトリプタンも皆さん減量ができています。

石膏桔梗湯はどこ行った

コタロー漢方製薬には不思議な名前の漢方薬があると講演会で演者さんがおっしゃる。漢方エキス製剤で桔梗といえば桔梗石膏と桔梗湯がある。桔梗と甘草で桔梗湯、桔梗と石膏で桔梗石膏。桔梗石膏はなぜ生薬の量が少ない桔梗が前に来るのか。量的に多い石膏が後ろなのか。麻黄湯は麻黄が主役だから麻黄湯のなったらしい。桔梗石膏ではなく石膏桔梗湯では何がいけないのか。こんなこと考えるのは賢い人だけです。また葛根湯辛夷川芎の川芎が先か辛夷が先か。コタロー漢方製薬以外は葛根湯川芎辛夷コタロー漢方製薬のみ葛根湯辛夷川芎。コタロー漢方製薬のみ葛根湯辛夷川芎なのは最初に販売したのがコタロー漢方製薬そのあと偉い先生が葛根湯辛夷川芎と名付けたので他社のものはそれにならって葛根湯川芎辛夷のなったそうです。という話を講演会で効きました。エキス製剤の一部の番号が異なるのはなぜか。私にはわからないことがいっぱいある。

更年期障害

更年期の女性45歳の誕生日から60歳の誕生日の前日まで保険でプラセンタの注射を更年期障害に行っています。かなり効果を上げています。どうもプラセンタ注射のほうが漢方薬よりも人気があります。仙頭正四郎先生が昨年から始まったエキス漢方ZtoAの中で盛んに唱えられているのが奔豚気です。腎からまっすぐに突き上げるというのが奔豚気だそうです。肝気うっ滞から化熱して腎気をあおるもの腎に潤いがなくなること、格陽、戴廱などいろいろな病態がほんとん気に当たるようです。奔豚湯でないと直せないのかなあと思ったがコタロー匙クラブの薬が有効な病態が奔豚気だそうである。ただし五苓散も有効だそうです。苓桂朮甘湯の朮を○に変えると苓桂○甘湯になります。○にはいろいろな生薬が入ります。系統中医学では奔豚湯は登場していません。エキス漢方ZtoAで盛んにお話されています.ZtoA実践から基礎へ。普通はAtoZです。基礎から実践です。金匱要略に奔豚湯がある。エキス漢方では苓桂朮甘湯の重要性について学んだ。りょけいじゅつかん湯プラスアルファで慢性の頭痛や片頭痛に最近効果が上がっている。更年期障害でほっと暑いのでフラッシュが多い。

眼圧

眼圧は目の固さ、水がどれだけ溜まっているか。眼圧と血圧は無関係です。眼圧が高いと緑内障になりやすい。日本人の緑内障の7割が正常眼圧緑内障です。眼圧の正常値は21mmHg未満です。誰が正常値