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薬剤乱用頭痛

薬剤乱用頭痛にはロキソニンことロキソプロフェンナトリウムなどのNSAIDsや風邪薬、エナジードリンクのようなカフェインが高濃度含まれた飲み物の乱用が大きく関与しているそうです。私も何か痛み止めといわれたら漢方薬、100歩譲ってアセトアミノフェンを処方している、ひと月に10日を3月続けると薬剤乱用頭痛に至ると漢方薬の講演会でお話が出た。漢方の頭痛の講演会で久しぶりに頭痛の話を聞きました、という趣旨の発言をされる医師がおられました、4月から医薬品業界は急速に変化している。POWERPOINTのスライドの資料が配布禁止だそうです、理由は適応外の内容が含まれる。だから出版物の雑誌にも一部適応外の内容が含まれる可能性があるとのことで資料配布禁止だそうです。古典に帰れということだろうか、これでは漢方医学の進歩はストップするかもしれない。他の医療機関で効かないといて受診する方も減少するだろう。これからは西洋医学の病名により漢方薬を選んで処方する時代が来るのか来ないのか。漢方薬で気津液血を巡らせる治療で痛みを散じる治療をしたいだからロキソニン下さいといわれたら出さない。ついでに持って起きたからロキソニン下さいは自由診療の世界です。適応外使用に対して厳しくなっている再発性単純疱疹の再発予防のファムビル以外は予防投与はできない。ロキソプロフェンナトリウムは優しい薬ではないようだ。頭痛はもちろん片頭痛も漢方薬で高価なトリプタンも皆さん減量ができています。