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苓桂朮甘湯の変法

奔豚はホントンと読みます。トントンとぶたが下から突き上げるのが奔豚。それを茯苓で脾から肺に上げて回す。そして桂枝甘草湯の方位で下げる。最近冷え症には苓桂朮甘湯を使う機会が増えた。単なるめまいや頭痛の処方ではなく上に上がってしまったものを特に気を下げる方剤として苓桂朮甘湯は使っている。苓桂朮甘湯の変法ではエキスにない方剤が多い。苓桂朮甘湯の甘草を○という生薬に変えると苓桂○甘湯という表現ができます。甘麦大棗湯の中のナツメ大棗に変えると苓桂甘棗湯にかわる、りょうけいかんそうとうです。苓桂味甘湯もある。五味子を○に入れるとりょうけいみかんとうです。エキス漢方ではこれらを漢方2剤併用でいかに作るかです。

POWERPOINT

昔なら紙に書いて勉強したことは復習するのが普通ですが今はpowerpointのスライドをまねをしてパソコン上で絵をかいて復習する時代かもしれない。仙頭正四郎先生が作成された図にはいろいろ奥が深いことが自分で円を描くとわかる。5つの円が層構造を形成しさらには外側の円は中枢神経を表す。そこから2本の細い線が全身を一周する細い円につながる。この図を表すにも私には1時間以上かかる。系統中医学が始まり20年以上最初はオーバーヘッドポロジェクたーでっちゅう~POWERPOINTを使われるようになった。8月の終わりに医療機関を閉院するための講習会での司会が回ってくる。子供が医師になっても継承することがないケース、子供が医師になれなかったあるいはならなかったケースではいつか閉院することが必要になる。生涯現役となるには子息が戻ってきて2人で働く時期が必要になる。そこらが医療法人を形成した時の問題点です。医療法人は目の前の税金を考えるとよいことのようです。しかし、若い医師には勝てない。若いって素晴らしい。廃院・継承についてもう一度田中税理士のお話を聞いてみよう。今日は東洋医学会来週はコンタクトレンズ学会はじめとするフォーサムが京都で行われる。いよいよつゆでむしむしする。