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ダニとハウスダスト

先週は採決でやたらダニやハウスダストが陽性になる例が多かった。ダニと言っても今血小板が減少し一割が死亡すると注目のマダニではなくヒョウダニです。ハウスダストアレルギーというと家の埃ですかといわれますが直訳ではいきません。ハウスダストは一定の成分つまりダニのふん、尿、屍骸などの含まれることがHDの要件になります。5月・6月の梅雨から次第にダニは増殖します。すると尿や便などの排せつ物を出します。そして秋になるとダニは死んでゆきます。屍骸は布団やカーペットなどに潜みます。湿度と温度でダニの増殖は決まります。重症熱性血症板減少症候群〔SFTS〕は2009年中国の農村で発熱、消化管症状、血小板減少、白血球減少を主症状とするが報告されブニヤウイルス科のフレボウイルス族に分類される新しいウイルス感染症であることが確認されました。2011年日本でも確認されました。SARS,H5N7インフルエンザ、SFTSいずれも同じようなところで発生しています。マダニ媒介感染症の手順書や検査の試薬が配られているそうです。感染の有無が全国で検査できる体制はとられるようになっています。マダニがいてもまだ日本にいることが安全です。