記事一覧

白目が黒い

ドライアイの季節が終わり花粉症の季節です。花粉症の季節は漢方が力を発揮します。漢方薬の力を一番感じるのがアレルギの季節です。眼球結膜は白目の上を表層を覆う透明な膜です。つまり黒目の季節は終わり白目の季節に移行したともいえます。白目をじっくり見てしまうのが花粉症の季節です。白目が黒く見えるところはありませんか?白目が黒く見える状態にはメラノーシス、母斑、悪性黒色腫があります。母斑細胞性母斑通称母斑です。母斑細胞とはメラノサイトにもシュワン細胞にも分化できなかった未分化な状態です。母斑とはほくろです。表面平滑境界明瞭、軽度隆起した茶滑色腫瘍です。目にもほくろができるのです。母斑は涙丘や球結膜に多くできる。母斑は先天的なものでゆっくり大きくなるため良性で放置可能です。10歳台で気になることが多いようです。一方悪性黒色腫は大変まれですがその名の通り悪性です。隆起し母斑より高くなる。急速に大きくなる。更に結膜メラノーシスがあります。有色人種の20歳以上で見られる茶褐色の色素沈着です。以上3つが白目つまり結膜にできる茶色あるいは黒いところです。