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入院中の他科受診

眼科・アレルギー科は特殊な診療にあたる診療科です。したがって入院した病院に眼科・アレルギー科など特殊診療科ががなければかかりつけの眼科を受診していただく事になります。出来高病棟以外の病棟へ入院中の患者さんの他科受診では薬の処方は一日分となっています。今日は社保支払基金から電話で疑義紹介を受けました。昨年の9月・10月の話で○○病院回復期リハビリテーション病棟入院の患者さんについて一日単位で薬は処方するところであるが現実には一本単位の処方を巡り連絡がありました。点眼薬一本はいくら入っているか。その中で一日分だけ非衛生的処置をして患者さんに渡すなんて信じられない発想です。私が点眼薬は一日分は出せないから一本単位だと保険通信に記載されていたと申すと勉強不足ですいませんとのことでした。さらに確定申告が済んでいるこの時期にわざわざそんなこと言われても困ります。今更修正申告をそう簡単にはできません。健康保険の査定は確定申告までで事項にしてほしい。いまは一年くらい前のものが査定されることがある。確定申告で所得として挙がっているのに何とかしてほしい。今日は人の動きが止まっています。社会にとって医療機関が暇なのはよいことかもしれません。

花粉症に効く注射

花粉症の注射を希望する人が最近多い。鼻アレルギーガイドラインでは推奨される治療法があるわけではなく新薬が出たわけではない。花粉のシーズンに一回か2回うつだけで楽になる注射をしてほしいといわれる。効きすぎる花粉治療は危険です、ヒスタグロビンをうちの子にうつとともに情報収集してみた。鼻アレルギーガイドラインに記載があるノイロトロピンやヒスタグロビンそしてやはりケナコルトのようなデポ化ステロイドを使用している医療機関はどこでもあるようです。ヒスタグロビンも6回接種して効果の有無を見るそうです。血液製剤で感染リスクをゼロにできないことが問題点です。ガイドラインではっきりと使用しないよう記載のあるデポ化ステロイドは長期にわたり有効ですが副作用も長期にわたります。デポ化ステロイドは肩に筋肉注射や肘に皮下注射したりされているそうです。整形外科で膝関節にうったり耳鼻科で下鼻甲介にうったりされているようです。ステロい懸濁液は長期で見ると骨がボロボロつまり骨粗鬆症、ステロイド糖尿病、高血圧、ニキビ、胃潰瘍何でもございます。副作用の百貨店です。しかし、ヒスタグロビンも献血から作られる為必要最小限に用いるようにとされています。未知のウイルスに感染する危険性があるそうです。今まで1967年以来40年以上何もなかったそうです。1980年代後半までC型肝炎はチェックできなかったのにすごい。鼻アレルギーガイドラインではそんなに推奨されない治療です。然し効く人には効くそうです。ヒスタミン防御やヒスタミン遊離抑制作用があるそうです。非特異的免疫療法がヒスタグロビン、特異的免疫療法が鳥居のスギ花粉エキスです。スギ花粉エキスは一年間うちの子に接種しましたが効果ありませんでした。三年間続けるのは家庭で親がうっても大変です。鳥居のスギ花粉エキスはスギ花粉の季節はお休みです。積算温度400度や480度になっても花粉の飛散が遅れた理由は日照時間が今年は少なかったことのようです。元旦からの積算温度がすべてではありません。