記事一覧

イムノキャップラピッド

イムノキャップラピッドは少ない血液で8項目のアレルギー検査が可能です。イムノキャップラピッド鼻炎喘息Ⅰの8項目にはスギとダニの舌下免疫療法の検査が含まれます。今まではアレルギーの検査は採血で行うことが多いと思う、普通、手術をしな眼科では採血ができないところが多い。そこでこれからサーモフィッシャーダイアグノステイック株式会社からどんどん出てくる予定ですがイムノキャップラピッド鼻炎・喘息Ⅰがまず出ました。これは採血がしにくい環境で陽性と診断できるのがよいと思います。採血でのアレルギー検査を希望されても冬になると子供さんの血管が収縮して見えなくなるので小児へ行ってくださいあるいは来年のあったかい時期まで待ってくださいというのに良いと思います。アレルギー検査は決して利益は出ませんが舌下免疫療法に年齢制限がなくなりくちの中に舌下錠を飲み込まずに保持できたらスギとダニに限定ですが体質改善が可能になっています。

アイボンは塩化ベンザルコニウムフリー

「小林製薬のアイボンには防腐剤がいっぱい。」というのは常識と思ってました。実はアイボンには2003年ごろからかぶれの原因になる塩化ベンザルコニウムや気管支ぜんそくの原因になるパラベンは入っていなかった。アレルギー性結膜疾患ガイドラインの記載や洗眼すると角膜に傷がつくというのも常識と思ってました。あったらいいなの小林製薬、コンタクトレンズをはずした後にアイボンとの記載がある。アイボンは第3類物質で私たち眼科医や薬剤師に情報提供するMRがいない。頻回交換のコンタクトレンズのケースも使いまわしアイボンのカップも使いまわしになっている。慶応大学や鶴見大学の実験では低温洗浄と乾燥でアイボンのカップもかなり安全であるとの報告もある。水道水で洗うことの問題は薬がないアカントアメーバが水道水には存在することです。人口涙液型の点眼液での洗眼が推奨されてきたがアイボンには過剰の塩化ベンザルコニウムが配合されているというのは大昔の話である。カップの清潔さ以外に洗眼のもう一つの問題点はムチンや塩化リゾチームを洗い流してしまうことです。眼科アレルギー学会に朝8時30分から18時30分まで参加して得た大きな目からうろこでした。