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姫路の4月の花粉症

鼻が詰まると睡眠が浅くなる。何とかしてくれと朝一番の受診者がおっしゃいます。ヒノキ科の花粉症は鼻が詰まる、のどがイガイガするのがスギと異なる。4月はヒノキ科の花粉症そしてシラカバハンノキつまりブナ属の花粉症も姫路では観察されます。ブナ科では六甲山のオオバヤシャブシが全国的に有名です。では姫路ではどうなのか?姫路が全国に誇るアレルギー専門医で姫路で唯一花粉をダーラム式で観察されている黒坂文武先生の夜とドングリの仲間の椎の木や樫の木がブナの仲間だそうです。黒坂文武先生の理論的なお話は素晴らしい、アトピー性皮膚炎が減っている原因は畳つまりイグサの使用の減少と関係するという言うものです。なぜシラカバやハンノキ花粉が重要かというとPFSやOASの原因としてリンゴなどのバラ科の植物や大豆特に豆乳やおぼろ豆腐を食べると口がイガイガする。これが口腔アレルギー症候群やPOLLENFRUITSALLERGY(花粉果物症候群)です。私は眼科専門医を有する全国で30人のアレルギー専門医の一人です。以前は兵庫県では一人でした。姫路ではアレルギー性結膜炎が非常に増えています。

理想の抗アレルギー薬はまだない

理想のアレルギー薬はまだありません.理想のアレルギー薬とは速効性で効果持続、副作用が少ない、安全で長期投与ができる。投与回数が一日1から2回でアドヒアランスがよい。デザレックスが売れすぎてアルフレッサ姫路支店から消えたそうです。ご来院の患者様でデザレックスを処方していた方には多大なるご迷惑をおかけします。ビラノアは素晴らしいが15歳以上にしか投与できない。先日はコタローの葛根湯辛夷川穹が薬価改定前で門前の薬局から消えた。MRさんがご迷惑をおかけしますというからなくなったと思ったら300錠アルフレッサから入荷したらしい。よかった。14日しか出ないがルパフィンのファンも次第に増えている。アレルギーの患者様が集中すると弁病で処方することが多く調剤さんも大変です。漢方薬は返品不可商品です、仕入れが難しい。スギ花粉症の絶下免疫療法シダトレンはやはりかなり効いています、皆さんレスキュー薬は不要とおっしゃいます。発売時期からシダトレンを導入した方は5人。赤穂と加古川の方は途中で近くに転医した。残り3人が卒業された、しかし3月お薬を取りに来られませんでした。シダトレンはよく効いてます。