記事一覧

講演会のはしご

先週生田神社会館でスポーツ医学の研修が行われたのを失念していました。先週に続いて素晴らしい手禁忌今日は医師会でスポーツ医学の研修でした、Jリーグのサッカーのスポーツ外傷についてのお話でした。私にはよくわからない世界ですが捻挫に対するテーピングは予防にしかならないそうです。少し重症ならギプス、3度なら手術になるそうです。あっという間の1時間でした。そして駅南に場所を移して慢性腎臓病のお話でした、姫路出身歌手のデイナーショーも行われたようです。尿酸と腎臓病は関係している。7割は腎臓から排泄、3割は腸管、そしてわずかに感染から排泄されているそうです。1998年から糖尿病性腎症が透析の原因のトップになっているそうです。アロプリノールは腎排せつのため剥離性皮膚炎をおこすので使いにくかった、STEVENSJOHNSON症候群、TENなどです。2011年以降いまの尿酸の薬は腸管からも尿酸を排泄するからかなり安全になっているそうです。尿酸が高いと血管の内皮細胞を傷害するから下げたほうが良い。プリン体は3分の一は食事から、3分の2は内因性だそうです。ビールはエタノール代謝にATPをたくさん必要とするからよくないそうです。

アレルギーのコンポネント診断

血液検査で食物アレルギーを診断するのはかなり難しい。特に今までのように除去食が優先された場合は難しい。ただし経口免疫療法も偶然に偶然が重なり死亡事故が起きたので慎重になる。車の後部座席に乗車していた、エピペンを保護者が持参していなかった。偶然が重なったようです。確かにいつもエピペンを使うという気持ちを持つことは難しい。アレルゲンコンポネントとは粗抗原を構成するタンパク質のうちアレルゲンを構成するタンパク分子のことだそうです。アレルギーのコンポネント診断をご存知ですか。口腔アレルギー症候群がすごく増えている今コンポネント診断が普及すると素晴らしい。しかしまだコンポネント診断できる項目が少ない、保険適応が増えることを祈ります。ピーナッツのArah2,大豆のGlym4,鶏卵のオボムコイド、牛乳のカゼイン、小麦のオメガ5グリアジンがある。早くにアトピー性皮膚炎と診断され重傷でステロイド外用を使用される児にはピーナッツ、鶏卵アレルギーが多いとされている。先週来られた大人の小麦アレルギーの方ω5グリアジンやいろいろ陽性でした。血液中の大豆の特異的IgE抗体がクラス6でも陽性かクリル60パーセント。

LOCAL ALLERGIC RHINITIS

舌下免疫療法を促進するため面倒な採血をしてくれと言われたら頑張って行うようにしている。子供は一度血液検査したらなかなか2回目はない。以前しましたからと言われたほとんどの医師はめんどくさいのでわかりましたと答えると思う。今年になり血液検査で血液中の感作の状態を検索してみるとスギやヒノキがアレルギー性鼻炎の症状が続くのに陰性と出ることが大変多い。これはまだ監査されていないのか、それとも自律神経の問題なのか。LOCAL ALLERGIC RHINITISはアレルギー性鼻炎と同じ症状ですが全身的なアレルギー反応を示しません。先日耳鼻科が抄読会でLOCAL ALLERGIC RHINITISROCAL ALLERGIC RHINITISは独立した疾患かアレルギー性鼻炎の初期症状か?今のところ分かりません。血管運動性鼻炎も含まれるかもしれないそうです。花粉症によるアレルギー性鼻炎そっくりの血管運動性鼻炎は秋に多く7度の温度差で発症することが多いといわれている。そういえば今年は朝夕と昼の温度差が大きい。

脈診

なぜ眼科しか書いてないのに何で風邪を主訴の方お越しになるんですか?という人もいれば個々の薬が合うという方もいる。漢方薬を処方するには急性の病気で六経弁証を用いる時は脈診をしています.腑中陳風邪の方には脈診をしています。浮いているはずの脈が沈んだチン脈の方がおられます。麻黄湯を使いたいが麻黄附子細辛湯を使う直中の少陰という疲れ果てた病態に至っておられる方が時どきおられます。漢方診療では四診つまり望聞問切診があります。切診の中に脈診というのがあります。脈診は指三本で見ます。難しいので誰でも同じレベルにはいきません。中国人中医師は長時間脈を診ます。有名な女医先生がおっしゃってました。患者さんに脈診をすると診察室を出た患者さんが先生は俺に気があると大きな声で待合室で話していたそうです。私は脈診をしいて漢方薬の処方に使おうとしただけなのにとおっしゃって笑っておられました。妊婦の脈は滑脈です。ビールを飲んで風呂に入った脈です。二人分のいのちが流れる脈です。今日で3月も終わりです。明日から4月です。