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特定健診と脂質代謝

生活習慣病対策として特定健診が3月は駆け込みがありました。そして今指導が続きました。HDL/LDLについて姫路市医師会臨床蠲センターの報告書に記載がありますが皆さん案外ご存じありませんでした。LDL/HDLが2以上の方が多い。HDLとLDLの値だけではわからない、もっと言えば血液中のE2やFSHを45歳以上の女性の場合調べる必要があるがその判定がまだまだ決まっていません。HDLとLDLは大昔と違い直接測定できるようになっています。そして動脈硬化が進むからお薬はいかがなさいますかとお尋ねいたしましたところ動脈硬化って目を見たらわかるの?そうですね、MRIが普及するまでは眼底の血管で動脈硬化を見ていました。それなら緑内障で病院行っているから見てるんですねと言われましたので見ているけど緑内障屋さんは視神経ばかり見ていると思いますよとお伝えしました、今までもコレステロールの薬出してもらったけどつづかないんだよ、痛くもかゆくもないのに薬飲みたくないですよね。LDLは薬で下がるしかしHDLは薬では上がらないこれが通説です。EPAは患者さんに受け入れられやすいしかし効果はリバロの方が上です。今や残薬の多さから残薬確認が調剤薬局の使命にもなりつつあります。薬は毒だと書いたら書籍は売れる。

アシテアダ舌下錠

ダニとハウスダストは一つのものです、今まで標準化ダニ抗原が日本にはなく、ハウスダストを用いていましたが不純物が混ざるのがハウスダストです。ダニの舌下免疫療法が承認された。その前に、まもなくダニの皮下免疫療法が登場します、少ないPHASE4で4例の標準化ダニアレルゲンにアナフィラキシーの発生そして53週以降で標準化ダニ荒れるっ現2例のアナフィラキシーが起こったそうです。ダニアレルギーに対する皮下免疫療法は蘇生措置に絶対の自信がある人でないと人間関係が構築されていない中でアナフィラキシーは怖い。アナフィラキシーを4件海外では液体ですが欧州21か国で発売されています。アシテアダ舌下錠はアレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの保険適応を有する。アシタデ舌下錠だから今度は錠剤のようです。シダトレンのような液体では海外では少数派で錠剤が主流のようです。問題はアナフィラキシーショックです。予防接種でもなんでもアナフィラキシーが怖い、しかしシダトレンとは異なりアナフィラキシーがダニは舌下錠でも注意喚起されている。シダトレンと同じで小児アレルギー学会、アレルギー学会、鼻科学会で講習会を受講し、e-learaningを受講したら処方できるのでしょうか。しかし薬科発売即発売とはいかない、シダトレンは季節限定なので飛散の時期には新規の投薬を開始できません。ダニは通年性アレルギーですから新規はひょっとしていつでも開始できるのでしょうか?注意しておかないとスターターキットのみ売り切れ?それとも錠剤ですからスターターキットがない?わからないことだらけです。そうだ塩野義製薬のホームページを見てみよう。

製薬会社からの情報

製薬会社からの講演会の講師料が1000万円を超えるケースが100人以上に上ることが分かったそうです。しかし、公開しているといっても3日間だけであったり個人情報保護法を盾になかなか譲らない製薬メーカーも多いそうですね。宮岡等教授の話を聞いていると複雑なものがある。精神科領域に限定した薬の話ですがMR自身の倫理観あるいは製薬会社を含む倫理観に任せずこれらの情報は宣伝と思って考えていかねばならない。情報を得るにはどうすればよいかと質問された医師がいた、答えは医薬品医療機器総合危機PMDAの情報を読むことですがかなり分厚い情報です。PMDAの審査報告書も添付文書も訴訟になれば読むがなかなか熟読できません。PMDAのホームページから情報を売ることは大切です。うつ病になったから抗うつ剤を服用することに異議を唱える方は少ないと思われる、しかし小麦粉でもつまりプラセボでもかなり有効だという話を聞くと飲みたいと思う人は減るだろう。心の気管支炎だから薬は必要と聞いたことがある。しかしセロトニンやノルアドレナリンが枯渇しているのはEBMがないと宮岡等教授はお話されていました。