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NOACからワーファリン

循環器専門医で見ていただいている患者さんが心不全になり連合性弁膜症が見つかった、そこでNOACが処方されました。然し、NOACの添付文章を見るとひ非弁膜症性〇○と記載されている。?と思っていると腎機能すなわちクレアチニンクリアランスが低いからNOACからワーファリンに変わった、私のところでPT-INRを調節して6月に御来院くださいとのことです。PT-INRの正常値は1です。PT-INRを2から3に調節するのです。ワーファリンは拮抗薬があります。Ccrを計算するには体重が必要です、腎機能としてCrさらにeGFRでは代用できなそうです。ワーファリンは安いが治療域が狭く頻回のモニターリングが必要作用の発現が遅いというのでどんどんNOACに変わっている。NOACが優れている点としては作用発現が早い、持続時間が短い、納豆、クロレラなど薬剤と食事の制限が減る、ルーチンのモニタリングが減るなどですが拮抗薬が今のところ使えないところが弱点です。ワーファリンも0.5mgの錠剤が出ています。ワーファリンは0.25錠単位で今や調節する薬となっています。ビタミンKという拮抗薬を有するのがワーファリンです、然し頭蓋内出血のリスクが高いのもワーファリンです。