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コソプトシンポジウム イン大阪

コソプトシンポジウムへ参加させていただきました。コソプトは点眼液です。ドルゾラミドとチモロール東海・北陸・近畿の眼科医の方が参加されていました。たいへん緑内障診療に役立つ内容でした。そして、コソプト点眼液の宣伝が非常に少ない講演会でした。少ない宣伝のなかで知ったことは緑内障点眼液のシェアの12パーセントまで伸びている支持されている薬であること。さらには他の配合薬が6パーセントしかないのに12パーセントまでシエアを伸ばしていることです。確かに使いやすい。よくないのはしみることですが、良いように解釈するとしみる点眼液は入っているかどうか明瞭で二滴目を点眼しないことです。話題としましたはOCTと視野検査をいかに使いこなすかです。HFAのパターン偏差をしっかり読むこと、NTGでは急な症状の変化は起こらないから急に暗く見えるというように急な変化があるときは緑内障ではなく網膜や頭の病気に目を向けようとのことでした。さらにもう一つの演題は正常眼、緑内障眼、高度近視眼にはオーバーラップしてるグループがあるので何か新しい指標を誰かが見つけることが大切であるとのことでした。たいへん学問的な話でした。あすはまた急病センターで働いております。今日はゆっくり休みたいです。

快適なインフルエンザ予防接種

快適なインフルエンザの予防接種とはどのようなことでしょうか?自費ですので価格に目が向きがちです。安いことよりもおこさんとこられた「お母さんが感染しない環境づくり」と「時間的に不快感を与えないこと感じないこと」そして「すべてのワクチンの在庫を豊富に備蓄していること」のようです。わたくしのクリニックには。しかし、どこからともなく市内の各所から老若男女を問わずさまざまな予防接種にお越しになります。インフルエンザのキットもしてますが原則ノロウイルス感染症や呼吸器感染症の方は少数です。信頼関係のある方だけです。予防接種がいくら上手でも薬液により大きく痛みは変わります。今年のインフルエンザは痛いという話もあるし痛いといわれると自分自身の未熟さかと思うし難しいです。どんな条件で痛みは緩和されるのでしょうか?針を刺す医師又は看護師の能力と相性、針の太さ、注入速度、製造会社などがあります。能力的には皮膚が薄い方はつまむ。まじないをかける。針の太さは太いと穿刺はいたいが注入は容易です。25Gの太い針を用いるとあっという間に終わります。細い針は穿刺は痛くありません。今年は液が痛いという説もあります。今年は2500円になりインフルエンザの予防接種が減ったかというとあまり変わりありません。更には不活化ポリオ単独、四種混合ワクチンが秋からはじまりました。腕の固定も大切です。机の上で固定をしっかりすると安定するようです。小さなお子様の場合はお母さんの力が大きいようです。昔、ルンバールをするとき看護師さん次第で大きく変わりました。おかあさんが針先は見ないよう指導されたり、帰りは「ハッピーセットを買いに行く」といった甘い約束をする。子供さんの腕を固定しようと努める。おばあちゃんもご一緒に来られたりしたら最高に予防接種がしやすくなります。