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ニキビをなかから治療する

ニキビの患者さんの内服薬は漢方ぐらいになるのが日本の現状です。海外では難治性ニキビに用いる西洋薬があるそうです。ことしになり尋常性ざ瘡の古くて新しい治療薬つまり海外ではOTCで用いられるが登場しました、更に尋常性ざ瘡に新しい治療薬つまり配合薬が登場しました。BPOが発売されましたが耐性菌ができない治療ということは劇的に効くのではなくずっと続ける治療のようです、つまりデユアック配合剤は急性期12週以内そのあとはBPOが良いかと思います。難治性ざ瘡には日本では薬がないそうです。ざ瘡を体の中から治す、言うは易く行うはがたし。にきびを中から直すつまりアクネ菌を殺す抗生物質はいま日本では保険適応があるものは6種類しかありません。ミノマイシンには実は保険適応がありません。ルリッド、ファロム、オラセフ、クラビット、オゼックス、スパラだけです。耐性菌の頻度的にはエリスロマイシンが一番多くテトラサイクリンそしてミノマイシンのようです。キノロンはすぐに耐性菌を作ります。クリンダマシンとBPOの大きな違いはピーリング効果です、塗る場所はにきびができている場所ではなく今はにきびができそうな場所です。

小児救急

昔、私も年末年始に公募に応募して急病センターの内科と小児科の間つまりサポートに入っていたことがあります。21時から24時の契約ですが提示には終わらず残業代も支給されませんでした。姫路市の中学生以下の8割が医療費無料化する。しかし、市内の小児科がどんどん増えるわけではなく小児も減少するが子供を診療する医師も減る。県内の大学病院からの小児科医の医師の派遣は受けらず、逆に数年前に小児科医の派遣を打ち切られた経緯があるます。北阪神では小児救急について広域での取り組みが行われていると聞きます。医療費無料化は平等な医療が受けらるといいますが無料化してしまうと不要不急の方が受診します。さらに福祉医療は兵庫県かで保険証が使えるため他市町村から大くの受診患者さんがお越しになる可能性があります。現に近隣の無料化を実施している市町村から深夜患者さんが流れ込んでいるとお伺いします。ひと月に一回の小児科当直は年齢をとるときついなあ。先日学校検診に行くと早く終わる。小学校一年生が10人いなくなっているのです。統廃合は時間の問題で幼稚園はなくなっています。国も教員数を減らす方向で動いている。教員数を増やしても同じと国はおっしゃっています。姫路の夜間休日急病センターは兵庫県かで一番受信者が多く全国の中核市で3番番目に受診者数が多い。中学生以下の8割が無料なら7月からはもっと増えること間違いなしですね。

漢方薬の処方は楽しいです

先日講演会後の情報交換会で漢方薬の話になった、西川先生が処方した患者さんが来て〇〇湯を処方した。まだ結果は分からないけど先生も漢方薬好きやなあ。僕も奥が深いから好きですとおっしゃっていました。その医師も私もアレルギー学会専門医なのでアトピー性皮膚炎を診療する機会が多い。東洋医学的には肺と大腸は表裏関係です。だからアトピー性皮膚炎の方を見るときには二便の問診は絶対まず聞く。便秘ならしめたと思います。肺は皮毛をつかさどる。つまり呼吸器疾患と皮膚疾患は大いに関係があります。ONEWAY ONEDISIESEです。アトピー性皮膚炎のATOPOSは奇妙なつまりSTRANGEです。仏の顔も三度まで。漢方薬でお越しの方は決断が速い。二回目で結果がでないと今夏のように転移する。これは漢方クリニックでも同じだ聞く。もうすぐアレルギー学会です。内因性アトピー性皮膚炎と金属アレルギーとマメ科の植物は三角を形成している。マメ科の植物が金属アレルギーを起こす話は有名です。非蛋白抗原とは金属です、Co,Ni,Crをマメ科の植物は含むそうです。コーヒー豆もマメですよ。そば、豆、貝、ピーナッツ、ココア、チョコレートアーモンド、豆腐、厚揚げなどきりがない。内因性アトピー性皮膚炎は軽症だが治療抵抗性です。今日から中間考査何も勉強せず学校へ行った超短時間記憶で今頃頑張っているのでしょう。かたや、今日は北海道で修学旅行の最後です、帰ってきたらまた大変だ。

コンタクトレンズ診療は怖い

私が得意なコンタクトレンズ処方はハードレンズです。ソフトレンズは苦手です。特に遠近両用ハードレンズです。ソフトコンタクトレンズは苦手です。コンタクトレンズの関係のイチゲンさんは怖い。先日「ちょっと見にくくて」という主訴の患者さんが来られた。コンタクトレンズの微調整とは思わないから受付してしまった、患者さん自身は意識が希薄だが医療従事者にとっては大きな問題というのがコンタクトレンズの診察です。姫路駅前のコンタクト専門眼科に行ったかわされる。コンタクト専門のにいかれた良いのです、傷が入ったりハードレンズの方がお越しいただけたらよい。初めてつけたいという方に無料でコンタクトレンズが一枚渡せるのも私のところでコンタクトレンズユーザーがデイスポーザルコンタクトレンズを購入してくださるからです。最近ボシュロムがレニューの小さなボトルの添付をやめた、そこで他のメーカーが厳重な管理を行いだしたのがソフトコンタクト用のMPSの小さなボトルです。他メーカーのボトルをボシュロム製品に添付していないか数をチェックしています。さらにはもともとトライアルレンズの配給はレンズ購入量で決まります。それをわたくし共でレンズ購入しない方に回してしまうと本来わたくし共でコンタクトレンズを購入している人にはお渡しできません。コンタクトレンズユーザーは何気なく度数がわかればよい、しかし、トライアルレンズ2枚を配給していただくには販売量がいる、いくらでもいただるけるわけではない。全員初診の急病センターもっと怖い。

舌下免疫療法とアシテアダに舌下錠

アレルギー学会を来週に控え、ダニの舌下免疫療法アシテアダ舌下錠が登場することは周知のとおりです。アシテアダニ舌下錠に薬価がつきました。今回のアレルギー学会ではシダトレンの講習会もダニのアシテアダニ舌下錠のSLITの講習会もありません。アシテアダニ舌下錠の収載された薬価は100IUは67.10円300IUでは201.20円です。日本における舌下免疫療法元年と言われています。ショックが少ないダニのアレルゲン免疫療法が始まることになりうれしく思います。患者さんも半信半疑のシダトレン治療ですさらにはダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎治療が待っています。気管支ぜんそくにはSLITでは無効なようです。アレルゲン免疫療法は以前は減感作療法と言われていました。ハウスダストから標準ダニ抗原をわが国でも用いられるようになりました。さらにはSCITのみからSLITも可能になりました。ハウスダストはダニの死骸や排せつ物を含有しており一定しないという弱点がありました。SIONOGI。TVでアシテアダニ舌下錠の講演が見れる日が近づいてきましたよ。

果物・野菜アレルギー

果物・野菜アレルギーは花粉症と密接な関係にある。花粉症と果物野菜交差アレルギーではプロフィリンやPR10のいずれかに感作されていることが多い。カバノキ科にはハンノキ、オオバヤシャブシ、白樺がありALLERGENはPR-10アレルギーです。新鮮な食物摂取時に口腔や咽頭に限局した発赤かゆみ腫脹をきたす。これがOASです。バラ科やマメ科の植物と密接な関係がある。スギ花粉にはトマトとの関係が知られているがあまり起らない。イネ科やキク科ではプロフィリンとの関係が知られている。プロフィリンやPR-10は熱に弱い。食物アレルギーガイドラインが来週のアレルギー学会向けにできたので姫路市医師会経由でPDFに乗っかって今日届きました。シラカバは北海道にしかない。子供が修学旅行で北海道へ行きました、私も行ったことがない北海道です。食物アレルギーガイドラインを読むと交差抗原について詳しく記載がある。北海道と言えば日本脳炎ワクチンを今迄接種していなかったというからびっくりです。北海道はカバノキ科のアレルギはバラ科の植物と交差します。リンゴ桃サクランボなどが該当します。今のイネ科の花粉症とブタクサはウリ科の西瓜、メロンと交差します。ラテックスはLATEXFRUITSALLERGYで、バナナ、クリ、アボガドと交差します。北海道で海鮮丼を食べるそうですがうちの子供は魚を生で食べたことがないクルクル寿司でもグラタン食べる。御飯だけ食べるのでしょうか、代わりに行きたいです。

アンケート

アンケートとは個人情報を売ることです。5月14日発表人気のの点眼薬のインターネットアンケートで一番オロパタジン二番ケトチフェン3番エピなジオンでした。意外な結果ですが個々のアンケートは以前も不思議な結果が出てました。講演会を行うとよくアンケートが行われる。匿名にするとより生の声が聴ける。実名にすると問い合わせができる。民間人対象の講演でアンケートを取って医師が評価されているのを見た。良く流行っているところの医師は講演の人気が高い。患者さんの心をつかむのがうまいんでしょう。しかし、多くの医師にその結果がみられるのは不快です。ところで、自分の講演会の評価を見せていただきました。公演中に速いといわれましたがアンケートではおおむね良好でした。インターネットアンケートが多く寄せられますが日本人の平均睡眠時間は7時間42分だそうです。医師の8割が6時間以上睡眠をとっており医師の三分一以上は7時間が確保できているそうです。中途覚醒時には諦めて暗くしてぼんやりするとか薬を飲むなど当たり前の記載でした。医師と一つに縛ってもいろいろな診療科があります。いろいろな規模があります。睡眠も時間だけではなく質の違いもあります。

初めての予防接種

生後6か月半になり生まれて初めての予防接種に来られました。ご兄弟は接種経験があるのになぜかとお訊ねすると忙しかったそうです。こうなると同時接種するしかない、しかし怖い。上の子は同時接種はしていません。しかしプレベナーを子供に接種して世の中の肺炎球菌の菌株が変化したというからびっくりします。PCVは免疫原性が高い。PCVはタンパク結合型ワクチンでありブースター効果が期待できます。そして肺炎球菌の粘膜定着を防ぎます。侵襲性肺炎IPDが80パーセントから0に3年でなるからすごい。ACIPではニューもバックスとPCV13はどう描くとされています。予防接種のワクチンにおけるワクチンドタキャンについての記事が書いてあった。冷蔵保存の製品は原則返品が不可能です、なぜなら廃棄するにもお金がかかる皿には感染性廃棄物になる。感染性廃棄物として処理するには免許がいるし報告義務がいる。やはり全国で起きているのです。対策としてかかりつけしか受けないのが一番だそうです、なぜなら間違えるお母さんが多いからです。生ワクチンが、不活化ワクチンがと言ってもわかる人はわかるがそうでない方が多い。接種してしまってから副反応についてのお話になる、ご質問はと言ってもないとおっしゃりそのあとの話です。坐薬も冷所管理で破棄が多いそうです。

ビオフェルミン

ビオフェルミンとビオフェルミンRをどのように使い分けしていますか、大昔に抗生物質を使うときはビオフェルミンRと信じていた。しかしグレースビットやジェニナックがが発売されたときにビオフェルミンRではなくビオフェルミンをキノロンは併用するということを。抗菌薬と一緒に用いるビオフェルミンですがいつのまにか長田から神戸の中でも西区に移っていました。阪神淡路大震災の時長田の工場がやられたのは周知のとおりです。当時は武田薬品との結びつきが強かったが今は富山大正製薬と結びつきが強くなっているそうです。ところでビオフェルミンRの添付文書をご覧になったことはありますか?何とキノロンとは併用できないのです。ペネム系のファロムも記載がありません。最近ビオスリーも人気が良い。BIOが3つと分かりやすいネーミングが良いのかな。キノロンにはビオフェルミンです。ビオフェルミンRは査定の対象です。

口が渇く

熱くなってきました。漢方薬では口が渇くが飲みたくない、口が渇きいっぱいのみたいは異なる症状です。点滴をすれば口が渇かなくなるかというとそうでもない。所謂偏在です。顔がむくむまで点滴をしても口が潤うとは限らない。口が渇くといえばシェーグレン症候群ですが日シェーグレン症候群に漢方薬を求めて起こしになる。口が渇くのには4つにわけられるそうです。全身がカラカラの状態が一番わかりやすい。ふたつ目は体の中には津液はからだのなかにあるが口には廻らないつまり陽気不足です。3つ目過剰な津液があるのに口には届かない。4つ目は気が滞り熱を帯びる。気の滞りで津液が口には届かないそして化熱するから口が渇く。20歳の方に比べ65歳以上では20パーセントの体液の減少が生じる。それだけ津液が不足する。だから2型糖尿病に用いるSGLT2阻害薬は高齢者には向かないとされる。どうもSGLT2阻害薬はちびりちびりと尿が出るようです。瓜呂・天花粉には清熱生津つまり胃熱と心火をを共に清する、また津液を生じる熱で津液を傷つけ消喝になる。清熱瀉火の石膏CaSO4・H2Oにも除煩止渇作用がある。知母は滋陰潤燥です。