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何が何でも漢方薬とは思いません

昔はアトピー性皮膚炎を漢方薬単独で治療してと言われ困った。現在の処方の内容は柴胡加竜骨牡蠣湯の刻みです。目には角膜潰瘍があるではないか、視力も0.5ぐらいで矯正できないなんて重症のアトピー性皮膚炎患者さんが多く見えた。私のクリニックは漢方薬だけ処方してくださいという方が多い。ところがご近所でたまたまお越しになると漢方薬以外でお願いねといわれる。アップルパイにはシナモンとリンゴが入っている。桂枝を使ったエキスはリンゴジュースで飲むとよい大阪の坂崎先生は常におっしゃっているがすごい発想だ。私なら京都のおたべは小豆が配いているから姫路名物御座候のあんこにまぶそうかと思う。甘いかからいかいずれかの濃い味でごまかす作戦です。自分自身が何でも漢方薬は飲めるので難しい。ニキビや月経困難症の女性も錠剤が希望とよく言われる。大人でも混ぜてゴマかす漢方薬は使えそう。そこまでしてといわれる。サプリメントにお金をかけるなら漢方薬は保険適応です。日本臨床眼科学会でも東洋医学のセッションはサプリメントにとってかわられた。いまや学会上の外で日を変えて行っている。ダブルブラインドテストをしていない漢方薬、いろいろ試しているといわれると漢方薬が効いているかどうかわからない。