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在宅療養後方支援病院

在宅療養後方支援病院に感動した。内科の訪問診療は約2週間で終了した。娘さんが介護性腰痛になった。さらに血圧が触診になった。もう自分で見るはあきらめた、産業医業務中、訪問看護からの電話でした。さっそく在宅療養後方支援病院に連絡を入れると地域連携室の方がベッドを確認し連絡しますとのこと。姫路に二つしかない在宅療養後方支援病院。24時間開業医からの依頼があれば見ていただける、さらに手におえない病状なら他の病院を紹介してくれるとのことでした。眼科は全身を診ないから主治医になれない、だから眼科に進んでも白内障手術をする一部の眼科医が日の目を見る。極端に眼科を目指す医学生がいなくなった。私も早く眼科をやめたいと思うがそうもいかない。眼科としか書いていないのになぜトピロリックが処方されるかと聞くMRさんがいた。それは医師も患者さんも人間だからです。同じ薬でも相性で効果は異なるはずです。サノフィの抗体製剤デュープリマブの第三相臨床試験でプラセボでも10パーセントの効果があったそうです。1本8万円以上する注射です。心と心が通う医療を漢方診療をしていきたい。めだま二つだけ見ていてはだめだ。

コタロー半夏白朮天麻湯に注記しなさい

先月はツムラ加味帰脾湯について期限付きで回答を求められた。今月はコタロー半夏白朮天麻湯について社会保険の二次審査で引っ掛けられた。それも平成29年11月のお話でもしこれが査定されたら修正申告をしろというのか、納税が終わったものを二次審査と称して査定するのはやめてほしい。この漢方薬がほしいといわれても最近は断ることが多い。私の漢方薬使用量が多いのがおそらく問題なのでしょう。「処方箋に記載されているコタロー半夏白朮天麻湯細粒について必要理由を6月1日までにだせ。こちらです査定するかどうか判断します。」先月は加味帰脾湯だった。保険邪の再審査申し出とはいかなるものか。必要理由とはどういう意味か不要な薬を出すわけないし3割負担の方が持って帰るはずがない。患者さんがこの漢方薬を欲しいと言って出すのは税金の無駄遣い、私が勉強して漢方薬を処方するのは保険診療として適切に違いない。医師として薬を多く出して得はしない。儲かるのは製薬メーカー、査定されたら調剤基本料や処方箋料も含めてクリニックがすべて損をする。それだけ兵庫県西部で私が漢方薬では目立ってしまっている。

そろそろイネ科の花粉症そして今年のスギ花粉の飛散

今週イネ科の花粉症が飛散し目が真っ赤鼻づまりで眠れない人がお越しになりました。イネ科の草は校外学習などで草に血がづかないこと、そして田んぼの中を車で走るときには窓を閉めてエアコンを入れることが重要な対策です。もちろん漢方薬は眠くならず口が乾かずよく効きます。もうすぐデザレックスが復活するみたいです。豊岡でスギ花粉の飛散を観測する耳鼻科医がおられる。今年は豊岡で花粉が大飛散したそうです。スギ花粉は豊岡は神戸の3倍、ヒノキ花粉は豊岡は神戸の2倍飛散したそうです。経年的に見ないと一定の見解を得ることは難しいい。県立健康科学研究所は県下4か所で花粉を測定しているそうです。花粉の木が急に育つことはないとされる。県立健康科学研究所のデータでは北多南少。但馬はグラスの花粉が多い。この記事は神戸新聞に紹介されたものです。姫路ではくろさか小児科アレルギー科の黒坂文武先生が今年も小児アレルギー学会で演題を発表されます。黒坂小児科アレルギー科のホームページを見ると花粉飛散の状況がわかります。ブナ科シラカバハンノキオオバヤシャブシ、そして姫路ではどんぐりの仲間の木が4月後半からも猛威を振るったようです。私も黒坂先生の爪の赤でも煎じて飲んでアレルギー診療に頑張ろう。