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まぶたのかぶれ

まぶたがかぶれたので眼科か皮膚科どちらの診療科へ行ったらよいか?わからないから当院へお越しになったとよく伺います。まぶたのかぶれは中高年女性に多発します。犯人は化粧水です。大学の先輩の皮膚科准教授にお伺いいたしますとおまえは皮膚科医ではないからパッチテストはするなと言われている、理由はパッチテストで跡が残ったりすると大変だからということです。アレルギー専門医講習会でパッチテストの実習は何回も受けているからできないことはない。しかし今までの経験でまぶたがかぶれる人は化粧水だけでなく点眼液や眼軟膏でもパッチテスト陽性になることが少なくない。まぶたが真っ赤にかぶれたら何も塗らないとお伝えする、しかし塗る。なぜなら私は30年化粧水を変えていない。先生が新いられないといわれる。やさしい化粧水を塗れば塗るほどかぶれる。化粧水を変えても同じような成分が含有されている。アトピー性皮膚炎患者さんには一番安い石鹸を使うように指導している。○○配合となればなるほどお高くなる。いろいろ入っているとかぶれやすくなる。化粧水も同じことです。

人生百年時代

人生百年時代を迎え年金を70歳までもらわない人が増えているそうです。人生百年時代を迎え油は何が良いというのはテレビで視聴率が稼げると思います。私はご質問を受けると自分が良いと思う油が一番とお答えしています。林先生はオリーブ油だそうです。小豆島の方は喜ばれると思います。以前デパ地下といえば梅田の阪神百貨店でオリーブ油の期間限定のお店でパンにつけても味噌汁でもなんでもオリーブ油というのに負けて買って帰ったことがある。いまだかつてこれだけ油を摂食した時代はない。エパデール900をとれば油を何にするか悩むことがないと最近思っています。ロトリガが世界では主流だそうですがロトリガ4グラムは保険適応としてもお高い。DHAが動脈硬化予防にどれだけ効果あるか微妙です。DHAは網膜などの神経細胞に大きく関与する。日本人が頭が良いのはさかなを食べるからだ言われた時期があったが否定され網膜なら幼少期にとらないといけないと聞いたことがある。味噌汁に自分が信じる油を入れると塩分が増えると私は思う。栄養学は糖質制限食が登場したように時に言うことが変わる。私はこどものころからよく学校を休んだ。虚弱です。きっと長生きはできない。年金を70歳までもらわない人が増えているそうです。

臨床研究法

毎日コツコツ勉強しています。その中で皆さんご存じではない法律があります。臨床研究法という法律です。臨床研究法施行で大きく変わるのは今までの倫理委員会ではだめですでに進行中の研究は来年3月までに終了しないいけないそうです。臨床研究法が定義する特定臨床研究とは実承認や適応外の医薬品の臨床研究企業から資金を受けて行われる医薬品の臨床研究が対象です。適応除外となるのは患者のためにもっとも適切な医療を提供した結果は除外です。デユオバン事件の影響でできた法律が臨床研究法だそうです。臨床研究に規制がかかります。今までも患者さんにちょっとでも不利なことは慎みましょうというのが医療の世界では叫ばれてきました。認定臨床研究調査委員会は全国で60箇所弱になるそうです、6月からホームページや付随するBLOGが広告扱いになるのは医療法の改正です。最も適切な医療の結果としての情報提供は観察研究中だそうです。利生研究とは異なります。

ヒルドイドフォーム

日本臓器やポーラファーマからすでに発売されているヘパリン類似物質泡状スプレーの先発品であるヒルドイドフォーム0.3㌫がいよいよ登場するようです。ヒルドイドフォームの登場で後発医薬品85パーセントの使用目標は大きく後退しそうです。なぜならg薬価がついているからです。油分を含まずさっぱりした泡がウリだそうです。このヘパリン類似物質というのは不思議なお薬です、後発品がまず発売され後から先発品が登場するのが常です。ヒルドイドソフト軟膏と比べて副賞報告は少ないようです。さっぱりした使用感、展延性に優れ広範囲に塗り広げられます。ローションのように垂れません。キャップの大きさが1グラムで2フィンガーチップユニットにつまり手のひら4枚分だそうです。廃棄するときは高圧ガスを使用しているため容器内に残っているガスを捨ててから廃棄してくださいとのことです。

アトピー性皮膚炎の新しい治療

既存のプロトピック軟膏やストロイド外用無効のアトピー性皮膚炎に300mg8万円以上する抗体製剤デュピセントを用いた新しい治療が始まる。初回は600mgの投与だそうです。デュピセントは医療を行う側と投与対象の両方の要件というのがある。デュピクセントはアトピー性皮膚炎というだけではだめでIGAやEAS伊スコアを満たさないといけません。先日抄読会で此のデュピクセントについて第三相臨床試験について英語の2つの論文を開設していただきました。副作用には結膜炎というのがあるそうです、デュピクセントを発売するのはサノフィです、サノフィの薬の副作用では他にも眼科と関係が深いものがあります。どんな結膜炎かが起こるのか興味深いですがその場では質問が出ませんでした。7月14日にホテルオークラ神戸で発売記念講演会があるそうでご招待いただきました。アレルギー学会が休日夜間急病センターの当直で参加できない私には貴重な勉強の機会です。次の日は父親の3回忌です、早いものです。