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プール熱

咽頭結膜熱の別名はプール熱です。暑くなってパラパラアデノウイルス感染症がみられるようです。一見きれい椅子にもアデノウイルスが付着している可能性があります。アデノウイルスに対して拭き掃除を頻回に行うように心掛けています。O157の流行以来塩素濃度について関心が高くなっている。嘘か本当かわからないがビニールプールでは塩素を入れていないのでアデノウイルスによる流行性角結膜炎が容易に起こる。プールに入らなくてもプール熱にかかります。別名は咽頭結膜熱です。アデノウイルス感染症ですからアデノウイルスのキットを行えばすぐに診断できます。ところがアデノウイルスのキットは正診率70パーセントです。キットも眼科用とのどに用いるものがります。どこでもらったのでしょうかと言われますが分からぬことが多い。高熱とのどの痛みを訴える病気としては手足口病とへるぱんぎーながあります。溶連菌感染症ものどが真っ赤になる。いわゆる夏風邪です。アデノウイルスには治療薬つまり特効薬がない。対症療法あるのみです。アジアのプールでは重症化しやすいアデノウイルスが流行しているそうです。人の手を介して感染します。

漢方内科

漢方内科っていいなあと思います。兵庫県北部へ行けば標榜可能でしょう。姫路にいる限り無理です。どこか過疎地で開業医が増えたらよいなあと持っているところへ行けば漢方専門医なら漢方内科標榜可能でしょう。一番兵庫県で医師会入会金が高いT市で内科でないが漢方内科を標榜している医師を知っています。臨床能力でもなく休日診療所の当直をどの診療科で出務するかです。先日薬剤師免許を持つ医師が漢方内科を標榜されているのを見つけました。私のところの漢方眼科や漢方アレルギー科は珍しい。本当はもっと標榜したいが一人3つという決まりがあります。京阪神に行けば新規開業では患者さんは一日10人程度だそうです。3から5年は赤字だそうです。いろいろ標榜したくなるのが分かります。風邪なんか漢方薬を服用すればすぐによくなります。私が休診にしたことがないのを見れば自明です。兵庫県でいえば西の方か北の方でしょう、眼科もないし。しかし、子供の教育が邪魔します。漢方内科っていいなあ。看板だしてなくても風邪、気管支喘息、冷え症、便秘、下痢、虚弱体質の改善、口渇、口内炎、じんましん、アトピー性皮膚炎など色々な方がお越しになります。眼科には指導という概念がない。眼科がなぜ衰退しているか?コンタクトレンズに依存していたことが原因と思われます。世の中は在宅や生活習慣病です。携帯型超音波装置です。

眼科と指導料

眼科には指導料が存在しません。ところがインターネット調査では眼科で2000円払うなんてナンセンス。糖尿病でインスリンうっていたら調剤薬局で10000円、医療機関で10000円。というのは当たり前です。インスリンの在宅自己注射を指導すればをすれば8200円、指導料225点。自己測定の指導料がインスリンをうつ回数で加算、腎臓が悪くなったら加算、透析になったら一回50000円。眼科には手術しかない。手術の保険点数の下がっています。夢のない診療科です。そして抗VEGF抗体は一回20万円の三割一回では終わらない。なぜこのように眼科手術なし開業が人気なくなったかといえばコンタクトレンズ診療が眼科から離れてしまい眼科専門医以外の普通の医師の手に渡ってしまったからです。医師免許があれば眼科の開業はできる。患者さんには〇○眼科と看板があがっていたら眼科と思う。さらにはコンタクトレンズ専門眼科で診察費用が300円と安い。普通の眼科は820円する診察費用が300円の眼科。一般の人は安い方がよい。なぜ診察費300円の眼科が登場したか?厚生労働省は経営的に成り立たない眼科を作りコンタクトレンズ患者さんが多い眼科をつぶすことが目的です。どこでも駅前にはコンタクトレンズ診療で300円の眼科がおおい。

障害者総合支援法と介護保険

眼科の在宅医療は遅れています。患者さんと家族の期待が大きすぎること、器械の費用がかさみます。車いすの方が診療に来られると移動が大変です。器械一台ごとに移動が必要です。その理由は往診料の算定や在宅患者訪問診療料の算定が内科や外科を中心に設定されているからです。先日もケアマネージャーから在宅しませんかと言われましたが眼科は視力が測れない。測れるがむずかしい。家族の期待は大きい。まつ毛のケアや緑内障の眼圧測定など限られたものとなります。介護保険の対象者は第一号保険者です。しかし、40から65歳の第2号被保険者であっても糖尿病網膜症のような特定疾病を有していたら介護サービスを受けることが可能です。一方障害者総合支援法による福祉サービス利用対象者は身体に障害がある方知的障害がある方、精神障害、難病患者で一定の障害がある方が対象です。両方申請可能です。今日の新聞で年収280万円以上は来年8月から介護保険の自己負担が2割に変更されると記載されています。むしろ、遅すぎるきらいもあります。もっと介護保険には切り込む必要があります。社会福祉法人の内部留保も同じです。介護職の給与や人員配置を厳しくするべきです。