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花粉症2012

今年も残すところ2週間。スギ花粉症の予測が報道されるようになってきた。私も毎年12月には気象予報協会の方の講演を聞きに行く。MBSナウに出演されていた方です。来年も平年並みにスギ花粉は飛ぶであろうとのことだった。そこから予想があたるかはずれるか?これは誰にもわからない。なぜなら3月の気候が大いに影響するからである。温度が上がり快晴なら花粉の飛散量は増えるであろう。また、大学時代に耳鼻科の助教授をされていた小笠原寛先生がエベレスト登山中に亡くなられスギの花や花粉のつきかたの調査をする人がいないということがあり不確定要素がおおきい。学校の行きかえり、学校の中で何が起こったかわからないのと同様不確定要素は多い。2011年は東日本大震災、新潟福島豪雨、9月の台風と自然に人間が翻弄された年でした。わが子に施行しした減感作療法の効果はいかに。注射ばかりした1年でした。鳥居薬品の舌下減感作療法が早く発売されたらよいのになあ。

ノルスパンテープのその後

ノルスパンテープを先日ご紹介しましたが約1か月たちましので報告します。5ミリグラムからはじめました。10ミリグラムにしています。5ミリグラムではびくともしませんでしたが10ミリグラムになり御本人も普通の鎮痛剤よりはるかに効くこの量でよいといわれています。副作用である悪心嘔吐、便秘もありません。ひとまず仕事ができるようになりほっと一息です。腰痛やひざの関節痛でお悩みの方で薬を多品目服用中の方におすすめいたします。但し最短で効果発現に3日はかかります。新聞に掲載され俄然注目のくすりです。しびれにはききません。

紅茶

IDFいわゆる国際糖尿病学会の発表です。50か国で調査した結果紅茶の摂取と糖尿病のリスクが反比例するそうだ。喘息に良いと理解していましたが喘息との相関はないそうです。東洋医学の立場からは発酵したお茶はよいとされています。なにがよいか?からだをあたためてくれます。生姜紅茶もあたたまりますが乾姜紅茶はもっと温まります。

インフルエンザワクチン第2回目

インフルエンザの流行入り報道をうけ第2回目のインフルエンザわくちんの予防接種を受けに来られる方が増えたため12月16日の金曜から大忙しです。デンカ生研・武田薬品の添付文書をみていて思うのは3歳未満とか年少の方ほどインフルエンザワクチンを2回予防接種した方が効果があります。、ただし、B型インフルエンザはワクチンの予防接種を2回受けても抗体取得率は薬50パーセント程度です。この世の中で学校も病院も安全ではありません。保育園に入ると病気をするとよくいわれます。病院にいくと耐性菌がいっぱいいる可能性があります。学校で学ぶことわざのように「渡る世間に鬼はなし」が本来の姿です。しかしTVのように「渡る世間に鬼ばかり」が現実です。1回でよいか2回かはたまた受けないか?

蛍雪時代

旺文社から大学受験生向けに蛍雪時代という雑誌が発行されていたのを覚えておられますか?2000年の3月号に第2世代の花粉症の薬を服用した人は第1世代の抗アレルギー薬を服用した人の方が合格率が高かったとの報告が記載され反響を呼んだそうだ。さらにつきつめれば漢方薬を用いれば覚せい作用がありもっと効果があがり厚生労働省の評価が上がったものと考えられる。小太郎漢方製薬の麻黄附子細辛湯カプセルは当クリニックのトップ処方です。インペアードパーフォーマンスは抗アレルギー薬を服用し知らず知らずのうちに集中力や判断力、作業効率が低下した状態です。抗アレルギー薬を服用した時眠気とは違い本人は自覚しません。ジルテックを20ミリグラム服用するとポララミンほどではないが脳内移行が高まりインペアードパーフォーマンスの状態になる。受験勉強をしていて今のアレルギーの治療に満足できない方は姫路の西川クリニックへおこしください。地元の方よりも遠くから来られる地域や校区の方があまり来られないクリニックです。

花粉症2011

2011年のスギ花粉の飛散はすごいと思ったが日本海側に比べ大したことなかったんですね。舞鶴は4倍だったらしいが芦屋はたいしたことなかったらしい。つまり姫路もたいしたことなかったということになる。向こう十年スギ花粉の飛散が減ることはないと考えられている。ヒノキに至っては例年以下だった。かなりとんだ気がしましたがねー。私は眠たくない治療をめざしています・。それには鼻噴霧ステロイドが圧倒的に有効です。抗ロイコトリエン薬と抗ヒスタミン薬や第2世代抗アレルギー薬の併用よりも有効と第一三共が協賛している会でいっていたので間違いありません。スィッチOTC薬の点鼻には血管収縮薬のプリヒナがはいっているのだ。絶対やめた方がよい。慢性の鼻閉のもとである。調剤薬局は鼻噴霧点鼻薬が効きすぎると儲からない。抗LT受容体拮抗薬と第二世代抗アレルギ―薬の併用がよい。第一世代と第二世代の抗アレルギー薬の併用をする耳鼻科もあるが口渇や倦怠感による作業効率の低下を招くのでやめたほうがよい。花粉症2012年は後日お知らせします。