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最後のWEB講演会

最後のWEB講演会とMSDが眼科領域から撤退するからこれで最後のWEB講演会のことでした。引き受ける参天製薬の株価は値上がりしているそうです。テーマは緑内障手術でした。MSD社はノフロ点眼液やチモプトール点眼液の時代から眼科領域に参入していました。MSD社が眼科領域のWEB講演会を行うのは最後でしょう。MSDの糖尿病の薬であるDPP4阻害薬の講演会は6月にも2回入っています。緑内障の手術はシャント手術が出現して大きく変化した。今後自分が手術しなくても術後を見ることは大いにあるだから勉強しなければならない。目からうろこの勉強会でした。保険点数の高いことにびっくりした。わたくしのようなOPなし開業医はどんどん貧乏になる。抗VEGF抗体の薬代や緑内障のシャントチューブに眼科医療費は偏在する。勉強した後の夜の姫路城は昔とあまり変わらなかった。昼の姫路城は本当に白くなった。屋根も白い。文字通り白鷺城です。私は遠くが見にくい。姿を現した姫路城は文字通り白鷺のようです。緑内障点眼液の単剤のNO1はコソプト点眼液です。更に今や緑内障点眼液を4剤も入れている人が増えているそうです。最近、兵庫県外から私のブログを閲覧してくださる人が増えており兵庫県下の方はじり貧です。兵庫県内の方もアクセスしてください。

学校健診の視力

視力検査の結果をお持ちになった方が少ないが来られる。学校では1.0,0.7、0.3この3つの視力しか測定しない。ご存知の保護者はほとんどいません。視力1.0ですよというとそんなに悪いんですかと聞かれます。メガネ視力・コンタクトレンズなどの矯正器具を用いてよいから1.0が正常で1.2,1.5は余分だと話すと嘘といわれる。嘘名ていってません。真剣に話しているのに。そもそも視力の正常値は1.0です。私の学校医を務めている先で市内で眼科の精密検査受診率が最下位に近いところがある。昔は22時ごろまで視力検査に対して眼科を開けていたという眼科医がおられる、夢のような話である。インフルエンザの予防接種でも中学校になったら接種しなくてよいと子供が自宅に帰って話すとやめておこう、日本脳炎で接種した児童が死亡すると怖いからやめておこう、みんないい加減なものである。噂は怖い。ところでワクチンや坐薬は返品不可なんですよ。なぜなら冷所ものと言って管理状態が分からないかです。ところが簡単にキャンセルされる。接種するためにバイアルからすっているのにキャンセルする。困ったものだ。おまけに2年後の確定申告で消費税を課税される。

コソプト点眼液が参天へ

コソプト点眼液について勉強しました。現在、コソプト点眼液はMSDと参天製薬がコラボしている薬です。コソプト点眼液は数年前に聞いたところではお隣韓国ではトップ、日本でも10パーセント以上のシェアを有するコソプト点眼液です、ところがMSD社が眼科領域から撤退することをきめたため参天製薬が世界で販売してゆくそうです。参天製薬は関節リウマチ、眼科に特化した会社です。コソプト点眼液、トルソプト点眼液などが対象です。アイビナール点眼液は杏林製薬のケタスを点眼にしものです。眼科が使う薬の価格は知れているが年商400億円の市場を600億円での取引が成立したそうです。最近は抗VEGF抗体が出現して変わってきましたが。わたしが研究生のころ高い薬を使うなと医局長の先生が注意していた。租税対策措置法の範囲を薬代で超えると税金が高くなる為マンゲルつまりドイツ語の不満足と言っておられました。MSD社といえば関心があるのはヘプタバックスⅡです。B型肝炎ワクチンはビームゲンばかり使ってきていましたがヘプタバックスⅡの方が日本人に多いGENOTYPEのB型肝炎ワクチンだそうです。遺伝子組み換えのヘプタバックスⅡとビームゲンの互換性はないそうです。肺炎球菌ワクチンは秋から老人の定期予防接種に入るそうです。子宮頸がんワクチンがほとんど行われていない状況でいろいろなワクチンに対して外資はどんどん変化して再編している。日本の製薬会社はM&Aに置いてきぼりだそうです。めぼしい新製品が世界的に見てないからだそうです。

視力回復眼科

視力回復眼科なんてあるわけないのに検索キーワドで多く入っている。学校健診の時期だからです。近視回復眼科ならまだ良いが視力回復眼科はかなりインチキだと思う。視力は一時的に具体的はその日だけ回復する。近視回復とは目の長さが短くなることですよ。有り得ない。私のクリニックは大人の或いは老人の眼科なのでお子さんは少ない。検索キーワードで最近視力回復眼科姫路というのが散見される。保護者の方が誤解しているのは視力回復と近視は次元が違う、近視回復と視力回復の訓練どちらもインチキだ。わたしのところに少ないがお子さんがみえる。近視とはなんですかという質問に答えられる保護者は皆無です。だからしりょうく回復という言葉がはびこる。詐欺です。WOCなんて器械もあるが保険適応がない。神戸の細見眼科事件ではないが一つ間違えば具体的にはWOCで視力回復訓練をして保険点数を取ると不正請求として保険医停止5年となる可能性がある。近視とは眼軸長が長いことです。LASIKをもってしても眼軸長は短くなりません。つまり近視は治らない。もっと言えば仮性近視はアメリカにはない。眼時期長は決して短くならない。それでも無駄な金を使って訓練するか?韓国の安全管理が問題になっています。日本は安全重視の国です。LASIKは決して100パーセント安全ではない、コンタクトレンズもアカントアメーバや角膜内皮細胞の減少という問題がある。近視の無駄なWOCの訓練はやめよう。私はWOCを購入したがすぐに売り払った。WOCの訓練するなら安物でもメガネを買うのも考えよう。

水晶体

水晶体の濁りという異常を白内障と言いますが老眼も水晶体の弾力性がなくなることです。老眼と白内障は似ている。誰でもご存知かもしれません。老眼というのも水晶体の異常です。毛様体筋とコラボして水晶体が分厚くなったり薄くなることです。白内障で不眠になる。白内障があるとLEDのブルーライトが昼間は目にはいらない。ブルーライトで体内時計が狂う、白内障は紫外線・放射線と関係する。原因の9割は老化だとされています。ビタミンCを多くとると白内障を予防できるという考えもあるが現在健康保険ではビタミンCは処方できない。アンチエイジングでは高濃度ビタミンCを用いた治療が行われています。早老病といわれる糖尿病は白内障のリスクです。先日も記載したがアトピー性皮膚炎は白内障の危険因子です。目をこする目をたたく、遺伝子的に皮膚が弱いというのは水晶体も発生的に同じなのでアトピー性皮膚炎になるという話がある。老化と今と昔の外傷や打撲、サッカーボールが当たれば一発で白内障となることある。毎年110万件の白内障種々を日本では行っている。日本では白内障手術はときの厚生大臣が自ら手術を受けてよく見えるようになったため保険適応になり利益が出るので白内障手術を行う眼科は多い。

色覚異常の検査と保護者

眼科の学校での検査として色覚検査をしなくなっていることをご存字ですか?視力検査で1.2や1.5を測らないことをご存知ない保護者の方が多すぎる。学校保健は変化しています。保護者の世代では義務教育の中で何回も色覚検査をしていたことがあった。男の子では20人に1人ある出来事ですが学校では検査しないようになっている。まさか色覚検査をしていないなんて知らなかったという保護者の方は多くなった。保護者にとっては誰の遺伝子かというのひとつである。おばあちゃんの遺伝子であったらどうやっておばあちゃんに聞くか大きな課題である。当初は同意書を取ってけんさをしておられた養護教諭もおられたが今はわたしがおとずれる学校ではどこも小学校4年生での検査は行っていません。昨日一人の男の子が学校から電話があって色覚異常の疑いがあるといわれたと来られました。公立ではなかった、その私学ではの法律を超えた検査を行っているようです。同意書もとっていないそうです。男はXY遺伝子ですので保因者にはならず発症します。女はXX遺伝子ですので普通保因者になります。同意書をとってまで色覚検査をするのはちょっと割に合わない気がする。うちの子だけ残して恥をかかせたという発想がおかしい。過度な人権に対する配慮でしょう。特別視するようになった世の中ですが色覚検査をしないで得するより損することの方が多いと私は思います。色覚異常の方がおひとり来られると説明と検査に時間がかかる。しかし一人の人間の将来を左右する問題です。一部の職業には縛りがある。

PK/PD理論と眼科

PK/PD理論は抗菌薬の使用方法をかえた。PK/PD理論に基づき抗菌点眼薬の頻回点眼は行わなくなっている。昔のようにクラビット100mgを三回服用するのではなく、クラビット250mgを2錠まとめて一回、またはクラビット500mgを一回服用します。クラビット点眼液も0.5パーセントから1.5パーセントに変わりつつある。わかりやすく言うとクラビットは時間依存性ではなく濃度依存性である。頻回点眼は時間依存に基づいています。濃度依存性は一日一回で大量投与します頻回点眼を、しても仕方がないという考えです。アモキシリンなどと並びクラビットはBIOAVAILABIRITYが高い抗菌薬です。点滴ができないルートが取れないときはBIOAVAIRABILITYが高い抗菌薬を用いることになっています。私の父親の抗菌薬を用いるときも内服ではグレースビットとかを2から3日使います。広域の抗菌薬を長期使うとしばらく培養結果がRで帰ってきます。Sになるには時間がかかります。療養型病棟ではクラビット500がないかられボフロキサシン100を5錠投与している。抗菌薬の考えが変わっている。膀胱炎ならグレースビット2日で行ける。ペニシリンもクラバモックスという高濃度製品が以前からある。いちご味私は美味しいと思ったが子供には苦味が残るようだ。

斜視と斜位

ゴールデンウイークが終わり、学校健診の時期です。斜視と斜位の違いってお分かりですか。眼位異常で要精密検査の用紙を持参された三歳児検診の視覚検査や眼科健診を受けて要精密検査という方が時々少ないながら御来院になる。私のブログはすぐ上位にアップするから間違えないでください。私は小児眼科は好きな領域ではありません。斜視・弱視は苦手で不案内です。斜視は顕性の眼位異常です、斜位は潜在性の眼位異常です。保護者の方の心情を察してすぐに紹介します。大きな病院へすぐ紹介してしまいます。I AM STRANGERですから間違いがあるかもしれません。分かりやすく述べますと斜視はパット見た目が眼位異常つまりずれていることを意味します。斜視も斜位はCOVER-UNCOVER TESTなどの負荷により眼位異常がみられることです。つまり数秒遮蔽してはずすと斜視ならしばらくして、斜位ならすぐ正位に戻る。ALTERNATIVE COVERーUNCOVER TESTです、左右眼を交代に遮蔽するのは斜視か斜位かを鑑別します。私は小児を診るのが得意ではありません。説明も世渡りもへたくそです。アレルギ―や漢方薬の処方が似合っています。

眼科の診療報酬

4月の診療報酬改定で白内障手術の保険点数を守るため?眼科の診療報酬は大きく下がったような気がする。つまり私のところの収入は確実に減っています、ひとつには抗VEGF抗体の薬価の高さが影響しているらしい。レーザー、緑内障、斜視、硝子体の手術が軒並み点数が下がった、あがったものなんて私には何もない。年期は今年も来年も下がることが決まっている。日本の人口が確実に減る、療養病棟や介護施設に入っている人や生活保護の人を除けばつまり生産人口は非常に減っている、子育て支援と言いながら民主党の子供手当は自民党に政権移管しなくなってしまった。昔面接をしていて子供手当もあるし大丈夫だと思いますといわれた。しかし満額支給することなく廃止になった。子育て支援と言いながら警報がでたら子供を迎えに行かないと返してもらえません。すぐ訴訟をする保護者にも問題がありますけど。普通医療機関〔開業医〕ではシフト表が発表したらあとは変更は勤務に穴をあけないのは個人責任です。病院へはご主人か親族の誰かに依頼するようです。2週間以上前に申し出たら有給、それ以後は無給と決めているところもあります、私のクリニックの子育て支援は予め行事予定をカレンダーに書いていただきます、そして直前の週に来週はこの日この日という風に決めます。通っている保育園により行事の日程の発表が異なるためです。子供はいつ病気してもおかしくない。行事の日は重なります。その日はうちの子を休ませるなりなんなりして家内事業です。

緑内障禁忌薬

ブログに書いてほしいとの要望が多いテーマに緑内障禁忌薬がある。開放隅角緑内障広義にはおそらく緑内障禁忌薬は存在しません。緑内障禁忌薬の奥は深い。緑内障禁忌薬とは緑内障の方に投与してはいけない薬ではなく、隅角が薬を服用した時閉塞する或いは狭くなるのが問題である。緑内障禁忌薬は抗コリン薬や抗ヒスタミン薬などの薬を点眼したり飲んだら緑内障を発症する機序を有する薬です。抗コリン作用を有するものである。点眼薬では散瞳作用のある薬です。内服薬としてはベンゾジアゼピン系の抗不安作用薬、抗ヒスタミン薬、排尿障害の薬などいろいろある。一般に眼科にかかっている人は隅角が狭いと白内障手術またはレーザーイリドトミーをします。だから、眼科にかかっていない人つまりご自身では緑内障ではないと思っている人が危険です、白内障手術をしていない人特に中高年の女性が特に危険です。緑内障の急性発作は嘔吐するからおなかの病気、目から頭が痛いから頭の病気などいろいろ誤診されやすい。初期なら目が赤いこともなくなかなか分かりずらい。急に眼圧あがれば目の前が虹視や白く涙が増えます。