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色覚異常の検査と保護者

眼科の学校での検査として色覚検査をしなくなっていることをご存字ですか?視力検査で1.2や1.5を測らないことをご存知ない保護者の方が多すぎる。学校保健は変化しています。保護者の世代では義務教育の中で何回も色覚検査をしていたことがあった。男の子では20人に1人ある出来事ですが学校では検査しないようになっている。まさか色覚検査をしていないなんて知らなかったという保護者の方は多くなった。保護者にとっては誰の遺伝子かというのひとつである。おばあちゃんの遺伝子であったらどうやっておばあちゃんに聞くか大きな課題である。当初は同意書を取ってけんさをしておられた養護教諭もおられたが今はわたしがおとずれる学校ではどこも小学校4年生での検査は行っていません。昨日一人の男の子が学校から電話があって色覚異常の疑いがあるといわれたと来られました。公立ではなかった、その私学ではの法律を超えた検査を行っているようです。同意書もとっていないそうです。男はXY遺伝子ですので保因者にはならず発症します。女はXX遺伝子ですので普通保因者になります。同意書をとってまで色覚検査をするのはちょっと割に合わない気がする。うちの子だけ残して恥をかかせたという発想がおかしい。過度な人権に対する配慮でしょう。特別視するようになった世の中ですが色覚検査をしないで得するより損することの方が多いと私は思います。色覚異常の方がおひとり来られると説明と検査に時間がかかる。しかし一人の人間の将来を左右する問題です。一部の職業には縛りがある。