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関西支部例会

三連休もあっという間です。今日は大阪駅北側のグランドフロントいわゆるうめきたの地下の会議場で日本東洋医学会の関西支部例会です。昨日は診療終わって姫路駅に出るのに40分の大渋滞でした。久しぶりに関西支部例会です。いったい何年行ってないだろうか。漢方といってもいろいろ流派がある。日本漢方にも流派がある。中医学がある。一貫堂医学のお話を九州の木村豪雄先生がお話しくださる。いずれにせよ会員が減っている日本東洋医学会はお金がない学会です。先日朝来市の生野の黒川へいくと紅葉が始まっていました、小鳥のさえずり、小川のせせらぎ寿命が一瞬止まったように感じました。しかし生野地区は過疎が重症のようです。こういった土地でつまり朝来市の特区で夕張のように漢方界のリーデイングカンパニーツムラさんが生薬の栽培をしていただけたら良いと思います。今日も昼間はお城のあたりは渋滞します。昨日は兵庫県のアレルギー研究会で一番アカデミックといわれる会でした。一時開会の存続が危ぶまれました。アレルギー疾患対策基本法が施行されました。ガンに次ぎ2つ目の疾患対策基本法です。

日本東洋医学会関西支部例会

11月11日には糖尿病学会の近畿へ行こうと思う。毎日毎日イニシンクをはじめマリゼブ、ザファッテクスイニー。デベルザ、ジャデイアンス、カナリアなんてMRさん来ないから遠い。メトグルコは熱心です。そしてしかし日本医師会認定健康スポーツ医の講習もある。三連休最後の11月5日の今日は関西支部例会です。もちろんお目当てはランチョンセミナーの木村乿雄先生です。メトグルコと

低体温の漢方治療

低体温にもいろいろありますが女性の方が体温を上げてほしいといわれる、冷え性もあるし不妊治療で高温期を維持したい人もおられる。女性には卵巣がある、卵巣で排卵は行われる。排卵を支配するのは東洋医学では肝の発揚です。下のものを上にあげる生薬は黄耆です。低体温の漢方治療を希望されてこられたが以前かかっていたところでは60日の処方を受けていたそうです。30日を超えた処方をしてはいけないという前回の診療報酬改定での話で30日を上限に処方をしている。。漢方薬には副作用がある、怖いのは風邪みたいに見える間質性肺炎、むくみが主訴の偽アルドステロン症、そしてアレルギー機序の肝障害。低体温の漢方治療をしてほしいと回りくどいことをおっしゃる40過ぎの女性を見た。いきなりひと月くれとおっしゃる。私の経験上ひと月という長期の処方を初回から希望される方は一回受診してTHE END.患者さんは絶対後へ引かない。インフルエンザでは麻黄湯で体温を挙げて汗をかいて直す、タミフルやリレンザも一日早い解熱をもたらすだけです。日本人タミフル大好きね、魔法の薬ではない。薬剤師さんのアンケートで麻黄湯とカロナールを処方する医師がいるという話がありました。これでは体温が上がりにくく効果が不十分になる。

アロマテラピー

女性の患者そして保護者の方からアロマオイルやアロマテラピーのご質問をいただきます。受付のところでミストが出るのは生活の木、トイレでアロマオイルに棒がたっているのは日本香道の系列鬼頭天薫堂のオイル、そしてオイルに火がついているのがランプベルジュです。生活の木はどこでも百貨店に入っています。ランプベルジュも鬼頭天薫堂もインターネットで購入できます。鬼頭天薫堂はANACROWNに講演を聞きに行くときにOPAで購入していましたが今はセンタープラザに移転しました。私はにおいをかぎ購入したいのでインターネットでは購入したことがありません。ランプベルジュは百貨店で購入していましたが最近は火をつくので購入していません。トイレの青い入れ物は私がスポイトでブレンドしたアロマのエッセンシャルオイルです。トイレは夏の消臭にダスキンのせいhんも使いましたがアロマオイルが効果的です。MENSメンズアロマセラピーという古い書物が出てきました。うちの妻がアロマ数寄屋から私も好きですという男性患者さんは少ないけどおられます。

諸風悼眩皆肝に属す

諸風晫眩皆肝に属する。ふらつく、動揺感、眩暈、筋肉のしんぜんつまりぴくぴくこれらはみな肝に属する。風は風と読みます。風は良く動く、それは内風と呼ばれ肝陰虚から肝陽上亢そして肝陽化風にいたりめまいがそしてふらつきが起こります。めまいは肝の異常です。中医学では諸風悼眩皆肝に属すという言葉があります。無形の痰は眩暈・瘰癧・陰疽流注など特殊な病態が挙げられます。以前は関西系統中医学講座でも学習したような気がしますが台風接近の今日行われた講義ではしょふうとうげんみなかんにぞくすという文言はなかった。肝は肝臓ではありません、もっと広い意味です。今日は台風接近中にもかかわらず結構遠いところからお越しのようでした。ふうはふうじゃ、風はかぜとよみ正常。ふうには内風と外風がある。血虚や陰虚で生じるのが内風、ふうじゃは外風です。姫路駅に到着して歩いていると何とか帰ってこれましたとおっしゃる人がいた。台風接近の今日風の話が聞けた。皆勤賞まであと2回です。梅田にはいっぱい人がいた。新快速が間引き運転を始めるまでに何とか姫路につきました。

邱紅梅先生の不妊治療のお話

邱紅梅先生の不妊治療の話をhappyなことに10月は二回拝聴しました。北京中医学大学から一人っ子政策解除で二人目の妊娠を希望する方向けに関連3病院の中医師対象で講演に行かれた紅邱梅先生は講演も中医学的診療も熱心な方のようでなんとホームページもなくしかし患者さんがあふれているそうです。子宮内膜の話もない幕をプランターに例えてお話なさる。腎虚とお血は内膜を薄くして着床力を低下させる。内膜感受性は五臓では肝だそうです。ろきそにんのようなつよいNSAIDsが必要な方は血瘀が強い。したがって骨盤の蚊の血流改善を目指す必要があるそうです。ニキビなど皮膚科の漢方治療を行うと妊娠することが結構あるそうです。これは漢方薬が妊娠しやすい体を作っているそうです。内膜症や子宮腺筋症はお血が非常に強い1年間は妊娠しないと思ったほうが良いそうです。手術や癒着も血瘀だそうです。先日私のところでもCHOKOLATE CYSTがあるから6カ月は体質改善でよいといわれた方がおられました。姫路では不妊治療の時に漢方薬の話をすると来なくてよいとまでいう医療機関があるらしい。コタロー匙クラブ芎基調血飲第一加減はそんなに効くのでしょうか。

漢方エキス発売60周年記念

ホテルマイステイズ新大阪カンファレンスセンターで漢方エキス発売60周年記念の講演会が行われました。漢方エキス発売60周年記念講演会おめでとうございます。そして漢方診療ができてありがとうございます。保険適応外ですがコタロー匙クラブには不妊治療に欠かせない芎帰調血飲第一加減はじめ漢方エキス製剤をを最初に開発した会社はコタロー漢方製薬でした。わたくしたちが漢方薬をインスタントコーヒーのように漢方薬を処方できるのは1967年に漢方エキス製剤6処方7製剤をやっ価収載に持ち込んだコタロー漢方製薬が漢方エキス製剤のパイオニアとして責務を果たすところが大きい。系統中医学講座で仙頭先生がコタローの社長さん自らから小太郎漢方製薬のラインナップにかかわらずお話してくださいといわれていました。その社長さんのお話を今日は短時間ながら聞くことができました。今日は雨が降り足元が悪く新大阪からのタクシー代をケチったため会場についたら靴も靴下もずぶぬれでした。しかし社長さんのお話以外も素晴らしい講演ばかりでした。姫路の医療機関には不妊治療で漢方薬の話をすると来なくてよいといわれるところがあるそうです。こんな情報も薬剤師の先生から教えていただき有用な会に参加できてうれしかった。不妊治療の患者さんはものすごく勉強されている方が多い、負けないように婦人科の西洋医学を勉強しよう。姫路駅に着くとサルコペニアフレイル学会に参加された漢方薬のリーデイングカンパニーのMRさんにお会いしました、メーカーそして流派を問わず漢方をより多くの方にご処方したい。

あさのこわばり

関節リウマチの朝のこわばりは大症状の一つです。昔は慢性関節リウマチと呼んでいたがその思い呼称に異議があり関節リウマチと呼んでいる。在宅医療で診る患者さんは指が変形していてPSLが3mgとか4mg投薬されている。PSLでは指の変形は止められない。ステロイドでは弱いのです。関節リウマチと診断したらMTXをためらうことなく使うのが標準治療になっています。最近関節リウマチではないのにMORNING STIFFNESSが陽性となるケースが増えている、そして漢方診療でお越しになる。朝のこわばりや朝のしびれは潜在性浮腫により起こります。水の異常と日本漢方では考えます。なるほどでは水が動くように考えたらよいようです。あっためるとか気を動かすとかいろいろ思いつきます。九味檳榔湯が良いこともあるようです。腓腹筋の圧痛があれば九味檳榔湯と昔から言われています。コタローの九味檳榔湯を仙頭正四郎先生は漢方界のポルシェと古くからおっしゃっています。九味檳榔湯は理気薬ばかりで向きは下向きであっためて乾かせるベクトルが一貫性があります。水を動かすことは難しい。単なる利水薬では動かない。

漢方薬の副作用

漢方薬は良いですね、副作用がないですものね。こんなことをおっしゃる方はさすがに最近はなくなった。そばを食べてあるいはそばをゆでたあとうどんをゆでてアナフィラキシー反応を起こすことは皆無ではありません。マスコミによると青汁で肝障害が起きた、当然である。漢方薬にも副作用があるのは常識です、山梔子はクチナシです。腸間膜静脈硬化症は回盲部あたりから右側結腸に起こる新しい概念です。山梔子が悪いという説がありますがまだまだ分からないことだらけです。さらに診断がついている人も少ないようです。漢方薬の半数には甘草が配合されている。西川病院があったころカンゾウの薬が何とか言うとったでと患者さんはおっしゃいました。肝臓の薬と患者さんが思ったのは甘草のことです。肝臓と甘草紙にでも書いて服薬指導しないと患者さんには伝わらないと思います。漢方薬は薬、アレルギー機序で間質性肺炎、アレルギー機序の肝機能障害は起こる。胃薬である六君子湯で胃があれる。これは六君子湯は四君子湯と二陳湯の配合剤です。補気が必要な人には二陳湯で理気すると空回りすることがある。聞かせることも重要ですが漢方薬で副作用が起こることを周知することも漢方専門医の役目です。

当帰芍薬散では妊娠しない

挙児希望の患者さんのお話をお伺いしていますと当帰芍薬散も飲んだことありますとほぼ前例の方がおっしゃいます。しかし、当帰芍薬散で授かったという話は聞きません。当帰芍薬散は女性医療において有名すぎる漢方薬です。当帰芍薬散で胃腸障害を起こして服用できない女性が多いと思います。だから最近当帰芍薬散はほとんど使わない。当帰芍薬散は半分四物湯半分五苓散のイメージの処方ですのであまり血瘀に対する配慮がない処方です。四物湯から地黄を抜いています。つまり腎に対する生薬を抜いています。腎女性の先天の本は肝とされ男性は腎とされる。しかし肝腎同源という言葉も有名です。当帰といえば肝です。肝は蔵血の臓器です。肝は肝臓ではなくは腎は腎臓ではなくもっと広い意味です。肝は自律神経系も含み腎は先天の本で泌尿生殖器をも含みます。また五苓散の方位が入ることによりもともと便秘の女性がより一層便秘に至ります。中国人中医師は皆おっしゃいます、当帰芍薬散出す、漢方わかってないかな?活血・理気・温陽もっと強力に。最近更年期障害にプラセンタの注射を保険で希望される方が増えています。。。。。。むくむが取れたり肩こりが楽になったり。漢方薬よりもっと不思議な世界です。