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当帰芍薬散では妊娠しない

挙児希望の患者さんのお話をお伺いしていますと当帰芍薬散も飲んだことありますとほぼ前例の方がおっしゃいます。しかし、当帰芍薬散で授かったという話は聞きません。当帰芍薬散は女性医療において有名すぎる漢方薬です。当帰芍薬散で胃腸障害を起こして服用できない女性が多いと思います。だから最近当帰芍薬散はほとんど使わない。当帰芍薬散は半分四物湯半分五苓散のイメージの処方ですのであまり血瘀に対する配慮がない処方です。四物湯から地黄を抜いています。つまり腎に対する生薬を抜いています。腎女性の先天の本は肝とされ男性は腎とされる。しかし肝腎同源という言葉も有名です。当帰といえば肝です。肝は蔵血の臓器です。肝は肝臓ではなくは腎は腎臓ではなくもっと広い意味です。肝は自律神経系も含み腎は先天の本で泌尿生殖器をも含みます。また五苓散の方位が入ることによりもともと便秘の女性がより一層便秘に至ります。中国人中医師は皆おっしゃいます、当帰芍薬散出す、漢方わかってないかな?活血・理気・温陽もっと強力に。最近更年期障害にプラセンタの注射を保険で希望される方が増えています。。。。。。むくむが取れたり肩こりが楽になったり。漢方薬よりもっと不思議な世界です。