記事一覧

花粉症の注射

久しぶりですとご年配の男性に声をかけられた、花粉症で西川病院の時代に多くの点眼液と内服薬を処方していた人です。最近は年に一回かかりつけの内科で注射してもろうたら先生と縁がなくなったといわれました。デポ化製剤のステロイドを注射されているようです。私にとって花粉症の注射といえばノイロトロピンやヒスタグロビンです。何年の注射に通っていただく治療です。ノイロトロピンは神経痛のも花粉症にも適応があり注射が痛いという人いたくない人いろいろです。花粉症に保険適応を有するのはヒスタグロビンも同じです。最近は注射しなくても舌下免疫療法が普及している。スギもダニも続いている方はみんな効いている。舌下免疫療法は管理料や指導料がつかないから安価な治療で医療機関の経営には?こどものダニの舌下免疫療法を初めて導入した。最初は四分の一錠をザイザルシロップの前投薬下で行ったがやはりかゆいそうです。お二人とも女の子続くとよいけどね。12歳以上でもかゆいというから四分の一に舌がかゆかった、続けて頑張ってください。気管支ぜんそくの予防になるかもしれない。

相模原アレルギーセミナーで8月3日8月4日休診です

ご迷惑をおかけします、8月3日(金)8月4日(土)は相模原アレルギーセミナーへ昨年に続いて参加のため休診です。相模原アレルギーセミナーは実習は講義としてはありません。3日の間ずっと座学で参加費は三万五千円です。交通費と宿泊費を入れると10万円近くかかります。一流の講師の話を朝の軽食昼のランチョンセミナー、夕方には横浜のおやつも出ます、とにかく充実しています。これからの日本のアレルギー診療を担う若い医師が多い、女医さんも多いと思います。夏季休暇を使って勉強にお越しの方が多いと思います。居眠りするのは私ぐらい、みんな必死で勉強しています。小児科の日成人の日に分かれていますが私はすべて参加します。私は体力がないので昨年はルートイン馬車道駅の大浴場で疲れをいやしていました。今年は姫路から2人か3人ご参加になるようなので夜はアレルギー談義をしようと約束しています。研修医・専攻医は放射線科で当直は救急、眼科に変わり、姫路に帰り漢方診療を初めてアレルギー学会に入り全国で20人の眼科専門医を有するアレルギー専門医として恥ずかしくないよう勉強しています。勿論お盆もお休みします。

産業医のなり手がない

上場している大きな会社ばかり産業医をいくつかさせていただいている。医師会で公募したがなり手がない有名企業から仕事を受けてくれと医師会で頼まれた。大きな会社といっても本社健康管理室が動いているところとそうでないところで全く異なる。最近引き受けた会社は何かと大変です。私が他社で受けている待遇に比べてはるかに低い。在宅でいろいろ業務を委託される例えば職場復帰の面談です。これは定期訪問の時間ではないので残業が付くと思ったら奉仕のようで三社契約を結ぶ姫路市医師会と相談して再考を求めた、総務と相談するとのことでした。誰も公募しても手を上げなかった企業にはやはり訳があった。あまりに報酬が安いので医師会に相談するとしんどくない仕事ではありませんか?そんなことはなかった。前任者の産業医と先日お話しましたが御仏のような方でした。企業の言うとおり動いていたようです。私は保健衛生の労働衛生コンサルタントになる前には産業医の仕事を一つもしていない奇跡の合格でした、舛添要一厚生労働大臣の印が押してある。大阪でパ○ソ○ックの統括産業医の先生にボロカス言われてしごいていただいた。今でもあまりに不出来なので名前を憶えていてくださる。なんせ産業医業務を一度もせずに保健衛生の労働衛生コンサルタントの試験に合格するのは至難の業です。

便秘の治療

アミテイーザ、グーフィスそして過敏性腸症候群のリンゼスが便秘と薬としてセンナや酸化マグネシウムと変わるかどうか。私は漢方専門医だから漢方しか出せないそんなことがないのが日本の医師免許です。アレルギー科を標ぼうする医療機関の半数以上がアレルギー専門医でない。日本は自由標傍性なので医師免許があれば何でもできる。便秘を見る医師は非常に多い。漢方薬は安くてよく効く、さらにおなかが痛くならない...良いことばかりかといえばそんなことはない。センノサイドはメラノーシスコリと言って大腸に色素沈着が起こる。漢方薬の山梔子いわゆるクチナシを10年20年投与すると特発性腸間膜静膜硬化症が起きることがある。他院で黄連解毒湯を更年期のホットフラッシュで10年処方された方がお越しになったので女神算に変法した。かなりもめたが黄連解毒湯を10年も処方する医師がいることが問題です。黄連解毒湯や痔の薬をくれといわれたのでお越しいただかなくても結構ですとまで言った。最近そんな患者さんが多い。保険診療はいわば税金を使った診療です。確定申告でセルフメディケーション税制を利用した方が少なかったそうです。宣伝不足というかなんでも保険診療と思っている方が多い。新幹線でよく寝たので目が明いてしまいました。

漢方薬はレセプト一枚で2剤まで

最近漢方薬が2次審査で査定される。月の初めと月の終わりに二回お越しになったり、処方が合わないと中3日でお越しになり査定されたり。西洋薬の新薬に比べたら安い漢方薬がバンバン査定される。社保に連絡すると病名ありますか?あります。中3日で処方しているから査定したそうです。そしたら症状安定しない例で30日を超える処方をしろということですか?といったやり取りをしてもう一度突合再審と書いて提出してくださいとのことでした。なんせ昨年の10月のレセプトを保険者の申し立てにより査定します。期日までに提出しないときはこちらの判断で査定します。ツムラ加味帰脾湯を初めて処方するので14日良かったので3日後に28日処方したのが悪いというのです。そしたら42日を推奨するのかといえば30日を超えた処方は分割処方しなさいと言われることもある。漢方薬は2剤満量は認めるという申し合わせがある、クラシエ柴胡加竜骨牡蠣湯は12錠分2で三分の二の量にしている。今度の突合再審で復活することを祈ります。薬局の調剤料も査定され1万円近くの損害です。