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眼科の往診

私はペーパードライバーなので往診を頼まれたら送り迎えをしていただくことが条件です。往診でよくなりましたとご連絡いただきました。片道4500円から5000円もする遠くの方から往診の依頼を受けた。交通費の自費徴収は認められていますから何も問題はありませんが5000円といえばどこまでいけるのでしょうか。眼科には訪問診療の概念はありません。なぜなら主治医にはなれないからです、眼科は手術に力を入れていたので手術は進歩した、その代わり管理料が何もない。眼科には説明の時間が長い私のような医師には向いていません。眼科がなぜ往診から取り残されてしまったか。これは白内障の手術という魔物が降ってわき保険適応されてたからと思います。時の厚生大臣丹羽先生が白内障手術を受けられこんな良いものは健康保険の適応にすべきであるとのご意見で一気に白内障手術は爆発し白内障手術を行う眼科医が長者番付に名前が載った。顕微鏡手術で機会が高いと言って白内障手術はもうかる利益を生む眼科医が急に増えた。いまは眼科を志願する若い医師がいない。在宅医療をしないと昭和20年代のように家で死亡する時代は来ない。

添付文書

最近お薬の添付文章が重要視されており、裁判になると添付文章が大切です。2週間を超えて投与したときの有効性と安全性は検討されていないとデイレグラの添付文書に記載がある。これを変更するのは難しいそうです。DEPATURE STUDYで8週間までの安全性を確認したにもかかわらず添付文書の改定には大きな壁があるそうです。発売時はできるだけ早く市場に送り出したい、後発医薬品ではちょっと異なる。AGが非常に多くなっています。フェキソフェナジンのAG「SANIK」の売り上げは一番ではない、納入価がお高いことが原因だそうです。AGは他の後発医薬品数ヶ月先行発売できるに対してその間に薬審をPASSできる。これからのジェネリックは全く同じものを作ることが要求される。患者さんにちょっとでも不利なことがあってはいけない、といいながら私がせっかく処方箋にサンドール点眼液と書いた処方箋を先発品のミドリンM点眼液に了解なく先発品変更した調剤薬局が姫路にある。困ったものです。これは患者さんにとって翁不利益です。今後子供の薬は出なくなる、不利益について保護者に説明したら誰も臨床治験に参加しません。

漢方薬とステロイド

漢方薬かステロイドかという患者さんがかなりお越しになる。次元が異なる医学なのでぜひ併用していただきたい。漢方薬のせんじ薬単独のアトピー性皮膚炎の方が見えた、昔ご一緒に働いたことがある医師のところにかかっておられたが漢方薬のせんじ薬だけしか処方されていませんでした。目を見ると春季カタルで角膜潰瘍を合併している。今どきこんな方がおられるのかとびっくりした。視力もほとんど出ない。姫路以外からお越しになったので大きな病院あてに紹介しました。せんじ薬は今や絶滅危惧種です、逆ザヤで保険診療で漢方薬のせんじ薬を出すと損をする。混合診療には手を染めないことにしています。プラセンタの注射も一回1Aのみです。自費で大量に売っているところもあるが消費税納税の時に働いて損したと思うのでプラセンタは保険の範囲内で行っています。せんじ薬の変りがコタロー漢方の匙クラブですがこれも高くて希望する人はいない。また近くの調剤薬局で売っていただこうと思ったがOTCはツムラでないとだめらしい。できるだけ自費での診療はしたくない。

乾癬

乾癬の薬も多くなっています。乾癬の講演を聞くためキャッスルホテルに行きました。多くの参加者がおられました。乾癬の方の頭につけるシャンプーまで保険適応になっているそうです。TNFα以外にもいろいろ生物製剤が登場しています。乾癬性関節炎の話も聞きました。なかなか皮疹がないとリウマチとの鑑別診断が難しい時もあるそうです。姫路キャッスルホテルはルートインのグループに今は属しています.キャッスルホテルのおゆは姫路の北部の温泉から正確には冷泉から運ばれているそうです。子供の修学旅行がLONDONから北海道へテロの影響で昨年から変わった。北海道の南は中学でも行った。その代りにおこずかいが無制限になった。しかしながらカニを宅急便で送ってくれたのは良いが足だけでした、私はカニ味噌が好きです。お小遣いいっぱい残して帰ってきた。カバノキ科の花粉症が有る子なので果物食べて口がかゆくなる。デイレグラを持たせたが不要だった。姫路駅のロータリーで待っていたが20分遅れで到着した。おかげで感染の講演をすべて聞けなかったのが残念です。ちなみに一人目の演者は私の高校の同級生でした。