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側鎖を変えただけの薬

STGT2阻害剤のスーグラが発売される前に川崎医科大学の加来先生がどの薬も似たようなものですよ、側鎖が変わっただけですからねと言われていました。夢のない話です。側鎖を変えるだけでいっぱい新薬ができ光学異性体で新薬となる。もっと言えばPSEUDEPHDRINEをアレグラに加えたらデイレグラです。鼻閉の人にはとても有効です、OTCの薬の方がよくきくんですと言われみるとプソイドエフェドリンが配合されていました。デスロラタジンなんて新薬も素晴らしいがロラタジンにPSEUDEPHDRINEを加えてて新薬を作る方が売れそうな気がします。ビラノアとデスロラタジンの後に出てくるアレルギーの薬がまたロラタジンの代謝産物だそうです。NH2やCOOHを構造式に持つことが抗アレルギー薬では重要だそうです。アミノ基には抗コリン作用があるそうです。アレジオンやデザレックスだそうです。デザレックスということはルパタジンもでしょうか。カルボキシル基が付くものは抗コリン作用が弱いそうです。

口がかゆい

舌下免疫療法を導入する口がかゆくなる人がかなりおられる。口がかゆくなることはスギのシダトレンでは少ないと思っていましたが結構ある。花粉症がある種の食べ物と関係して口がかゆくなるアレルギーをOASとかPFSとか呼んでいる。ダニアレルギーの舌下免疫療法はめっちゃくちゃかゆくなる。だからうまくいかないと思っていました。ところがダニアレルギーの舌下免疫療法の薬が二つになりさらに私の中でそれなりにイメージができてきました。若い人ほど口の中がかゆくなる、ゆっくり増量するダニも一気に増量するダニも低用量も高用量も口の中はかゆくなると思って間違えない。口がかゆくないといわれるまでは14日処方するくらいの根性がいる。最近の若いモンはといつの時代も言われるが舌下免疫療法においても最近の若い者は続かない。3月が「なくなれば」スギ花粉症の方の人生が変わる。そう思って頑張らない方が増えている。口内炎と抜歯の時はシダトレンをしないでくださいねと言ってもシダトレンを休薬しない人もいる。私のブログはREALWORLDです。第一三共エスファのAUTHORIZEDGENERICの話にはびっくりした方が多いと思います。オルメテック、ミカルデス、ミコンビ、ミカムロそしてクレストールみんなまとめてAGとして面倒見るとは太っ腹です。これからそんな時代です。全く同じジェネリック品が日本でも標準になりそうです。